犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

じっと空を見る。

2013年12月07日 | おせわがかり日誌


紅葉が散ってしまったら、この先3か月は、冬の景色。

空がよく見えるけど、もう、緑の葉が、懐かしい。

今年はまだ終わっていないのに、はやく、

新しい春がやってこないかな、という気持ち。

冬鳥たちに会うのだけが楽しみな、冬。




神社の森では、カラスやオナガがいたずらし、時々、

ドサドサドサー、という感じで、たくさんの落ち葉が、

ものすごく高いところから、勢いよく、落ちてくる。





何かに似ているな、と思ったら、そうだ。

枝に積もった雪が、その重さに耐えかねて、

ズササササーと落ちる、あれだ。





今も、ヒヨドリが威張ってるので、カラスが怒って、

一番高い木のてっぺんに、乱暴につかまって、

ブンブンと揺さぶり、枯葉を蹴散らしているらしい。





気の強いヒヨドリはそんなことは一切介さず、

ふーんだ!とでもいいながら、

ひょ~い、ひょ~い、と、泳ぐように飛んで、

荒ぶるカラスから離れていく。

オナガの縄張りを乱暴に横切って、怒らせる。

ただでさえやかましいオナガ貴族が、

ギィーギィー、と、騒ぎ出す。





自然の中も、街中も、冬の景色はさびしい。

でも、鳥たちは、騒がしい。

もうそろそろ、コゲラ夫妻がやってきて、

ケヤキの幹を突く音が、鳴り響くのだろう。





カワラヒワが、ひわひわひわひわ、よろこびのうたを歌ってる。

ツツピー、ツツピー、と、シジュウカラも胸を張る。

すずめが負けるものか、と、ジュジュジュジュッ。

羽がふっくらふくらんで、ジャケット着てるみたい。





境内ではキジバトとドバトが小競り合い。

散歩の犬に蹴散らされ、バタバタと羽ばたく。

駐車場では世話好きなハクセキレイが、

気の短いヒヨドリをからかっている。





ああ、冬は野鳥が忙しい。

水鳥たちの様子も、見に行かないとなあ。