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カタスミ

『七回死んだ男』西澤保彦著

どうも私はタイムトラベルものが
ツボにはまるようである、という事に気づいたので
ネットで探して評価高いものを読んでみる事に。
以下ネタバレあり。




























主人公は自分の意思に関係なく
ある1日を繰り返し過ごす『体質』を持っていた。
それが始まると、止める事は出来ないし
連続して合計9回繰り返すまでは次の日にならない。
1週目は何事もなく無事に終わった1月2日の2週目、突如祖父が誰かに殺される事になる。


設定としては面白いのですが
本格的ミステリーと思っていたら、超絶ゆるゆる系のお話でした。
何度も同じ日をやり直して最終的に真犯人を突き止めるのかと思ったら
そうでもなくて、毎回犯人が変わるけど
爺さんは絶対死んじゃう…みたいな展開でした。

実は2日、でなくて3日が繰り返されていた…
というのには全然気がつかなかったのですが
主人公も、酒の酔い具合とかで分からんかったのかね?
確かに言われてみればなるほどそうか…って伏線はいっぱいあったんですが
話がゆるいのでこっちも気がゆるゆるでした…w

3日を9回続けてる最中の1回で主人公が実は死んでいた
というのは、最初の1日からなるべく逸れ無いようになるって言うのとは
矛盾しているような気もするけど、最終的に爺さんは死ななかったから
その辺はどうとでもなると思っとけばいいのかね?

勇者ヨシヒコとかの雰囲気でドラマ化したら
ゆるい感じで良さそう…w
しかしわいはもうちょっとハラハラ感が欲しかったんや…!
星は3つで。

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