軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

 9月 2日(木) ♪ここまで来たら~ 104

2010-09-02 21:48:59 | 日記
 
 今日は、塩尻の総合教育センターで、丸一日校長研修でした。
 学校で行われた防災避難訓練の講話は、教頭さんに代わってやってもらいました。

 研修は、午前中に、県の教育委員でお茶の水女子大学副学長の耳塚寛明先生の講演、昼をはさんで、下高井農林高校の特別支援教育と屋代高校の付属中学校に関する報告、精神科医の高岡健先生の講演、という3本立てでした。

 特に印象に残ったのは、耳塚先生が講演の中で
 「1980年代、アメリカは『トヨタ・ショック』を経験し、日本の教育を鏡として自国の教育を点検した。『危機に立つ国家』という報告書では『日本の教育は経済に力強い競争力を生み出し、識字率の高い国民を育て、安定した民主的政府を作り、犯罪や暴力のきわめて少ない文明社会を出現させ、基礎的な技術基盤がしっかりした、信頼度の高い機能的な社会を作り上げることに明らかに成功してきた』という認識を語っているが、その日本は、1990年代に、社会だけでなく教育も音を立てて崩れ、それまでの美徳が失われた」 
 「教育は、平等と質(卓越性)をいかにバランスよく達成するかが大事。有名大学進学者数はあくまでも卓越性の一部。そもそも卓越性とは何かということについて考えていく必要がある。社会に出て役立つ学力の育成、『脱受験学力』を目指すべきだ」
とおっしゃっていたことです。
 私としては、この点については、細部や表現の仕方はともかく、おおまかに言って、昨日ブログに書いたことと近いことを言っているなあと思って、意を強くしながら聞いていました。

 さて、この「校長ブログ」を書き始めて4か月とちょっとが経ちました。
 ブログを書くのにも、それぞれいろいろな目的があるのでしょうが、少なくともこの校長ブログは「読んでいただいてナンボ」ですので、読者の皆さんには感謝の気持ちで一杯です。
 編集画面から確認できる、ブログへのアクセス数が、おかげさまで順調に増えています。
 立ち上げた当初は二桁の前半だったものが、三桁になり、最近は、日によって差はあるものの、大体150~200/日か、その前後くらいまで数字が伸びました。
 ところが、驚いたことに、8月25日(水)に、突然過去最高の341/日というアクセス数を記録したのです。
 アクセス数が減った時には「きっと面白くないからだろうな。内容がないよーなんつって。まあ、いずれにしても、さらに一工夫だな」と考えるようにしていますが、増えた時の理由は、大概ハッキリしません。
 例えば、中学校に行って進路講話をした日だとか、「同窓会報」が会員に届いた日だとか、PTA総会があった日だとか、このブログのことに触れた日には「だぶんこれが理由かなあ」と思えることもあるのですが、それ以外はサッパリです。
 この日の出来事として思い浮かぶのは、自宅の近くに雷が落ちてパソコンがダメになったことくらいですが、まさかそれが理由なわけはないですし。
 次の日から3日間は再び元に戻り、150~210/日くらいでしたが、8月29日の日曜日から昨日の水曜日まで、253、297、305、325/日と順調にアクセス数が増えています。
 考えられる理由は、教頭さんが噴煙祭の閉祭式で校長ブログについて触れたことと、100号記念で読者の「コメント」を募集したことくらいですが、いずれにしても、このまま増え続けてくれるといいなと思っています。

 一方、学校のホームページのアクセス数は、教頭さんがトップページの左下のカウンターでチェックしてくれているのですが、内容を充実させ頻繁に更新するようにしてくれている効果でしょうか、4月当初の2倍以上に伸び、小規模校にしては相当な数字になっています。
 これも、ひとえに見てくださる皆さんのおかげです。
 引き続きよろしくお願いいたします。

 今日のタイトルは、ダウンタウンブギウギバンドの「サクセス」という曲の歌詞「ここまで来たら~ サクセ~ス」の「サクセス」に「アクセス数」の「アクセス」を掛けて「♪ここまで来たら~(アクセ~ス)」と洒落てみたものですが、たぶん理解できる年代は限られると思います。

 今朝の信濃毎日新聞東信版に、昨日の齋藤君の町長表敬の記事が載りました。
 写真は、華道部が噴煙祭の発表の一環として校長室に飾ってくれた生花です。