くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

功名が辻 第43話

2006-10-30 17:38:32 | 功名が辻

一豊を中心としたラストの3人にちょっと吹いてしまいました。

実は新一郎が兜をかぶってるの初めて見たんです。(記憶では・・)

あんなに斬新だったなんて。今時の○○コレクションに出してもいいかもしれない。

でもアレをかぶって闘うのは実用的じゃないと思います。

その辺の木々にひっかりそうだし。かぶとむしを戦わせる商売あるでしょ?

角を突き合わせて闘う様。あれに似ていません??

まさか兜で頭突きなんてしないでしょうけど^^

                           

千代のもとに増田が現れ即刻力ずくで連れて行くというのを千代は、それなら

火をつけるまでだとざーっと襖を開けました。外にはワラが積まれてあり、

今にも火をつけそうな康豊に新一郎。ま・・待ってくれ。。増田が言うのと同時に

三成の家臣がやってきて人質の儀は無用だと言い出しました・・え??

出した手を引っ込めるに気まずい雰囲気の増田。今一度帰るがまた来るから

城に入る準備して待たれよ・・・捨てゼリフを残して行ってしまいました。

三成はガラシャのことがあってから腰がひけています。城を取り囲んでいる兵も

引き上げるように言いました。義の三成が人質をとるなどと似合わないことを

始めるから・・・


さて家康には一豊がやってきます。実は家康は悩んでいたんです。ここまで

順調に上ってきたけれど自分に諸侯達は本当についてきてくれるのか・・。

まさに悩める狸です・・(え?)

そんなところへ一豊ですから、タイミングが良かったといいますか、嬉しいでしょうね。

さて一豊は千代から届いた弾劾状を差し出します。それはしっかりと封印され

千代の手紙まで入っていました。恐らく家康に読まれると思っていたであろう千代は

ちゃんとそれを意識して内容も武家の妻らしく、しかももしもの場合には自害も

厭わぬという姿勢で、これには一豊も相当驚いたと思います。とにかくこの手紙は

家康をかなり感激させたことに違いありません。

この弾劾状により三成の動きがよくわかり挙兵するのは間違いないと判断した

家康は一豊の手をひしと握り、感謝をよせています。

そして小山での軍議、小山評定と相成ります。

 

一豊のもとに福島正則がやってきます。家康をどう思うか?この人も迷っています。

福島殿は誰のために戦をするのですか?自分は天下が再び乱れぬため、

家臣と領民の安堵のタメならこの命、惜しみはしない。なるほど誰のためというのは

戦に駆り立てる心のよりどころが上を向くか下を向くかですが、一豊は自分の持つ

ファミリーのためだと言い切りました。家康でも三成でもなかったのがいいですね。

そのために天下を治める力があるのは家康だと思う。こんな一豊から福島氏もちょ

っとは感化をうけたといいですね。でも相当悩んでる風で外見はすごかったです。

 

そこに堀尾氏の息子忠氏も一豊にやってくるのです。一豊って人気者ですね~~。

この人の悩みは明日の小山評定のこと。もしも家康が上杉討伐をやめて、三成へ

戦を向けるなら城を空にして家康に明け渡せと言ったというのです。それをやや

悩みすぎの気がします。話し方がちょっとアナウンスめいていて気持ち悪い(苦笑)

この案いいですよ。。千代もそういってたし。一豊ってば調子いいですよ~。


大坂城では秀頼と淀にかしずく三成ら。毛利もいましたね。

淀が久しぶりに会えたようで嬉しそうです。正義は絶対に勝つという三成。

時の情勢は三成10万に徳川7万5千。既に勝った気でいたんです。


小山評定。

家康が入ってきます。妻子を人質にとられたり、秀頼擁護のためであればこのまま

城へ帰ってかまわないという家康の言に、福島はもう家康についていくと決めたと

叫びます。さらに忠興もガラシャが三成に一矢報いたからもうこの先は家康に味方

するだけだというのです。ひとりがこういう声を出すと一斉に「お味方致す」の大合唱

となって出てきます。まるで集団催眠です。失礼。。それだけのカリスマ性が家康に

あったということですね。さて軍議は福島を先鋒にということでした。そのあとはどうす

るかという時に、一豊は忠氏にさっきのことを言えとばかり胸を打ちますが、躊躇し

てしまい動けません。代わりに一豊が自分も先陣を行うと言います。失笑が広がる

中、家康だけは一豊の話を聞けというのです。そして一豊は忠氏の言ったことを

そっくりということになってしまいました。忠氏の顔を見ながら。(パクリだし・・)

徳川様に私の城をそっくりさしあげます。城も領地も。城には兵量もありますから。

家康は半信半疑で聞き返してきます。しかし一豊は味方すると決めた以上、

何もかも差し出しますというのです。こんな一声で先陣をきったら、またまた

諸侯たちが某の城も使ってくれと言い出します。感激の家康はこれで勝ったも

同然だと頭を下げるのです。一豊はぱくってすまなかったと謝っています。

でもここでの忠氏の答え方もすがすがしい。このような評定の場でも一人ひとりの

戦は始まってることをしかと学んだというのです・・

 

掛川の城から追い出された(?)一豊の兵たちは雨にふられ、城に入れないことを

嘆きだし、しかも家康は勝てるのかと聞いています。一豊は馬に乗り、新一郎と

吉蔵は両脇。一豊は自分には運がある。だからこそ「家康を勝たせるのだ」と

力をこめていました。そして家臣全員の名前を呼び、もしも討ち死にした場合は

家族のものを立てると約束します。ここに一豊らしさがでてきました。この場で

子や兄弟などが引き立てられると聞けば誰でも一豊のために働こうという気に

なるのではありませんか?一豊、ここに来て大将らしくなってまいりました。

 

そのころ千代は六平太とともに尼の変装で寧々のところにいきました。

さっさと大阪を出たほうがいいという寧々ですが、千代はあくまで一豊のために

大阪にいると言っています。そこに小早川秀明がやってきます。キリシタン???

不思議な格好をしたものです。迷っている風ですが豊臣を思うなら三成ではなく

家康に付くように言う高台院。寧々が育てた豊臣は茶々が掌握する時点で理想

から離れてしまったようです。


さて家康の陣では武将たちがその時の動きを待ちくたびれています。全く家康ときた

ら気の長い人で、いつもこの気の長さで相手が折れていたのでしたね。

今回は武将たちがいらついてきています。この武将達のかぶる兜もまた随分いろんな

デザインで派手です。頭にこんなものをのっけたままお互い体当たりで組み付いて

いるんですから危険この上ない。先のカブトムシの戦いを思い出しますよ本当に。

そして家康にそそのかされるように発奮した兵は勢いをつけ、いよいよ家康も

戦いに出陣となりました。


そのころ、三成は秀頼を呼びつけますが茶々に断られてしまいます。さすがに幼い

子を戦場に出す母はいませんね。しかしこれでは士気が上がりそうもないです。

そんな三成に夜の攻撃にでるという面々。しかし三成はそれは正義の戦では

ないからだめだと突っぱねます。何となく言い出したものがバツが悪くなりそうな

雰囲気。三成の正攻法が正しければそれは歴史に刻まれているはずですね。

 

大坂城に来ると見せかけて関が原で討つ。あいては関が原にくるつもりだ。

皆揃って関が原を合図にしています。六平太も千代にそう教えています。

一豊を守ってくださいと千代は頼んでいましたが頼まれる六平太ももうだいぶ

年ではないでしょうか・・。

観音様をバックに千代は・・関が原と呟いています・・・

                        

今週は兜にだいぶ笑いました。

本当にあんなすごいものをかぶって闘うなんて首ががくがくしそうです。

ちょっと前にお辞儀でもしようものなら一気に刺さりそうで怖い。

見れば見るほどおかしくなってきます。

本当にこういうので闘ったのでしょうか??


今週は一豊が立派になっていてとても小気味良く見ていました。

千代が出てくるシーンが少なかったからでしょうか。

一豊が家康に城をやるといったのはかっこよかったですね。

おかげで家臣たちかわいそうでしたが。

でもその後の、子や兄弟を立てるというシーンでまたほろり。

上手く人を扱えるようになりました。


次週は本当に関が原。

戦いのシーンにしては珍しくはしょらずに見せてくれるそうですから

戦ファンの方は必見ですね。

 

    今週は忙しくて時間がとれない(予定)のでコメントのお返事が

       大幅に遅れそうです。それでは申し訳ないので コメント欄を初めから

       閉じておきます。ドラマの方を一日おきぐらいにするつもりです。

       どうぞTBのお付き合いでお願いします。

       もし何かありましたら前後のエントリーにお願いします。