軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

 9月30日(木) 瓢箪から・・・何? 124

2010-09-30 21:57:58 | 日記
 
 今日で9月が終わり、学年のちょうど半分が過ぎました。

 今日発行の2学年通信『Plus One』第16号は「校長先生からのメッセージ」でした。
 1学期の終業式の校長講話を載せたいという話だったので、内容は編集長の長嶋先生にお任せしました。
 実際の通信はトップページに掲載されていますので、そこからご覧いただけます。
 私のボックスにも通信が入れてくれてあり、付けられた付箋には「原稿ありがとうございました。1年間の学校生活の折り返しです。生徒たちにまた新たな気持ちで学校生活を送ってもらいたいです。私もそうします」という長嶋先生のことばが添えられていました。

 学級通信や学年通信、○○だよりなどを通じて、本校の内外で大勢の先生が生徒にメッセージを発信しています。
 私の経験上、その「思い」は必ず生徒に伝わっていくと思います。
 要する時間に長短はあっても、すべての生徒が、その「思い」を受け止める素養を必ず持っていると思います。
 書き手も、それだけの「思い」と時間とエネルギーと、場合によっては「いのち」までかけているんですからね。
 がんばれ、教師!

 午後には、町の社会福祉協議会の土屋さんが校長室にお見えになりました。
 12月5日(日)に行われる、第17回軽井沢町社会福祉大会の説明をするためです。
 昨年度は、講師に「夜回り先生」を呼び、677人という過去最高の参加者があったそうです。
 今年の講師は毒蝮三太夫さん。
 私から上の年代の人はよく知っている人ですが、若い人はどうなのでしょうか。
 そして、講演と並ぶ、もう1つの企画として、創作劇を行うのですが、その脚本を本校演劇部が担当し、出演・スタッフを演劇部の生徒と町民有志がつとめるというのです。
 これまで大会の企画として演劇をやったことはあるそうですが、高校生を中心にやるのは初めてではないか、とのことでした。
 土屋さんは、前向きな方で、かつ「アイディア・ウーマン」で、この2つの企画以外にも、展示企画として、メッセージを添えた色々な世代の「手」の写真展を考えているという話でした。
 また、穏やかな表情で、メモを取りながら私の話を聞く姿が印象的でした。

 軽高の演劇部は噴煙祭をもって3年生が引退をしたので、現在2年生と1年生だけで活動しています。
 脚本は、2年生の齊藤さんと田中さんの二人が夏休みから取り掛かり、すでに脱稿しているとのことで、将来に夢を描けない女子高校生が、偶然タイムスリップした先で、卑弥呼、アインシュタイン、新撰組などと出会い、自我に目覚めるというような内容になっているそうです。
 10月5日(火)からいよいよ練習に入るとのこと、いやあ、実に楽しみです。 

 写真右はPTA副会長の池田さんから噴煙祭バザーの時にいただいた瓢箪、左は9月13日(月)の日記で触れた教え子Kのニュージーランド土産、メモ留めです。
 「瓢箪から駒(が出る)」ということわざがあります。
 中国に「四遊記」というのがあり、東・西・南・北の「遊記」からなっていて、有名な『西遊記』もその一つですが、そのうちの『東遊記』という小説に、張果という仙人が出てきます。
 その張果老は、白いロバに乗って1日に数万里(1里は約4km)を行き、休むときはロバを腰の瓢箪に納め、乗るときには水を噴いて瓢箪からロバを出したそうです。
 「駒」とは馬のことで、この話から「瓢箪から駒(が出る)」が「意外な所から意外なものが出る」意味になったようです。

 過日行った1年生対象の特別授業で、ことわざの由来をいくつか生徒に紹介しました。
 「うんともすんとも言わない」の「すん」は何か?とか、「ぎゃふんと言わせてやる」の「ぎゃふん」とは何か?といった話をする場面で、実は「瓢箪から駒(が出る)」の「駒」って何?というのも教材として考えましたが、全体の時間の都合上、準備段階でカットしたものなのです。
 人生には、もちろん堅実さも大切ですが、同時に、意外性もあった方が楽しいように思います。
 皆さんは瓢箪から何が出たら楽しいでしょうか、あるいは、瓢箪から何を出したいでしょうか、なんてことも生徒に聞いてみたかった気はしています。

 明日は、秋のクラスマッチの予定ですが、今日は一日中しとしとと雨降りでした。
 その雨は、まだ降り続いています。
 明日の朝8時に実施の判断、できるといいのですが。

 9月29日(水) ポカホンタス 123

2010-09-29 19:47:38 | 日記

 今日の軽井沢の最高気温は18℃台でしたが、風もなく、陽当たりもよかったため、校長室や事務室など、南側の窓からしっかり陽が入る部屋では、戸と窓を締めていると、部屋の中の温度がどんどん上がって、まさに「ぽかぽか陽気」、体感では25℃以上の感じでした。
 ところが、午後になって日が陰ると、徐々に気温が下がりました。
 明日の予報では、天気は雨、最高気温も10℃ちょっとだそうで、また「初冬」に戻ってしまいそうです。

 テスト後には、予定どおり、原付自転車講習会と「すのこ」の製作が行われました。
 どちらも詳細がトップページに掲載されています。
 原付自転車講習会は、浅間自動車学校のご厚意により、生徒指導の山極先生と吉澤(健)先生が会場まで生徒を引率して実施しました。
 「すのこ」は今後もあといくつか作るようですが、今日の時点で、写真のように、渡り廊下の「すのこ」が2列になりました。
 左側の列が、校用技師さん二人と担当係の吉澤(晴)先生の指導の下、生徒たちが作ってくれた新しい「すのこ」です。
 夕方撮影したので少し暗い感じですが、昨日の写真と同じ位置で撮りましたので、2つを比べていただくと、その「進化」ぶりがわかると思います。

 同じく、テスト後に、華道部の生徒たちが、假屋崎省吾さんのイベントに出す作品の「活け込み」に、旧三笠ホテルに出かけました。
 これもトップページからその様子をご覧いただけます。
 せっかくの機会、軽井沢ならではの機会ですので、私も時間を見つけて、生徒の作品や假屋崎さんの作品などを見て来られたらいいなと思っています。
 その時には、例の「軽井沢検定合格証」が使えるのか、試してみたいと思います。

 生徒会係の秋山先生が、昨日FM軽井沢で流れた軽高会議の特集を録音したテープを借りていきました。
 生徒会の役員会でみんなで聴きたいからとのことで、なるほどそうやって活用する方法もあるんだな、と思いました。

 話は変わりますが、NHKの朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』が先週で終わりました。
 NHKの朝のドラマは、かつては平均視聴率が30~40%台、1983年の『おしん』に至っては、平均で52.6%、最高の回はなんと62.9%という、今では考えられない数字を出していた、NHKの超看板番組でしたが、1990年代に入って平均が20%台に下がり始め、2000年に入ってからはさらに下がって10%台になっていました。

 インターネットや携帯電話の発達とともに国民の嗜好も多様化し、「テレビ」という媒体自体の注目度や占有度が、かつての「唯一絶対」の存在から相対的に下がっているという事実があると思いますし、それ以外にもなんやかや色々な影響で、『ゲゲゲの女房』も初回の放送は歴代最低の14.8%だったそうです。
 ところが、次第に「ええ話やなあ」という評判が広がり、私の周囲にも観ている人が増えていったように思います。
 ここの所、何週か続けて「週間視聴率ランキング」で1位をキープしていたので、そんなにおもしろいのかなあ、と思っていましたが、どう考えても観られる時間の放送ではないので、観るのはあきらめていました。

 最後の週は脚本家が自分で泣きながら書いたくらいで、相当いい結末に仕上がっている、という話を聞き、最後の2回だけ、娘に予約録画を頼み、この間の休みに観ることができました。
 2回合わせて30分という短いものですので、あっという間に観終わりました。
 夫婦愛や人間同士のふれあいの素晴らしさといったものが描き出されていて、やっぱり感動モンでしたし、朝観る15分間のドラマとしては、重すぎず軽すぎず、爽やかで癒し感のある、こういう感じがいいんだろうな、とも思いました。

 『ゲゲゲ・・・』の好影響もあってか、今回作『てっぱん』は初回18.2%と5年ぶりの高い数値を記録したそうです。
 テレビの世界も、視聴率にこだわるあまり、番組の質が落ちているように思いますが、反面、矛盾するようですが、いいものはやはり多くの人が観るということもあるのだろうな、という気もしています。

 9月28日(火) 鬼が笑いっこぉー 122

2010-09-28 22:36:23 | 日記

 今朝は、いつもより早めに家を出て、軽高の少し先、軽井沢駅寄りにある軽井沢警察署に向かいました。
 7時10分集合で、7時15分から1時間ほど、警察署の方と一緒にパトカーに乗り、「督励巡視」と言うのだそうですが、交通安全指導の立ち番をしている方々をご慰労するため、町内を回るのです。
 もう一人、交通安全協会の副会長さんが一緒にパトカーに乗ると聞いていましたが、行ってみると、なんと、いつもお世話になっている、町の商工会長で本校学校評議員の松葉さんでした。
 生まれて初めてパトカーに乗りましたが、無線の設備など一部を除いて、ほとんど通常の車と変わらないように見えました。
 
 巡回を終えて学校に戻り、いつものように校門で、登校して来る生徒を迎えました。
 朝から雨が降っていることもあって、生徒を送ってくる乗用車がいつも以上に相当多い上に、入って来る車と出て行く車があるし、タクシーは入って来るし、当然傘を差しながら歩いて登校する生徒や自転車で登校する生徒がいるし、自転車を駐輪場に置いて部室方面に向かう生徒もいるし、校門からロータリーに向かうあたりが、人と車と自転車でごった返していて、大げさでなく、「こりゃ下手をすると雨の日には校内で事故が起こりかねないな」と感じました。
 事務長さん中心にどうするか対応をまとめてもらうようお願いしましたが、少なくとも車の導線を一本化しないと始まらないな、と思っています。

 今日は中間テスト1日目。
 お昼過ぎ頃までには生徒がどんどん下校して行きました。
 校長室からボーっと外を見ていると、目の合った生徒たちが目礼して行きます。
 廊下側の入り口の窓から、大きな声で「こーちょーせんせー、さよーならーっ」という声が聞こえるので見ると3年生の女子生徒たちが笑顔で手を振っていました。
 本当にいい子、かわいい子たちです。
 午後1時半頃に校内を一回りしてみましたが、個人指導を受けている生徒以外には生徒はほとんどおらず、校舎内が静まり返っていました。
 早く家に帰るんだからしっかり勉強してくれよ、と思っています。

 写真は、本館から北校舎に向かう文化クラブ部室前の渡り廊下を写したものです。
 明日中間テストが終わるので、そのあとに、校用技師さんの指導の下、写真右手に見える材料を使って、営繕美化委員が「すのこ」の製作をします。
 県教委の「生徒自ら行う学習環境整美事業」を活用して、7月にはワックスがけを行いましたが、今回は昨年に続いて「すのこ」を作ることになっているのです。
 
 FM軽井沢の昼の放送で、17日(金)に行われた、第23回「三者でつくる軽高会議」の模様が放送されました。
 いつものように、教務主任の池田先生が、録音したものを校長室に持って来てくれました。
 生徒の提案説明、三者による議論、学校評議員のコメントなど、コンパクトにまとめられていて、会議の雰囲気が伝わる放送でした。
 いつもお世話になっているFM軽井沢パーソナリティーの清水さんが、番組の最後に「学校は、教える-教えられる、といった一方的な関係だけでなく、本来こうあるべきですよね。ぜひみんなでいい学校にしていってほしいと思います」とコメントしてくれたのを聞いて、「したり」と思いました。
 
 本格的な中学校訪問に先立って、まずは全校生徒の約85%を占める地元4中学校(軽井沢、御代田、芦原、小諸東)を、今日から教頭さんが訪問し、「くくり募集」を始めとする今年度末の入学者選抜の変更点などについて説明をしたり、今後の軽高のあり方について中学校の期待や要望を聞いたりし始めてくれています。

 秋風が吹くようになって、来年に向けた取組もいよいよ本格的にあれこれと始まっています。

 9月27日(月) 言語どうだん 121

2010-09-27 20:06:25 | 日記
 
 写真は、LL教室前の中庭にある満天星(どうだん)つつじです。
 ここのところの冷え込みで赤く色づきつつあります。
 今朝の軽井沢病院前の表示は8℃、日中の最高気温は13℃でした。
 
 モーグルの上村愛子さんが昨日軽井沢で結婚式を挙げたという報道がありました。
 報道では会場がよくわからなかったようですが、地元情報によると、プリンスの一角にある「フォレスターナ軽井沢」だったとか。
 今年2月に行われたバンクーバー冬季オリンピックで、日本中が応援していたフィギュアスケートの浅田真央さんも安藤美姫さんも、スピードスケートの小平奈緒さんも、もちろん応援していましたが、誰よりも実は上村愛子さんに注目し、一番応援していたんです。
 上村さんが初めてオリンピックに出場したのは、1998年の長野オリンピックでした。
 当時は白馬高校の生徒で、初出場にして7位に入賞したのですが、その頃の外見や雰囲気を見ると、正直言って「大丈夫かな?」と思った人が多かったのではないでしょうか。
 外国選手に比べると圧倒的に小柄なので、モーグルの世界で高得点を出すには、他の選手以上に努力し、技術を磨かなければなりません。
 次第に彼女は、イチローばりの「求道者」のごとく、来る日も来る日も練習に明け暮れ、年数を重ね、試合を重ねるごとに、外見も雰囲気も話し方も明らかに変化が現れるようになりました。
 私はこの頃から上村さんに注目するようになり、そのひたむきな姿を見るだけで目頭が熱くなるようになりました。
 努力の甲斐あって、世界ナンバーワンと言われるターンの技術を身に付け、2007-08年のシーズンでは、ついにワールドカップ総合優勝という偉業を成し遂げましたが、後から考えると、結果を出すのが1年早かった。
 当時男子選手しかできないと言われていた技術の習得が、努力次第で女子選手にもできることを、オリンピックの2年前に上村さんが証明してしまったのです。
 となれば、ほかの選手も「彼女にできたのだから」と本気でその技術を身に付けようとします。
 それでも、翌2008-09年のシーズンでは総合優勝こそ逃したものの、世界選手権で2冠王になり、翌シーズンに行われるバンクーバーオリンピックの金メダル最有力候補と言われていました。
 しかし、現実は、この間に、他の外国人選手が上村選手と同レベルの技量を身に付けつつあったのです。
 そして迎えたオリンピックシーズン、やはりなかなか勝てず、次第に心身ともに調子を落とし、未勝利のまま本番を迎えました。
 それでも、さすが上村さん、苦い経験を糧にして、それまでのオリンピックでは見せなかったような強い精神力を発揮し、おそらくその時点の持てる力のすべてを出し尽くしたのでしょうが、結果は4位。
 またしても、メダルを逃してしまいました。
 金メダルでなくていい、銅メダルでもいいので、今回は何としてもメダルを獲らせたかったと思いました。
 4回オリンピックに出場し、最初の7位から、6位、5位、そして今回が4位。
 涙を浮かべながら「なんでこんなに一段一段なんだろうと思いましたけど・・・」と、試合後の態度が実にさわやかでしたねえ。
 また、ファンが増えたことでしょう。
 上村さんは今後どうするのか明らかにしていませんが、どんな形であれ、またその姿を見せてほしいと思っています。

 もう一人、テニスの世界で、試合を見ると目頭が熱くなる選手、クルム伊達公子さんが、パンパシフィックオープンで、昨年の優勝者、あのシャラポワ選手を破ったというニュースが入ってきました。
 伊達選手は明日でなんと40歳、身長は163cmしかありません。
 一方のシャラポワ選手は23歳、188cmです。
 伊達選手は、14年前、26歳の時に、世界ランキング8位で惜しまれつつ引退しました。
 そして、2年前に「若い選手に刺激を与えるため」と、なんと37歳で現役に復帰したのです。
 ゼロからの再出発で2年間をかけ今日現在の世界ランキングは67位、若手を刺激するどころか、若手を抜いて日本人のトップになってしまいました。
 15位のシャラポワに勝ったので、またランキングが上がること間違いなし、何ともすごい選手です。
 
 日曜日の信濃毎日新聞朝刊に「松本市の小学校で新型インフルエンザとみられる集団感染が確認され、3年生が学年閉鎖した、と県が発表した」という記事が載りました。
 その前日、9月25日(土)の県のプレスリリースを見ると、その小学校では3学年児童42名中、11名が発熱などの症状を訴えて欠席、患者2名の検体検査をしたところ、2名とも新型インフルエンザ(A型・H1N1)と確認、6月7日以来15週ぶりの集団発生で今後拡大する可能性もある、としています。
 これを受け、本校では早速、教頭さんと養護の小森先生が相談の上、「保健だより」を作成、今朝の朝会で職員に連絡し、各クラスで担任から生徒に周知するとともに、家庭の協力を求める保護者向けの通知を生徒に持ち帰らせ、ホームページにもアップしました。
 昼休みには、保健委員会から注意を喚起する放送が流れていました。
 去年猛威をふるった新型インフルエンザは、症状も対応も通常の季節性インフルエンザと変わらないものの、感染力が強く、予防をしたから完全に防げるというものではないようですが、予防をすることで昨年度のような劇的な拡大は間違いなく防げるので、こういう初期の迅速な対応がとても大事だと思っています。
 
 今日の放課後もテスト前補習が行われていました。
 明日から中間テストです。

 9月24日(金) あきない 120

2010-09-24 19:20:17 | 日記

 2年生の齋藤君が、千葉で行われた国体少年男子ゴルフ競技に出場しました。
 昨日と今日の信濃毎日新聞にも掲載されていましたが、2日目が雨で中止になり、結局初日のスコアだけで順位が決まったようです。
 3人ずつの団体戦、長野県代表のエースとして大会に臨み、結果は、歴代最高の全国26位だったとのこと。
 昨年に続く最高順位の更新で、長野県の少年男子のゴルフ界も将来に期待がもてそうです。
 齋藤君の個人のスコアは78。
 本人としては決していいスコアではなかったのではないかと思いましたが、前週から調子が下降気味で、練習ラウンドでは80いくつかを叩いてしまったそうで、「悪いなりに78でまとめられたので上出来です。県チームも今までで一番いい順位でしたし・・・」と満足げでした。
 よく頑張ってくれたと思います。
 お疲れ様でした。

 今朝の軽井沢病院前の表示は10℃でした。
 日中の最高気温も14℃までしか上がらなかったようです。
 水曜日は全国各地で真夏日を記録し、軽井沢でも最高気温が26℃まで上がったのに、昨日、今日と急に冷え込み、明日の予報では、軽井沢の最低気温はついに一桁に突入しそうです。
 このままでは、秋を飛び越して、夏から直接冬になってしまいそうな勢いです。

 店の前で「春夏冬中」という看板を見かけることがあります。
 「春夏冬」は、四季の中で「秋」がないので「あきない」、従って「春夏冬中」は「あきない中」、つまり、「商い中」という意味なんだそうです。
 アメリカ人のジョーク、フランス人のエスプリ、イギリス人のユーモアなど、知的な笑いが西欧人の特許のように言われていますが、どうしてどうして、日本人も昔から一般的に、洒落やことば遊びが好きなんですね。
 昨夜、コント日本一を決めると銘打った「キング・オブ・コント 2010」という番組が放送されていて、3000組を超えるエントリーを勝ち上がった8組が決勝で火花を散らしていましたが、それを観ても、日本の笑いのレベルは極めて高いと思いますし、そういうプロでない、一般の日本人の知的な笑いも実は昔から相当なもんだと思っています。
 「春夏冬中」以外にも街中で「やるなー」っていう掲示を時々見かけますので、今度見かけたら撮影してきてこのブログで紹介したいと思います。

 秋の交通安全運動が9月21日(火)から30日(水)まで実施されています。
 初日21日(火)の朝には、軽井沢町の借宿方面からバイパスと分かれて中軽井沢方面に向かう所で、警察官やボランティアなど、たくさんの人が、車を止めて、声がけをしていました。
 私も偶然先頭で車を止められ、たすきを掛けたご婦人からグッズをもらいました。

 本校の職員も、朝の交通指導をしてくれています。
 今週校門で挨拶をしていると、いつも私より早く学校に来る先生が、歩いたり自転車に乗ったりして通勤してくるのを見かけますが、それは、早朝の立ち番を終えて来る姿なのです。

 私も、運動期間中の28日(火)、中間テストの初日には、朝の7時15分からパトカーに乗って1時間ほど町内を巡回することになっています。
 「毎年軽高の校長先生にお願いしています」と言われて引き受けたものですが、軽井沢町にある唯一の高校ですので、町の色々な役目が「充て職」で回ってくるのです。
 パトカーに乗るのは、幸か不幸か初めての経験です。
 室内の設備にはどんなものがあって、乗り心地はどうなんだろうか、とか、色々気になることがあるので、一生に一度くらいは乗ってみたいな、と思っています。

 高校教育課でお世話になった行政職の太田さんから、松本地方事務所に異動になったという挨拶状をいただきました。
 「ブログを見ています」とのこと、ありがとうございます。