カタスミ

ジョゼと虎と魚たち

アニメ版を見ました。
以下ネタバレあり。






















以前原作を読んだのですが
大分短編だったので
どう肉付けされてるのかってのも楽しみでした。
原作はジョゼは恒夫に依存してるっぽかったし
先行きは非常に不安定な感じだったように思うのですが
アニメ版はお互いが自立し、前を向いて歩いており
良い感じの青春ストーリーって感じで
改変としては良い方向だったのではないでしょうか?

ジョゼのばあちゃんの外に出さない方針は
目の前の事を考えると正解なのかも知れないが
自分の年齢とか考えたら、死後残されたジョゼの事を考えて
もうちょっと自立する方向へ導かないといけなかったのでは…
恒夫とたまたま出会ったから良かったものの
それがなかったらどうするつもりだったのかね…

後、恋のライバル舞の存在だが
おめぇが余計な事言わなきゃ恒夫は怪我しなかったんじゃ…とか思ったり。
わざわざ煽りに行ったりして、全然いい女じゃ無いよなぁ~。
恒夫の怪我はちょっと安直な展開の気もしましたが
その後障害者の気持ちを知ったり、逆にジョゼが恒夫を励ましたりするので
まぁ結果オーライなのかなぁとも思いました。

最後迎えに来てって行って行かないジョゼですが
何でこういう人達はあえて問題が起こりそうな行動をするんでしょうね?w
出会いと同じようにラストの再会も坂道転げ落ちてぶつかるのですが
今の恒夫は怪我が完治した訳では無いのでなんかあったらどうすんの?
とか、もうそういう目線でしか見られませんよねw
あえての行動がなければドラマは起こらないんだけど
常日頃からなるべく面倒ごとは回避したい質なので^^;

一度夢を諦めた恒夫がジョゼに励まされて再び前を向いて歩き出し
留学してメキシコに渡った描写があったのは良かったが
どうせそこまで描くなら魚の群れを見た描写までして欲しかったなぁ…
贅沢な要望かもしれんが^^;

原作はもっと濃厚な大人な関係で
でも先行きは不安で見えない感じの終わりに対し
アニメ版の方はとてもキラキラした清々しい終わりで
どっちが好きかって言われたらアニメ版が好きですね。
でも原作が好きな人ならこれはひどい改変!って言うかもw
原作って言うか原案ってくらい話には差があると思う。
恒夫の怪我の話も原作には無かったし、
それぞれのキャラの背景に夢とか趣味とかの設定が追加されていて、
そういう肉付けによってここまで話を膨らませられるんだなぁ…
と思った次第であります。
声優さんも俳優さん使ってるみたいだけど違和感なくて上手かった。
星は4つ。
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