最後にほろりとくるのは、作者お得意の戦法で見事に術にはまりました。 . . . 本文を読む
今週のオーラは裏番組が30分ずれていたのをうっかりして録画をセットせず
オープニング部分を見逃してしまい、すぐにスピリチュアルチェックでした。
ゲストは原沙知絵さん。目のくりっとしたえくぼのかわいい女優さん。
もともとはモデルだったそうで背も高く強い印象を与えてくれます。美人ですねぇ・・・
スピリチュアルチェック
☆自分の性格をひとことで言うと:******熱しやすく冷めやすい
. . . 本文を読む
いよいよドラマは明日が最終回。これまでこの本をなんとしても読破しなくては
思い続けていたのにどうしても手が出ませんでした。
しかし、昨日の記事にも書いていますが、ラストは原作とサプライズの融合と
いうではありませんか。それでは読まなくてはなりませんね。
修二がなぜこういう精神を持つようになったのかどこかにヒントがあるのでしょう。
ハッピーエンドになるとはいえ避けては通れないと決心しました . . . 本文を読む
五十嵐貴久著
夏バテのせいなのかどうにも調子が悪いです。
もともと血の巡りが悪い頭に、
何を読んでもすんなり入ってこないから始末が悪い。
そんなわけでライトノベル選びました。
ただただ面白い。単純に面白い。
そのうちスピードが増し私の心が喜んでいるのがわかる。
導入部に非常に魅かれます。
英語17点、国語34点、日本史22点・・。
探偵を営む宮本のもとにこの子を芸大に入れてくれと依頼が来る。 . . . 本文を読む
小川洋子著です。
「博士の愛した数式」に深く感動して
小川作品にもう一度つかってみたいと思いました。
この本は「博士・・」の3年ぐらい前に出版されています。
剥製収集家だった叔父が死んだところから物語は始まります。
叔母はロシア人でいつでもどんなものにもAという刺繍をしています。
この叔母と私とボーイフレンドのニコ、
そして剥製マニアのオハラの4人が登場人物です。
オハラが剥製を買いたいと申し入 . . . 本文を読む
吉本ばなな著
かなり古い作品です。
若いころ、この透明な世界にのめりこんだ覚えがあります。
バリアーをはることでやっと人波に入れる自分や、
人間関係を構築できない弱さを露呈してしまい
情けなくも本に逃げたくなっています。
しかし昔、優しく迎えてくれたこの本は決して優しく読み通すことが
できなくなっていました。
弥生は幼いころに封印された記憶を19歳の時に蘇らせて
叔母と間に秘密があることを知 . . . 本文を読む
酒井順子著
ご承知のように社会現象となって一世を風靡しました。
今頃、読むなんて全く遅れています。
定義によれば負け犬ではない私がこの本を読むなど傲慢にすぎて
びくびくしていたともいえるのですが。
しかし私の心配はすべて杞憂。
いやはや全編これパロディー、自虐ネタ?
最初から最後まで笑って笑って。
負けるが勝ちってうまいこといいますよね。
作者の本音は辛い心情の吐露だったはずです。
いや実際そ . . . 本文を読む
篠田節子著です。
図書館で目が合い、ああまた篠田さんを借りてしまったという流れでした。
神がかり的でもあるし超常現象のようでもあるこれは氏の得意とする
ところのようでこの本を人はホラーと呼ぶかもしれません。
でも私は遠い日に残してきた忘れ物を再び受け取りにいく
ファンタジーと思いました。
瑞穂は主婦で小学校の音楽教師をしています。
そのもとに康臣が死の間際に録音した逆回しのバッハのカノンが届きま . . . 本文を読む
野沢尚の作品はどれもが好きで新作が出るたびに震える思いでページをめくったものだ。
それだけにもう作品に触れることができなくなった時、その死を悼むよりも
喪失感の方が大きく心底がっかりしてしまった。
その野沢作品のなかでこの「深紅」は何よりも私の中で大事にしていたものである。
6年生の秋葉奏子は家族が事故にあったと知らされる。
修学旅行中であったために高原から東京までのタクシーのなかで家族の下へと . . . 本文を読む
篠田節子の短編集です。空いた時間の細切れをつなぐのに適していて
どれもが面白く、読みやすい。ちょこちょこ進めてなかなかgoodでした。
9編の中では表題にもなっている「天窓のある家」と「誕生」が一押しと思う。
「天窓」にはまっとうな道を行くことに対する冷めた視線というシニカルな部分があり、
最後に勝つのは「天然」というフレーズがぴったり。
まじめに夫を信頼していても結局夫に離婚されてしまう秀子と . . . 本文を読む