非常に難解でした…
以下ネタバレあり。
物語の肝なので、映画を視聴してから
感想を見る事をお勧めします。
主人公は記憶が10分しか維持できない。
それは妻が殺された時、自分も襲われその後遺症の為である。
なのでそれより以前の事は記憶している。
ただ事件以降の事は一切記憶できない為
写真やらメモやらでなんとか記憶をとどめつつ
妻を殺した犯人を探し出そうとしている。
といった内容。
この映画の斬新な所は
結論から始まる、というところでしょうか。
現在から過去へさかのぼる、という流れで
真実を見出していく、という構成。
なかなか面白い流れですが、いろいろ把握するのに頭を使う…
結局テディにはめられてジミーを殺しちゃったって事ですかね?
ナタリーはその事を恨みに思って逆にレナードをはめて
テディを殺させたって事ですかね?
この話の構成だとテディが犯人でした、ってオチは
絶対にないだろうなぁ…と思って見ていましたが
なるほど、やっぱ真実は別にありましたね。
記憶がもたないという主人公の設定がすごく生きている内容でした。
結局奥さんは故意でないとはいえ、自分が死に追いやって
さらに、自分を襲った犯人もすでに復讐済みであったと。
しかしそんな事はすっかり忘れてまた犯人と思しき奴に復讐したと。
そしてまたまたそんな事はすっかり忘れて映画の冒頭に繋がると。
んー難しい!
記憶をなくす、といいつつ、恐らくは頭のどこかで
奥さんを殺したのは自分であるという事を分かっていたのかな?
それで、その事をなかった事にしたいが為に
何度も何度もサミュエルの事を自分に言い聞かせているんだろうなぁ。
多分復讐よりはその事実を覆い隠すって事がレナードにとって大切で
復讐うんぬんはその事実を隠すた為の大義名分だったんだろうね。
だから復讐を完了してもその事をメモしてないんだろうなぁ。
物語冒頭のテディを殺した後も、
もしかしたらまだ復讐を続けるのかもしれない…
おい、もうこいつやばいから誰かどこかの病院に収監しろ!!
ナタリーがレナードに殴られた後、
平然とドッドに殴られたとか言ってるあたりは
嘘つきはこいつか…と思いましたが
テディはお金欲しさにレナードを利用してジミーを殺させるし
レナードは全ての真実を語ったテディを恨んで
恐らくは今後すべてを忘れた自分がテディを犯人だと思うように仕向けるという。
ナタリーもテディもそして自分すらも大ウソつきであったというオチですな。
テディはなんであんなにレナードに付きまとったんだろうね?
また騙そうと思って、というよりは心配とか、同情とか、哀れみとか
そう言った感情なのかな?と勝手に思ったり。
記憶なくすけど、メモを取るという行為と、
自分が記憶をなくすって事は分かってるのね。
その辺がちょっと不思議ではありましたが
まぁまぁ面白かったッス!
星は3.5です。
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