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腎臓ケア 低たんぱく、低リン、低塩分な食べ物

2015年10月29日 | 健康・フード・病気・治療・腎不全


腎臓をケアするためには、気を付けないといけないことがある。

× タンパク質、リン、ビタミンD、塩分
○ カルシウム、ビタミンE、C、B、K


トップモデルさんに腎臓が悪い人が多いと聞いたことがあるんだけど、

もしかしたらスーパーサプリのとりすぎやお水の飲みすぎかもしれないな、と、本を読んでいて思った。

ビヨンセやらミランダ・カーやらも「1日に2リットル以上も飲むわ~」なんて言っているので、やってる人も多いかも。

でもこれ腎臓が弱い人には無理かもしれないな。

あとさまざまなサプリとタンパク質中心の生活。

タンパク質は大量のカスが発生するはずだし、濃すぎる栄養素を分解するために、

腎臓も肝臓も休まずハッスルハッスルするわけなので、酷使してるはず。

犬がやっちゃいけないことして、人間が健康かつ美しくなるわけないのではないか。

「りぽびたんでー!」とか「みんみんだはー!」を飲みすぎるおとうさんも注意しないといけないし、

「ぷらせんたー!」とか「ぐるこさみーん!」とか「こらーげーん!」飲みすぎてる人も気を付けたほうがいいのかな。

(アミノ酸に分解されちゃうから経口摂取意味なし直接注射じゃないとって学者さんが言ってたし)

サプリ乱用は薬物性肝障害を引き起こしますのでねー。

腎臓だって大変ですよね。破壊されたら再生しないんですから。



話がそれた。




低リン&低タンパク食品を探していて、

以前こんちゃんが大好きだったしらすを調べてみたら、なんてこった。

めまいがして倒れそうになった。リンもタンパク質もたっぷり。

オーノー。



<リン> 食品100g当たりのリンの含有量 単位:mg
煮干し 1500
しらす干し 860
たら 270
かつお 280
まぐろ270
さけ 260
ぶり 130
鶏ささみ 220
鶏むね肉(皮付)170
鶏砂ぎも 140
鶏なんこつ 78
牛ホルモン 77 
ロールパン 97
食パン 83
クロワッサン 67
さつまいも 55
じゃがいも 25
ごはん(精白米) 35
ゆでうどん 18 (塩分0.3)


<タンパク質> 食品100g当たりのたんぱく質の含有量 単位:g
煮干し 64.5
かつお 25.8
たら 25.5
さけ 21.7
ぶり 21.4
鶏ささみ 23.0
鶏むね肉(皮つき)19.5
鶏なんこつ 12.5
牛ホルモン 9.3~9.9
ロールパン 10.1
フランスパン 9.4
食パン 9.3
クロワッサン 7.9
ゆでうどん 2.6 (塩分0.3)
ごはん(精白米)2.5
さつまいも 1.4

<ビタミンK>
鶏皮 120
鶏なんこつ 5

<ビタミンC>
鶏なんこつ 3




ざっと調べただけなんだけど、こんちゃんのおかゆは、これがベストかな。

白米ベース、鶏なんこつ(ときに牛ホルモンまたは鶏皮)、さつまいも。

あとゆでうどん!ただし、うどんは塩分がね。


鶏なんこつは「やげん」と「ひざなんこつ」にあまり区別がないから、そのときどきで手に入るものを。

ビタミンEが少な目なので、たまには牛ホルモンを食べさせるかなあ。

いやー。こういうことがあるたびに、獣医になりたい、栄養士になりたいと、思っちゃう。

無理なんだけど。



このブログを見た方から(コメント)いろいろ問い合わせを受けたりするようになったり、

インスタグラムやツイッターのDMでも先輩たちからのありがたいメッセージをたくさん頂いています。

こんちゃんしあわせもの!



仕事と犬たちの世話と、なんちゃって主婦業があったりして、お返事滞っていてごめんなさいです。

時間かかってますが、ちゃんと読んでます。とっても感謝しています。

ありがとうございます。





しかし、老犬ブームだなあ。





15歳を超えた犬・猫の実に10%以上がこの疾患を抱えていると言われています。慢性に経過した腎臓病の多くは、緩やかな症状の進行ゆえに発見が遅くなる傾向があり、深刻な状態で来院するケースが目立ちます。

腎臓細胞は一度破壊されると二度と再生しないため、治療の目標は、正常な腎細胞の維持になります。腎機能を維持するための薬は残念ながら存在しません。よって、治療は腎臓の負担を軽減する為の対症療法になってくるのですが、もっとも効果的な方法は食事です。腎疾患を抱える犬・猫の食事については、いくつかのポイントがあります。

1. リンの制限
リンには腎毒性があり、リン酸結晶が形成されることで腎組織にダメージを与えます。慢性腎不全で起こってくる高窒素血症の状態では、高リン酸血症になりやすいため、病状に応じたリンの制限が必要です。

2. たんぱく質の選択と制限
たんぱく質の中には、腎臓で排泄しなければならない窒素を含んでいます。当然、腎機能の低下した状態では窒素は排泄できずに体内に毒素として留まってしまいます。よって、窒素の含有量が少ないたんぱく質が理想です。たんぱく質には、動物性と植物性の2種類が有り、植物性たんぱく質は、窒素の含有量が少ないのですがアミノ酸などのいわゆる栄養も足りないため、両方をうまく組み合わせることが大切です。

3. 塩分制限
血圧の上昇は、腎臓への血流量を上昇させることで腎障害を悪化させる要因となります。食事中のナトリウム(塩分)を制限することは血圧を正常に保つ為には必要不可欠です。市販のドックフードやキャットフードは嗜好性を上げるために塩分を多く含む傾向があり、ナトリウム制限には不向きな食事と言えます。

牛赤身
ウサギ肉などと比較して牛肉や鶏肉はリンの少ない肉類です。レバーなど、部位によってはリンの多い所もあるので、要注意です。
ゆで卵 7
卵にはリンが多く含まれて居ますが、良質のたんぱく質を含むため、必要に応じて使います。
野菜
ゆでて刻んであります。今回は、大根・人参・蓮根・小松菜・しいたけを刻んで茹でたものを使いましたが、物によっては、生でも大丈夫です。きゅうりなど、利尿効果のあるウリ科の野菜も腎臓には適している野菜です。

カルシウム
カルシウムとリンは体内でバランスを取って存在しています。リンを制限すると共に、適度にカルシウムを摂取しましょう。今回は、卵の殻を乾燥して粉にしてふりかけています。

ビタミン
慢性腎不全の場合、腸からのビタミン・ミネラルの吸収が阻害されると共に、尿中への排泄が増加するため、いくつかのビタミンが不足しがちになります。食事には、ビタミンE・C・B・Kを積極的に摂取し、ビタミンDの過剰摂取は腎臓に負担をかけるため、避けます。今回は、脂肪酸とビタミンEのサプリメントを使用しました。