軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

 9月 3日(金) Welcome 105  

2010-09-03 23:32:41 | 日記
 
 始業前、8時半に留学生が校長室に来るというので、校門の挨拶をいつもより早く切り上げて戻りました。
 留学生の名前はナタリー。
 ドイツ出身で、今日から来年の6月まで約10か月間、現1学年に所属し、本校で学びます。
 ホームステイ先の方も一緒に学校に見え、教頭さんとクラス担任の宮坂先生も同席しました。
 まさに、Welcome to Karuizawa High School! という感じです。
 (「まさに」と言いながら、そのまんまなんですけれども)
 日本語は現在必死に勉強中。
 長丁場なので、気負わずに、慣れるまでは大変だけれど、サポートするので頑張っていこう、と英語で話しました。
 この後は、私を除いて細かい打ち合わせをして、何時間か授業にも出たようです。
 トップページの「フォトニュース」や「軽井沢高校ニュース 9月号その1」には、所属することになる1年1組のSHRで自己紹介する様子が掲載されていますが、その中の写真からもわかりますが、教室の黒板にも「Welcome」と書かれています。
 見知らぬ国に一人でやってきた生徒にとって、こういうさりげない、ちょっとした気配りが大事なんですよね。

 FM軽井沢で噴煙祭の放送が火曜日にあったようですが、残念ながら軽高は振替休日。
 学校で録音ができなかったと伝えたところ、翌水曜日の町長表敬の時に、取材に来た清水さんがCDを持ってきてくれたそうです。
 ありがたいことです。
 そのCDを昨日の出張の行き帰りに車の中で聞きました。
 美術部、2学年修学旅行展、1学年軽井沢研究展、文芸部などへの意欲的な取材と、土屋噴煙祭実行委員長と私へのインタビューとで構成されていました。
 いきなりマイクを向けられると、構えたり緊張してしまったりするのが普通だと思うのですが、現代っ子ということでしょうか、質問されたりインタビューされたりした生徒は、いつもと変わらない調子で堂々と受け答えしていました。
 こういう所が、昔の人にはなかった、今の高校生の優れた所ですね。

 昨日の校長研修の際には、何人かの東信地区の校長さんから「ゴルフの記事出てたね」と声をかけられました。
 あらためて、東信版でも、信濃毎日新聞の威力は絶大だなあ、と思いました。

 写真は、音楽の吉澤先生指導のもと、営繕美化委員と有志が中庭に植えた花(6月15日の日記をごらんください)が、こんなに大きくなりました、という報告です。
 上手に育てれば花はすくすくと育ちますが、水をやらなかったり、変なことをしたりすると枯れてしまいます。
 花が本来持っている、育とうとする力の手助けを上手にしてあげることが肝要なのでしょう。
 教育も・・・というところでしょうか。