くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

「功名が辻」第7話

2006-02-21 14:37:09 | 功名が辻

鉄矢は金八先生になっていましたね。「徳次郎・・」と諭す声がもう金八ですわ。

ああ、また「金八先生」見たくなったけどあのドラマはもう終わったのよね?

今週の吟鉄はいつもとちょっと違った友情もあり、辛口だけではない鉄矢も有り、

シリアスにはまっていきそう。本当はこれこそ大河なのでしょうけどどこかにお笑いを

探してしまう私です。しかしふねの出番はあっという間に終わっちゃいましたね・・・

 

オープニングから玉がでてきました。明智光秀の三女。後の細川ガラシャ。

幼き頃の姿でしたが大事にされてきた様子がしのばれます。川で徳次郎らが追いか

けた様子。だってかわいいもん。こういう子を見たら誰でもちょっとかまってみたく

なるわよね(苦笑)さっそく明智のところに玉をつれていく千代でした。ねねたちが

未だに明智の妻子から挨拶がないのを気にしていたところを先に千代が訪ねて

行く結果になってしまいました。使用人といい、城の様子といい、ちょっと屈託。

 

信長は市のもとに参ります。浅井を試す意味もあったかもしれません。この歴史的

緊迫の夜はごく普通に和やかに行われました。浅井長政と市は仲睦まじくややが

できたとの報告に目じりを下げる信長。こうでなくてはお市を嫁がせた意味がない

けれどしかしその顔を見ればやはり嬉しさもこみ上げるというもの。

   「長政殿は義に篤き良き武将じゃ、迷いなく仕えよ」

   「長政殿、共に天下をとろうぜ。そなたの義、この信長、信ずるぞ」

こうして一泊していく信長。かなり大胆です。そしてその裏にはやはり寝首をかこう

とする画策がありました。この時は長政は自分を信じて泊まりにきてくれた義兄を

裏切れないと父親に刃向かうことで立ち消えになりました。しかし、これは序の口

なんですよね?違う?久しぶりに六平太も現れ、しのびとして一豊に忠告していき

ます。いざとなれば抜け道を教えると。こんなところまで出没して頼りになりますね。

しかしこの六平太がもたらした情報は一豊に浅井に対する微かな不信を植え付けた

模様です。六平太は今後も出没しては一豊を助けてくれるのでしょうか。もしそうで

あれば一豊の出世に役立ちますね・・結果、間接的に千代のためにもなるという・・・

そういえば市は一豊に内掛けを作って欲しいと千代に伝える様、頼んでいました。

そのもの言いが「もしもそなたが生きて帰れたら」と付け加えていたのです。

暗に不穏な動きがあることを伝えていたのでしょうか。一豊、アンテナ廻らせてよ。。

こうして何事もなく夜は明け、信長勢は六角勢をなぎ倒し凄まじい勢いで京に入った

ということです。


浅井との一幕が終わり第二幕は京に入った信長。謡曲のもてなしをうけ、静々と

宴は広げられます。征夷大将軍に任じられた足利義昭は信長を父と呼びたいだの

副将軍や管領にするやら待遇を考えていますが信長は一歩先を見越していました。

   「大津、堺に代官をつけおく儀をお許し願いたく存じまする。」

大津には琵琶湖を渡って北国の富が集まり、堺は鉄砲鍛冶が。世は戦乱のこと。

これからは鉄砲を多く所有したものが優勢となることを読んだ信長。

大したものよのう・・・

 

さてその頃、千代にはふねの一大事が襲っています。流産により失血してしまった

ふねは明け方までもたないと医師より宣告が。先にふねに対して無理をしないように

言った千代でしたが8人目のお産だからと軽くかわされています。それで遠慮してしま

い口出ししにくい状況になったのですね。ふねはふねで仕えている身、身重でも働くこ

とには躊躇しなかったのでしょう。しかし、川で洗濯とは何という無謀な。水につかって

洗っていたのでしょうか。状況がよく見えません。後に、徳次郎が千代のせいだと

いうのは単純に子供の本能で言っただけなのか気になります。とにかくふねはあっと

いう間に亡くなってしまいました。残された子供たちのなんと哀れなことでしょう。

遺言で徳次郎は「乱暴じゃ・・まことに強い男は・・」で途切れたために余計尾を引い

てしまった感があります。本当は違うのに・・母から乱暴者の烙印を押されたようで

子供心に傷を残してしまったのですね。母を失った悲しみと怒りでぶつけようのない

感情が徳次郎を支配しています。

こうしたなか、一豊たちが「命を拾うたぞ」と帰ってきました。てこずっている千代。

一豊たちが状況を察するのにさほどもかかりません。父親は刀でなんとかできると思

っているところが面白くもあり、単純でもあり。子供の気持ちが見えてないですよね。

しかし、吟さんもたった今ふねのことを知らされたばかりで動転しているわけで一気に

妻を失い、子は反抗し、やたら混乱するのも無理はありませんね。そうして徳次郎は

飛び出していきました。捜索に向かう千代たち。私が旦那様に手をひかれていったら

徳次郎は許しませぬ。という千代に感動ですね。我が子同然に育てるとこの部分で

誓ったのでしょうか。千代の決死の捜索が徳次郎の頑なな心を溶かしてくれたのは

間違いありません。しかし夜の雨の山道って怖そうでしたね。みのをコート代わりに

着て明かりといえるものもなく、もしもあるなら稲妻だったりして・・ぶるっ・・・

 

こうして徳次郎も母を失った悲しみから抜け出たようです。まもなくまた戦に出る

父親に立派に挨拶を告げました。

     「父上、ご武運をお祈りいたします」

義昭暗殺の報を聞いた信長は三好軍の残党を一掃し、京に義昭の御所を建設し、

秀吉を京都奉行の一人に任命しました。これにより一豊も京に留まることとなった

そうです。長い留守になるわね、千代、一人でやりくりできるのか・・・・・

 

***********

吟鉄コンビが炸裂したのは土産店。子供が多いのも物入りじゃ。。何気に皮肉を

いう鉄矢。土産を買う相手もおらんのも寂しいのう、と吟さん。相変わらずです。

わらじを買うという吟さんに鉄矢は米を買えと言いましたね。買わせてあげれば

よかったのに。このときの吟さんはふねのことも知らず、幸せそうでした。

ちょっと気になったのはお市の内掛けの話を一豊はしてなかったような。

そしてまないたはどうなったかも。いつまでも引っぱりますね(苦笑)

今週の一豊と千代の仲良しぶりは雨の捜索でちょこっとあったぐらいでしたね。

けれど、オープニングで、寧寧たちにのろけていた千代でした。

明智の雅よりも一豊の武士の汗の匂いの方がいいときっぱり。あっぱれ。

 



18 コメント

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こんにちわ! (bluestar1719)
2006-02-21 15:18:45
TBありがとうゴザイマシタ!



徳次郎を諭す吉兵衛はホント、

金八っつぁんでしたね。

彼の説教シーンは全部そういう

風に見えてしまいます。



来週は家康も登場。

姉川の戦いだと思います。

ちょっと楽しみなのです。

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こんにちは♪ (ミチ)
2006-02-21 15:33:32
今回は泣けたという感想の方も多いようですね。

私みたいに「あんなにキレてた子が一晩寝たらいい子になっちゃったよ~」って苦笑している人は少ない?

なんだか面白シーンばかりを望んでる私って一体・・・デス。

トクジロウという名前は視聴者全員に刻まれましたよね。
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Unknown (おりょう)
2006-02-21 17:04:45
こんにちは

私もそう思います。

千代は ふねを気遣う事が言い出し辛くなっている&ふねは仕えている身なので 無理して働く



悪い状況が重なっちゃったんですよね。

主役じゃないので仕方ないのですが、早すぎる死に黙祷。



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(* ̄m ̄)ププッ (まこ)
2006-02-21 17:05:53
内掛けとまな板、気になりますよね~(笑)。

千代より後に嫁がれた市さまなのに、

千代より先にお子に恵まれたのですね~!

まぁ、千代にはいっきに7人の子の母親代わりという

重責がのしかかってしまいましたが・・・
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こんにちは☆ (りっきー)
2006-02-21 17:47:27
こんにちは、TBありがとうございます。



徳二郎くんは、なかなかインパクトありましたね~。

将来、どんな大人へ成長していくか、とても楽しみです!
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金八 (くう)
2006-02-21 19:51:56
ホントホント。金八だったね。。。(^o^)あの場面。。。

「贈る言葉」をバックに流したかったわ。

そして、千代には金八にも「死んではなりませぬ」

と言ってあげて欲しかった。

ちょっと可哀想だった。
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功名が辻7話~妻の決意 (ルビー)
2006-02-22 00:21:42
TBありがとうございました。

7話はこれまでと違って笑う場面が少なく

かなしいエピソードでした。



なので、7話は感想が書きづらかったです。

哀しくなっちゃうものですから。



千代は自分の未熟ゆえに家臣の妻亡くさせてしてしまったこと。

この経験を通して家臣をもつ武士の妻としての決意が固くなったかもしれませんね。

私だったらショックで固めざるをえないかもデス。



またこちらにも寄らせていただきます。

TBありがとうございましたー

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こんばんは。 (カテラン)
2006-02-22 01:38:30
徳次郎の母代わりになろうと決意た千代の想いが、徳次郎の心を溶かしたのでしょうかね。

彼はきっとこれからいい男に育っていくんだろうなぁ。

 

今回は「大河らしい」大河だったのかも?

でも、お笑いシーンや千代の旦那様愛っぷりをどこかに探してしまうのは私も一緒です。

そういえば序盤にありましたね、「雅よりも汗の匂いのほうがいい」と何のてらいもなく言い切ったシーン。天晴れです。(笑)
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bluestar1719さん♪ (かりん)
2006-02-22 19:22:23
こんばんは!

いつもありがとうございます。

今週の鉄矢はもう金八でした。

みなさん混乱してしまうようです(笑)

来週は姉川の合戦ですか。

早いですよね。

一豊が無事に帰ってきますように。

千代が留守をしっかり守れますように・・・
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ミチさん♪ (かりん)
2006-02-22 19:41:32
こんばんは!

私も特に泣けなかったかも・・

でも徳次郎の気持ちはわかったかな・・子供が母を求めるのは無条件だもんね。

私も先週といい今週も笑えるシーンがなくなったのがとっても残念でした!

どこかにきっとあるはず、見落としてないかと探してしまいます。他のブログさんで何か笑ってくれてるかもかなり気になっています(苦笑)

早々、徳次郎も大きくなったら誰が演じるのか皆さん気になるようですね
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