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カタスミ

『死亡フラグが立ちました!』七尾与史著

タイトルに惹かれて買いました。
死神、と呼ばれる殺し屋を探して
奮闘するライターを中心とした
コメディタッチのミステリーです。
軽い読み物、と言う感じでしょうか。
以下ネタバレありなのでご注意を。







途中まではよかった。
一見無関係な登場人物が
最後ひとつに繋がる辺りまでは楽しく読めました。
しかしラストがどうもすっきりしない。
最終的に全員殺し屋に殺される方向に流れていくのですが
その殺害方法もご都合主義と言うか、お粗末としか言えない…
主人公が殺されそうになる場面に至っては
通り魔が現れるわ、ヘリコプターが落ちてくるわ、
ありえない、ありえない、の連続で。
それも殺し屋の計算通り、と言われてもね。
納得できないってのが正直なところ。
せっかく本宮先輩と言う面白いキャラがいるんだから
この人がばばーっと殺し屋達を陥れてくれた方が
爽快だった気がする。
後、あの不倫男は結局してやったりだったのかな。それもむかつくわ~。
軽い読み物だったので多少の奇想天外な展開は許せたものの
『正直うまくまとめられなかったんでしょ?』ってレベルの
ラストですべてを台無しにしてしまった感じです。
最後の手抜きが目に見えたのが残念な作品でした。

星2つかな…(^^;)

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