昨年４月から軽井沢高校公式ホームページに掲載をしてきたこの校長ブログですが、以前告知をしたように、今日をもちまして終了とさせていただきます。
昨日、３月３０日現在で、アクセス数は５４，０００回を超えました。
インターネット上での宣伝は控えてきましたし、校外の高校関係者には自分からは一切話しませんでしたので、どれくらいの方が読んでくれるか不安もありましたが、とにかく一生懸命書き続けるしかないと自分に言い聞かせてきました。
当初は数える程のアクセス数しかありませんでしたが、軽高のホームページで「発見」してもらったり、「口コミ」で広がったりして、徐々に数が伸びていきました。
相乗効果と言っていいかどうかわかりませんが、軽高ホームページ自体のアクセス数も、ブログを書き始める前の２～３倍に増えました。
年度の後半では、ブログへのアクセス数は、デコボコはありますが、平日の平均で約２００回。
小さな県立高校の校長が書くブログにしては、たくさんの方に読んでいただけたのではないかと思っています。
記事を書いたのは１年間で２３４日。
ブログを書くのは生まれて初めてでした。
少し前までは、教員である自分が（学級通信はともかく）ブログを書くことになるとは思ってもいませんでした。
コンピュータに詳しい須澤先生が、いろいろなところのブログを研究してくれた上で４月の中旬に立ち上げてくれました。
最初はとにかく手探り、というか、恐る恐ると言った方が適当だったでしょうか。
えっ、この編集画面がこんなふうにアップされるわけ？なんてところからのスタートでした。
毎日書くものなので、イメージとしては、仕事の合間や一日の仕事が終わった後に、その日にあったことを１つ２つ取り上げて数行で表現する感じでないと続かないだろうなと思いつつ始めたのですが、どういうわけか記事の分量はどんどん増えていきました。
「どういうわけか」って、自分で書くからなんですけど。
「長い」と指摘する方がいたり、確かに自分も長いと思っていたりして、途中からはできるだけ記事を短くする努力をしましたが、それでも結局あまり短くなりませんでしたね。
他の人のブログなど、仕事上必要な時以外には今まで見たこともありませんでしたが、アクセスランキング上位のものを時間のある時に見て研究したりしました。
もう少し読みやすくならないかなと思い、１行ごとに行を変更し、内容のまとまりごとに段落をつける今のスタイルにしてみました。
字だけだと寂しいなあと思い、写真の載せ方を覚えました。
写真を載せたら載せたで「やっぱり写真がないとねえ～」という人が出てきて、結局毎回載せることになり、本文のネタに加えて写真のネタ探しで悩むことになりました。
私がブログを始める前から、日々の学校の様子を伝える「軽井沢高校フォトニュース」というコーナーがホームページのトップページにありましたので、写真はそれと重ならないようにしました。（時々ダブってしまったものもありましたが）
また、すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、「フォトニュース」が生徒を中心に人物を写したものが多いので、このブログでは、自分とのツーショット写真以外は、あえて人を写さないことにこだわってきたりもしました。
写真の大きさも自分でどうにかならないかなあと思っていましたので、いろいろやってみて、好きな大きさに調整できる方法を見つけました。
出張の時にアップするのにえらく苦労したので、携帯電話から記事を書く方法を勉強しました。
もっとも携帯電話だと入力するのに何倍も時間がかかるのが難点でしたが。
テンプレート（ブログのデザイン）も季節に合うようなものにしたいと思って編集画面をいじっていたら、変更できることがわかりました。
なんやかやで、自分としては、ちょっとずついい形になってきたように思っています。
ブログという代物はインターネット上に掲載するものです。
大げさでなく、世界中の誰でも読むことができるので、それだからこそメリットも大きいのですが、内容や表現には相当気を遣いました。
気を遣うだけでなく、時間もかけました。
数字や年、名称などといった「情報」は必ず「裏」を取りましたし、アップする前に全文を何度も読み返しました。
一晩寝て起きた翌朝早くに、新しい目で必ずもう一度チェックしました。
それでも不安なときは昼間に再度読み直しました。
これら全部をひっくるめて、どうでしょうか、１回のブログに平均で３～４時間くらいはかけたでしょうか。
もしかしたらそれ以上だったかもしれません。
予定のない休みの日に、最初からあらためて全部読み返して添削したりもしました。
１年間「授業日毎日更新」ということを宣言し（てしまい）ましたので、自分の中では、掲載を続けることが「約束」というか、大きな「使命」になっていました。
それも今日でやっと達成することができました。
やりました！！
１年間書き続けたこの校長ブログは、自分にとっても大きな宝物になりました。
体調がよくない日も、飲み会の後も、睡魔でまぶたが開かない時も、あるいはこれと言って記事や写真のネタが思いつかない日も、さらにはインフルエンザで家から出られなかった日も、なんとか続けてこられたのは、ひとえにご愛読をいただき、折に触れて励ましの言葉をくださった読者の皆さんのおかげです。
「校長先生、毎日読んでますよ」という生徒たち。
「学校の様子がよくわかってありがたいです」という保護者の皆さん。
「アイスホッケーのインターハイの記事は泣きながら読みました」というアイスホッケー部の保護者の方。
「うちのクラスのことを取り上げていただきありがとうございます。クラス生徒分刷って配りホームルームで読みました」「うちのクラブの記事で生徒が励みになります」という本校の先生たち。
「なつかしい」と言って読んでくれるかつての教え子や自分の同級生たち。
「楽しみにしています」「時々参考にさせてもらっています」という他校の教頭さんや先生たち。
「よく続くねえ」「おかげで校長の仕事が多岐に渡っていることがわかってもらえるよ」などどいう他校の校長さんたち。
毎日アップされるのを確認してから床に就くのを日課にしていたうちの教頭さん。
進路講話などで伺った中学校の先生方や、本校を受検した保護者の方々、あるいは地域の皆さんからも「読んでいます」という話をいただきました。
それ以外にも書き続ける力をくださったすべての読者の皆さんに、心から感謝を申し上げたいと思います。
このブログの最大の目的は、軽井沢高校の情報を（あるいは軽井沢高校を）校長の視点から様々な人に向けて発信することでした。
その目的は達成できたのではないかと思っています。
写真は、北校舎と離山です。
最後の１枚はやはり学校や学校から見える景色にしたいと考え、ブログに何度も登場したこのアングルにしてみました。
テンプレート（ブログのデザイン）も、巡り巡って、書き始めたときの「新緑」に戻してみました。
新年度は、このブログを立ち上げた時と同じようにまた須澤先生の協力を得て、公式ホームページ上に違う形で校長のコーナーを設けたいと考えています。
このブログも「アーカイブス」としてその中に残したいと思っています。
今年１年分の記事は（これからも時々修正を加え続けますが）そこからお読みいただける予定です。
お時間のあるときには、また軽井沢高校ホームページにアクセスしてみてください。
１年間にわたりご愛読をいただき、本当にありがとうございました。
＜２０１１年７月３日（日）追記＞
７月になりました。
このブログは、現在もたくさんのアクセスをいただいていまして、昨日でトータル６万２千を超えました。
更新は３月３１日で終了していますので、どういうことでこれだけの方が現在も読んでくれているのか、わからないでいるわけですが、引き続きご愛読をいただいていることに対して、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
暑い日が続いています。
アクセスしてくださる方々に少しでも涼を感じていただこうと、今日、テンプレート（ブログのデザイン）を、昨年の夏にも使用した「風鈴」にしてみました。
また、トップの写真は、これまで、３月３１日に曇天の下の離山を写したものを載せていましたが、この１枚は校長ブログを開くと必ず最初に目に飛び込んでくるものですので、どうせなら爽やかな気持ちになるものの方がいいと考え、この日より少し前のものではありますが、同じアングルから快晴の日の離山を写したものにしてみました。
いかがでしょうか。
なお、平成２３年度の新しい校長のコーナーは、「雑感２０１１」というタイトルで４月から始めています。
ブログというよりはエッセイのつもりで書いています。
不定期の更新ですが、こちらもぜひご愛読ください。
＜９月２５日（日）追記＞
大きな台風が通り過ぎた後、それまでの暑さが嘘のように、ここ数日すっかり秋めいてきました。
この涼しさで「風鈴」では余計に冷えてしまうので、秋っぽいものにテンプレートを変更しました。
これも昨年使用した「モミジとイチョウ」です。
このブログへのアクセス数は、昨日でトータル６万９千。
引き続きご愛読いただき、ありがとうございます。
＜２０１２年１月５日（木）追記＞
新しい年になりました。
今年もよろしくお願いいたします。
「秋っぽい」テンプレートのまま年を越してしまいましたが、「冬っぽい」感じで、かつ暗い印象にならないように、今日、昨年度も使用した木の柄のものに変更しました。
布地感が出ていて暖かみがあると思うのですが、いかがでしょうか？
２０１０年４月２１日の開設以来、本ブログへのアクセス数が、先月末で７万５千超となりました。
昨年３月３１日以降更新していないにもかかわらず、引き続きご愛読をいただき、心から感謝を申し上げます。
