犬の縄張りには、大きくふたつ、あるんだそうです。
オスの縄張りと、メスの縄張りです。
まず、オスの縄張りがあって、そのオスの縄張りの中に、小さく、いくつも、メスの縄張りがあるんだそうです。
ちなみにこれは、犬の祖先である、オオカミと同じ行動パターンなんだそうですよ。
街中でオレコが突然、見知らぬ犬に対して、
「ひゅいんひゅいん」鳴きながら「わたしあなたにラブラブです」な行動をとったり、
知らないのおうちの前で、さも恋しそうに、「くうう~ん」と鳴くことがあり、
「会ったこともない相手になんでだろ?」って、不思議だったのですが、
自分の縄張りのリーダーであるオスのにおいを感じ取って、忠誠を誓うというか、
「ああ、あなたがリーダー!会いたかったですぅ~」とかいう、
感動のご対面みたいなものなんだろうか、と考えるようになりました。
そしたらその行動が面白いものになってきて。
自分(オレコ)の住んでいる町でも、
預かり先の別の町でも、短期滞在した町でも、もう、どこでもそうなのです。
犬が集団で生活し、リーダーを求める動物だということは知っていましたが。
こんな気弱なわんこなのに、しっかり、オオカミの仲間なんですねえ。
ふむふむがしつこいのには、そういう理由があったんだ。
なら仕方ないかー。