くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

功名が辻 第44話

2006-11-06 16:19:03 | 功名が辻

天下分け目の関が原!!

ええ??と皆さん、思いましたよね?なんじゃ~~三宅アナ。

今日はこういう解説の日なのかとびっくりした・・つか、時間を間違えたのかと。

ちゃんとドラマが始まったときにはほっとしましたね(笑)

                        

小早川秀秋とは寧々のところで会ったがまだ家康か三成か迷っていたという

千代に康豊はどちらにしろ数の多い方が有利だといいますが、居眠りの吟さんが

突然「殿は勝ちまする」というのがタイミングよくて笑いました。


歴史は家康の勝利を知らしめていますから単純に家康圧勝だと思っていました。

でも違いましたね。本当は数の上では三成優勢で、三成も勝ち戦だと思っていた

ことがわかりました。最後まで一豊が家康につくか迷っていたのもその当時は

三成に勢いがあったから迷い続けたんですね。ずっとドラマを見ている限りは

三成は幽閉されたりしていますからややヘタレぎみに思ってしまっていたんです。

それなのに、今回の戦の初めから三成は勝った気分でいるのが不思議でした。

んんもぉう、ドラマの視点が家康に向きすぎなんだってことじゃないですか?

では数の上では不利だった家康がどのように勝ちに向かって行ったのでしょうか。


雨に降られ、咳をする一豊はこの戦が自分にとって最後の戦になるといいます。

守る陣が家康の後方にあたり、新一郎は不満を言いだします。

最後まで家康に付くかどうか迷ったからそんな功名を立てられそうないい場所を

与えられるわけがないと言われています。

毛利が入ってくるかを見張るような場所なので戦に出たい猛者には物足りない?

しかし、安全性としてはいいのでは??


さて関が原に風が吹いてきました。

関が原に東からの風邪が吹くときには雨があがり霧も晴れると千代が言ってた。

その昔、不破にいたころは半兵衛と遠乗りもしたと言っていたのでしたね。

そんな、千代の縁で関が原にいる一豊は不思議だと感じているのです。

 

福島正則と宇喜多秀家。宇喜多の勝利。黒田長政も大筒で負けていると聞きます。

不利な展開に一豊は自分の選択は間違っていただろうかと天を仰いでしまいます。

毛利が割れているからここで見張っているという一豊ですが、六平太が現れ

一豊説得に動きました。徳川劣勢が明らかになると毛利が本気で動きだすぞ。

それならば、尚こそ戦いの一線に出て勝つように導くのが一豊の仕事なのだ。

そして必ず生きて千代のもとに帰るんだ。すごみのある六平太の説得に一豊も心動

かされ家康のもとに行くことに決めました。

  「前に出ろ、千代のためにも生きろ!」

  「死ぬも生きるも、戦ってこそか!」


徳川の陣。戦の前線に出たいと言ってきた一豊に老骨に鞭打ってこの戦に

でているのは家康自身と一豊ぐらいしかいないとねぎらいます。一豊を信じて

いるから戦いに出られよと、申し出を受諾しました。いよいよ一豊は張り切ります。


家康は小早川秀明を取り込もうと考え中。

そのころ小早川はまだ東西どちらにするか迷い続けています。

脳裏には寧々@高台院の言葉がフラッシュ。それは豊臣は寧々と秀吉が作った

ものだからもしも豊臣を思うなら徳川こそ頼りにするべきだということ。

そんな小早川の足元に一発大砲をぶっ放せという家康。


さて三成勢はここに来て島津が三成の指示に従いません。

先の夜の奇襲は義に反するといった三成の言葉がここで反発となってきました。

勝利を目前にして仲間割れ。それならば自分が手本を示すと前線に出る三成。


そのころ六平太は小早川の陣にいました。三成か家康か迷っている秀秋。

三成との約束は関白だという秀秋にそれは守られないと断言する六平太。

三成は20万石だからせいぜい大老どまり。何一つ自分では決まられまい。

関白は毛利輝元となるだろうと言います。輝元を敵にする気か?

あわあわと震える秀秋の足元に大砲がぶっ放されました。これを幸いと

   徳川様が怒っておられますな!

六平太のタイミングが効いたように秀秋は出陣。敵は三成じゃ~っ!

ほくそえむ六平太。

こうして小早川の陣が一斉に三成めがけて走っていきます。

機を待っていた一豊もこのときとばかり駆け出しました。

それにしても小早川の衣装は先週と同じ赤いマント。やっぱり変・・・

三成は敗走・・・なぜ義ある我等が・・・かわいそうに見えてしまいます。

 

その夜。徳川にまみえる小早川秀秋。

自分の活躍を見てくれたかという秀秋に福島は敗退したものだから嫌味もでます。

しかし、勢いに乗った気分の秀明に家康はさらに辛い命を出しました。

 三成が戻っていったあの「佐和山を攻めてくださらんかのう・・・」

おだやかにそうーっと忍び寄るように・・断れませんね・・あわあわと震える秀秋。


家康は一豊に冷やさぬようにと言いました。

勝ちはしたが・・勝つこともまた寂しいことじゃ。

一豊の呟きに新一郎は負ければ命はなかったと反論していますが・・。

せめて屍をふまずに参ろうと下知する一豊。


佐和山城は秀秋の攻撃により落城してしまいました。

そして負けた西軍の落ち武者狩りが容赦なく行われています。

三成は二人の家臣を従えていますが、自分を生かしたいならここで別れるといいます。

まだやることがある、大阪でまた会おうと言いました。

淀は三成を思い大泣きしています。

それを見ている秀頼。

しかし、洞窟にいた三成は簡単に田中吉政に捕まってしまいました。

その理由は来週明らかになるそうです。

千代は一豊の無事を知らされました。

だんなさま・・・手を合わせてほっとする千代。

                           

小早川秀秋がこの戦の命運を握っていたのですね。

最後まで迷い、戦場に来てまでも迷っていたというのが信じられないくらい。

若いからでしょうか。家康に脅されて家康に付いたのが面白いですね。

この寝返り、つまり家康につくことを決心させたのが六平太。

いつも戦いの中心には六平太がいます。


しかし、佐和山を攻撃させられたのはかわいそうでした。

家康も辛い命を出したと言ってましたけど。

戦は非情ですね。


そういえば、今回の関が原、一話分しっかりととってくれました。

珍しいですよね。

これで、ひとまず大きな山を越え、次は・・・。


今週の一豊も凛々しく描かれていました。

そして千代は留守番なのでそれなりに一豊を心配する奥様です。

ずっとこの程度の配分だったらよかったんですけどね。


そうそう三成を捕らえた田中吉政の何が素直に三成をそうさせたのか気になります。



4 コメント

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Unknown (「感動創造」)
2006-11-07 05:41:57
こんばんはー。

今回、ばっかりは、きっちりと合戦やってくれましたね。
非常に素晴らしい関ケ原でした。

あのその時歴史が・・・風ナレーションもお見事でした(笑)


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感動創造さま♪ (かりん)
2006-11-07 05:45:10
おはようございます。

コメントありがとうございます。

関が原は1話分全部使ってくれましたね。
本当に珍しいです。

大砲が足元にぶっ放された秀秋はびっくりして寝返ってしまったというのが興味深いことでした。

序盤のアナウンサーの演出も良かったです!!

***コメントをこちらに移動させていただきました。
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Unknown (りっきー)
2006-11-08 17:22:35
かりんさん、こんちは!
今回の関ヶ原は、合戦のシーンも多くて、安心しました☆

正義を信じて臨んでいた三成が敗れ、敗走の憂き目に
合うというのも、何だか切ない感じがしましたね~。

来週、どのような最後の晴れ姿を演じるのか、楽しみです!
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りっきーさん♪ (かりん)
2006-11-08 18:35:50
こんばんは!

関が原はさすがにここが最後のラインなので丁寧に描写してくれたんですね。
凄い人数のエキストラを使ったのでしょうね。
今までになく力が入っていたと思います。

三成の敗走がかわいそうに感じてしまいました。
数の上では圧倒してたのに・・。

次回は最後の舞台。有終の美を飾っていただきましょう。
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