軽井沢高校 校長日記 『つれづれ軽井沢だより~乞う「ちょうどええ」』

学校の様子を校長の視点から伝えたいと思い、校長日記を書くことにしました。授業日毎日更新を目指します。ご愛読ください。

 9月17日(金) まさに軽高会議 Bravo ! 117

2010-09-17 18:46:00 | 日記
 
 今日は、いつもの私のブログの書き方と、一般的に世間でよく見られるブログの書き方の、中間のような書き方をします。
 すべての「文」を改行し、内容のまとまりで段落をつけるという書き方ですが、この方が読みやすいかもしれない、と思ったからですが、改行が増えますので、必然的にいつも以上に行数が長くなります。
 ご容赦を。

 先日取材のあった、軽高の校歌の記事が、今日付けの『小諸新聞』と『佐久市民新聞』に掲載されました。
 記事はトップページからご覧いただけます。
 新聞を学校に送ってくださったので、お礼の電話をしました。

 さて、今週一週間、「授業互観ウィーク」でした。
 全部の先生の授業を観られたらいいなと、欲張りにも思っていたのですが、なんの、予定の半分も観ることはできませんでした。
 なんやかやといろいろあるもんです。
 「今週観られなければ来週以降で」ということにしてあるので、時間をみて全部の先生の授業を観たいと思っています。

 先生方には次のように話しました:
「忙しいかもしれないが、時間を作って、お互いの授業を観ましょう。
 1時間全部を観ないと失礼だと考える必要はありません。
 観ないよりは、たとえ5分でも10分でも観て、感じたことを授業者に伝え、自分の授業にも生かしましょう。
 特に若い先生は、授業を観ることはもちろん、ほかの先生に声をかけて、自分の授業を観てもらってください。
 お互いがお互いを高めることが、仲間であること、同僚であるということです」と。

 せっかく初めて設けられたものですので、この期間に、多くの先生が多くの授業を観てくれていたらいいなと思っています。
 現実的には、こういうことがないとなかなか授業を観合うきっかけにならないということはありますが、教科内でもいいし、親しい仲間内でもいいので、どんどん日常的に互観が行われるともっといいなと思っています。

 そんな中、ある先生の行動に驚かされました。
 今回授業を観た場合には「授業互観票」という、進路学習指導係が用意してくれたA4判のプリントに、「よかった点」と「改善点」をそれぞれ必ず1つ以上と、その他の感想を書いて、個人のボックスに入れることになっています。
 ですので、授業者は、授業互観票がボックスに入れられるのを待つ、という行動をとるのが、まあ一般的だと思いますが、その先生は、授業が終わった後、すぐに私のところにやって来て「突然お見えになったのでビックリしました」と言いながら、「どうでしたかなねえ」と感想を訊き始めるのです。
 しかも、別段意気込むわけでもなく、「授業を観てもらったんだから、それが当たり前でしょ」とでも言わんばかりに、実に自然なのです。
 授業を観ている時に書いた「授業互観票」を渡して感想を言いつつ、その前向きかつ自然な姿勢に、感心しきりなのでした。(本人にはその旨を伝えました)

 4時から5時半過ぎまでは、「軽高会議」が開催されました。
 写真は、事務局が用意してくれた、結構な厚さの会議用資料です。

 軽高会議に出席したのは、ちょうど10年ぶりです。
 確か同じ同窓会館でやっていた、とか、生徒の○○がいい発言をしたんだよな、とか、以前の様子はおぼろげに覚えている程度ですが、今回の会議は、予想を上回るすばらしいものでした。
 生徒は、事前にきちんと話し合って、提出する議題とその提案理由を用意していました。
 しかも、質問に対して答えられるだけの十分な準備をしていました。
 その場で自主的に挙手をして発言する生徒もいました。
 保護者代表や職員からも積極的にどんどん意見が出されました。

 「招待者」として、オブザーバー参加をいただいた、学校評議員の松葉さんからは、
「生徒代表が見識を持って発言しているのがすばらしい。今日の議題はすべて、生徒・先生・保護者・地域住民、みんなで検討すべきもの。難しい課題もあり、実現できるかどうかはわからないが、私もできる限りの協力をしたい」
との言葉をいただきました。
 同じく学校評議員の宗田さんからは、
「まず、高校でこういう会議が行われていることに驚いた。生徒の皆さんから提案することに先生方が反対する場合もあるだろうが、それはすべて『心配』からくるものだ。先生方のその心配がなくなるように、生徒の皆さんが行動できれば、いろいろなことが実現していく。がんばってほしい」
と、生徒への激励の言葉をいただきました。
 私からは、
「次回の軽高会議までに三者それぞれが今日の「宿題」を検討してくるのは当然だが、生徒会で、例えば先生との意見交換会とか、次の軽高会議までにやりたいことがあれば、顧問と相談してどんどんやったらいい」
と伝えました。

 今日のために準備をいただいた、事務局の秋山先生、小宮山先生、増田先生、佐藤先生、生徒会の諸君、ご参加いただいた保護者代表の皆さん、教職員、オブザーバー、そして学校評議員のお二人、皆さん、お疲れ様でした。
 取材に来ていただいた、軽井沢新聞とFM軽井沢も、ありがとうございました。 

 軽高会議終了後、6時半からは、2学年の修学旅行保護者説明会が行われています。
 2学年の行事ですが、3学年の担任が駐車場係を自ら買って出てくれています。
 2学年の先生は、駐車場係も含めて、受付だとか会場準備だとか、それぞれ役割分担が決まっているのですが、特に駐車場は混雑時にはいくら人がいても足りないので、昨年自分たちの学年がやってみて不足しそうな所を黙って補ってくれているのです。
 実にすばらしいことだと思いました。
 私は、先程、冒頭の挨拶だけして来ました。
 学年の先生以外に、教頭さんが最後まで出てくれています。
 会場から校長室に戻ってくる時、遅れてきた保護者のために3学年の先生がまだ駐車場係をしてくれていました。
 会が始まり、引率職員の紹介もあるので、2学年の先生は全員、会場の同窓会館に行っているのです。
 修学旅行は、他に比べて圧倒的に大きなお金を使う一大イベントですし、昨年の新型インフルエンザへの対応のように、危機管理をどうするかということもあります。
 行程を知っておいていただく必要もあります。
 保護者の皆さんには、いろいろと事前にご理解いただいておかないといけないので、わざわざ集まっていただいている訳です。 
 問題はなく、中身はある、という、いい修学旅行になりますように。

 ・・・と、書いてみて、どうもこちらの方が読みやすい気がします。
 今後しばらくは、このパターンで書いていきたいと思います。
 それにしても、こういう書き方をすると、1回の分量がとてつもなく長いですね。
 減ら(す努力を)します。

 なお、昨日までの日記も折を見て徐々にこの書き方に変更したいと思っています。