最近、グルジア絡みでこんな↓珍妙な騒ぎがもちあがっているようです。
■「グルジアやめてジョージアに」…ロシア語読みはイヤ!と
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090321-OYT1T00531.htm?from=navr
グルジア政府が、日本語による同国の国名表記を英語表記(Georgia)に基づく「ジョージア」に変更するよう求めていることがわかった。 グルジアの国名はグルジア語でサカルトベロ。今月10日に行われた日・グルジア外相会談の際、ワシャ ゼ外相が中曽根外相に、「“グルジア”はロシア語表記に基づくので変え て欲しい 」と訴えたという。グルジアは、ロシアとの間に紛争を抱えるなど、反露感情 が根強いことが今回の要求の背景にあるようだ。
グルジアはロシア語で「Грузия=Gruziya=グルーズィヤ)」といいます。日本語の「グルジア」はそれが日本語化したもので、戦前なんかは「グルジヤ」と原音に近い形で表記されていました。それが、昭和20年代辺りから「イタリヤ」とか「スロバキヤ」みたいな外国地名の表記法が徐々に「イタリア」、「スロバキア」と変わっていく中、その巻き添えを受けたのか、いつの間にか「グルジア」となっていたわけです。
しかし、ロシア語読みも何も、我々は普段日本語を書き表すのにキリル文字もラテン文字も使ってないわけで、カタカナの「グルジア」は、別にロシア人が読んでもグルジア人が読んでも「グルジア=Gurujia」としか読めないでしょう。ロシア語の「グルーズィヤ=Gruziya」とは音にしても字面にしても、まったく別な言葉ですよ。
要するに、この外相とやらは、日本語の「グルジア」と言う言葉がロシア語に由来するという“事実そのもの”が気に食わないらしい。「表記」というよりは「語源」ですね。上記の読売新聞の記事は、「“グルジア“の語源はロシア語だから変えて欲しいと訴えている」とでも書けば、まだ意味が通りやすくなると思うんですが。
何故気に食わないかと言うと、グルジアは帝政ロシア、ソ連と約200年間に渡ってロシア国家の一部分でした。ゆえにその呼び名は“植民地主義的”だと言いたいらしい。あと、つい最近戦争して負けた、とか。少なくとも、日本人からはそのように取られているようです。で、それよりは英語に似た「ジョージア」の方が良いと。
とはいえ、この「グルーズィヤ」という他称は、別にロシア人が編み出したものではありません。その元になった言葉は近世ペルシア語の「グルジスターン」であり、13~16世紀にロシアを支配していたキプチャク・ハン国(ジュチ・オルダ)やその後継王朝の時代に、その支配層が用いていたテュルク系の言語を介してロシア語に入ったものだと言われています。
その辺りの事情はこの↓ブログに詳しく書いてあるので、こちらを参照していただきたいのですが、
http://ameblo.jp/nirenoya/entry-10127124798.html#cbox
さらに時代を遡れば、この「グルーズィヤ」も英語の「ジョージア」も出所は同じく中世ペルシア語の「グルギスターン」ということになるらしい。それが他の言語に伝播していく過程で大きく二つのグループに分かれたのであって、両者の違いはその属するグループの違いなんだとか。
一つは、ギリシア語を経由して西欧のラテン系やゲルマン系の言語、それに中東のアラビア語などに伝わったグループで、 中世ペルシア語「グルギスターン」に由来するギリシア語「ゲオールギアー」が、「ジェオルジ(仏)」/「ジョージア(英)」/「ゲオルギエン(独)」/アラビア語の「ジョルジヤー」….などと変化していきました。件の記事を見てはじめて知ったのですが、今のウルドゥー語やヒンディー語もこちらの系統らしい。
もう一方は、近世ペルシア語がそのままトルコ系やモンゴル系の遊牧王朝とともに現在のトルコやイラン、旧ソ連や東欧などの地域に伝わったというグループ。言語でいえば主にイラン系やテュルク系、スラヴ系となりますが、こちらは「グルギスターン」に連なる近世ペルシア語の「グルジスターン」が「ギュルジスタン(トルコ)」/「ゴルジェスターン(今のペルシア語)」/「グルーズィヤ(露)」….みたいに分かれていきました。
つまり、大雑把に言えばイランから西に伝わったものは「G(J)eorgi~」みたいな言葉になり、東に伝わったものは「Gurj~」みたいな言葉になったという話です。
その流れでいけば、ロシア語を介して伝わった日本語の「グルジア」は、後者の「Gurj~」グループに属することになりますね。朝鮮語は日本語経由でこの言葉を取り入れため、ほぼ同じ。漢語の場合もロシア語から直接入ったらしく、やはり「グルジヤ」みたいな音なんだとか。
そういう風により大きなスパンで見れば、このグルジア外相の言い分がいかにトンチキで、かつ日本語の体系と歴史的背景とについて理解を欠くものか、分かるでしょう。グルジアのことを「グルジ~」と呼ぶ言語なんて、ロシア語の他にもいくらでもあるんですよ。結局、「ジョージア」も「グルジア」もグルジアの他称と言う点では同じ。 だとしたら、少なくとも我々にとっては「ジョージア」に変える必要などまったく無い、ということになります。
大体、かく言う当人らの言語であるグルジア語の方だって、日本を意味する「ヤポニヤ」は実はロシア語の「イポーニャЯпоня」に由来してるんですよ。ロシア語へは元々ドイツ語か何かから入ってきたはずですが、一旦ロシア語を介しているのは間違いない。で、そんなにロシア語経由の他称で呼ばれるのが嫌ならば、相手に対しても同じ原則を貫くべきでしょう。あれこれ要求するより前に、グルジア語の「ヤポニヤ」を「ニッポン」にでも変えるべきですよ。「先ず塊より始めよ」って話で。
まあ、それは冗談だとしても、「客観的な背景云々よりも、問題はグルジア人自身がどう感じるかだ。彼らが嫌がるものは辞めるべきだ!」みたいな意見もあるかもしれません。 もちろん、それが、“他称はやめてグルジア語での自称「サカルトヴェロ」に近い呼び方をしてくれ”、というのであれば、まだ分かります。我々もそれに応じるべきでしょう。かつて「ローデシア」を「ジンバブエ」に「エスキモー」を「イヌイット」に変えたように。
しかし、彼らの言い分は「とにかくロシア語に由来しないものを!」とか「英語を使え!」とか、どうも妙な感じなんですよ。そこに感じられるのは、日本人の大好きな小国の「民族的自尊心の回復」みたいな素朴な感情よりも、むしろ怪しい“政治的打算”ですね。
まず第一に、なぜ今“このタイミング”でこんなことを言い出したか?という話です。“昨年8月の「5日間戦争」のお陰で、国民の間に反露感情が高まっていると言うのは、確かに事実でしょう。でも、グルジアが、ロシアが絡んだ分離派地域をめぐる戦争で負けるのは、実は今回で2度目です。
前回(1992~1993年)のアブハジアでの戦争は、戦いが一年以上も続いたというのもありますが、犠牲者の数にしても難民数にしても今回とは比較にならないほど凄惨なものでした。この20年あまりの間、グルジア人の対露感情はずっと悪かったといってよいでしょう。
外務省HPより、グルジア地図。真ん中の斜線部分が南オセチアで、左上のそれがアブハジア。
それにも拘わらず、グルジア政府がトルコやイランや他の「gurj-」系の呼称を使う国に「不快だから変えてほしい!」なんて要求したことは、これまで一度もなかったのです。大多数の国民にとっては、国外での呼び名なんて、多分どうでもいいことなんだろうと思われます。
一般に、「大国ロシアが小国グルジアを苛めた」と解されがちな昨年8月のグルジアでの戦争ですが、その実態はグルジア大統領サアカシュヴィリの「大博打」でした。そして賭けには大負けしたのです。 これまでの一連の流れとしては、
サアカシュヴィリ、米国の後ろ盾を頼みに事実上ロシアの管理下にある分離派地域=南オセチアの回復を企図。世界の目が北京五輪に向いているのに乗じて停戦協定を破り、首都ツヒンヴァリに奇襲攻撃をかける。その際に駐留していたCIS平和維持軍=ロシア軍の基地も破壊。
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サアカシュヴィリの予想に反し、米国を恐れて積極的な行動に出ないと見られていたロシアが全力で反撃。グルジア軍は各地で敗退。これを追撃するロシア軍はグルジアの首都トビリシに迫る。
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情況をヤバいと見たサアカシュヴィリは、突然「ロシアが我が国に侵略してきた!」と被害者のフリをし始める。カスピ海産の石油・ガスパイプラインの通り道にあり、資源的な安全保障の面で重要なこの国がロシアの手に渡っては一大事ということで、欧米諸国は官民を上げてこのサアカシュヴィリの嘘に乗っかり、特にメディアは「侵略者ロシア」のイメージを煽りたてる。
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そうした努力により、国際世論を親グルジア的な方向に持っていくことに一応成功したものの、これでより頑なになったロシアは南オセチアとアブハジアの独立を承認してしまう。これにより、両地域の回復は事実上、不可能となった。
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世界金融危機やエネルギー問題などを背景に、EU+米とロシアの和解が進む。それに伴って欧米メディアではグルジア軍の残虐行為や先制攻撃の事実が暴露されるようになり、“昨年8月の戦争は、グルジアのサアカシュヴィリ政権の側が始めた”という事実はほぼ確定事項となる。後に、サアカシュヴィリ自身も議会の公聴会でこれを認める。
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南オセチアとの境界付近で、サカカシュヴィリとグルジア訪問中のポーランド大統領カチンスキの乗った車が狙撃される事件が発生。グルジア当局は「ロシア軍による暗殺未遂だ」と発表するも、その後、事件を調査したポーランド側の情報機関からグルジア側の「自作自演」であったことをバラされてしまう。
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かつて、欧米諸国において「旧ソ連圏における民主化の旗手」と称えられていたサアカシュヴィリの評判は「ダメな独裁者」へと一挙に下落。国内でも、敗戦の責任を取って辞任すべきとの声が高まりつつあり、野党連合は4月の9日に大規模なデモを計画中←イマココ
こんな感じです。つまり、今のサアカシュヴィリ政権と言うのは国内では敗戦責任をめぐって反対派や一般国民から大いに突き上げられる一方で、国外ではこれまで彼らのスポンサーであった米国やEUからは見捨てられつつあるという、非常にまずい状況にあるわけです。
というか、国内の反対派は寄り合い所帯で内輪もめが絶えないので、実は大した脅威じゃないかもしれない。これに対して、「復興資金」を出してくれる欧米諸国とそれに準じる金持ち国の支持を失うのは、完全に死活問題です。そして、あまり派手には報道されていませんが、日本は2億ドルもの資金を出してくれている、そうした大口「支援国」の一つだったりします。
ここいらで、今回のグルジア外相の奇妙な要請の意図が見えてきませんか?そうです。サアカシュヴィリら首脳部の目的は、恐らく、こうした騒ぎを起こすことで日本人に「ロシアに抑圧され続けてきた可哀想なグルジア」の歴史を印象付け、彼らの間に昨年の8月にメディアによって流布された「侵略者=ロシアvs被害者=グルジア」のイメージを今一度呼び起こすことにあると思われます。それによって、サアカシュヴィリらの開戦責任や分離派地域でのグルジア軍の残虐行為などスポンサーの目についたらまずい部分は“チャラ”にはならないまでも、とりあえず目立たなくなる、という計算でしょう。
第二に、何故英語の「ジョージア」なら可なのか?という話ですが、これは多分、「グルジア」とか本来の自称「サカルトヴェロ」よりも、欧州っぽい響きがするからでしょう。EUやNATOに加入して欧州の一員になろうという、現政権の国是が影響しているように思えます。 こういう風に書くと何か冗談のようですが、現に、グルジア政府は一向に進まない加盟交渉を尻目に、外部に対し、さもそれらの機関の一員であるかにように印象付けるための努力を、延々と続けているのです。例えば、国境や政府関係の建物の前には必ずグルジア国旗とEU旗の双方が翻っています。
首都トビリシのグルジア国会前。グルジア国旗(右)とともに、青いEU旗(左)が翻る。
グルジアの首都トビリシの街頭に掲げられた政府広報”我らの外交政策における最優先課題はNATOへの統合である”何故か英語。
サアカシュヴィリのTV演説の際にも、背後にEU旗。軍隊の戦闘服も米国式になり、武器の種類も可能な限りNATO諸国やイスラエル製に置き換えられています。(ただし、昨年の戦争でその大半がロシア軍に鹵獲された)。
2007年5月、独立記念日に首都トビリシでパレード中のグルジア兵。当時はまだ持ってる武器はソ連製。
実際、日本人で「ジョージア」と聞いて、カフカス地方の不安定で貧しい国を想像する人はそんなにいないに違いない。
そうした理由からも、グルジア人自身が何を言おうが、やはり「グルジア」から「ジョージア」への変更には反対です。彼らの自分勝手な情報戦略にわざわざ乗ってやる必要なんでないでしょう。くどいようですが、これは“日本語の”問題なのです。
しかし、心配なのは日本の外務省の判断です。案外安易に変更を認めてしまうのではないでしょうか?何しろ彼らには、第二次大戦後、戦勝国の一つとなった中華民国の“要望“の下、元来蔑称でも何でもなかった「支那」を”理屈を抜きにして”とにかくメディアで使うな!という通達を出し、結果としてこの言葉を差別語のカテゴリーに追いやったとんでもない前科がありますから…。
その経緯についてはこちら↓を参照していただきたいのですが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%AF%E9%82%A3
確かに、唯々諾々とこれに従ったばかりか、それを拡大解釈した当時のメディア人や一般国民も問題なんですけどね。まあ、ここはそういう国なんだろうから仕方が無い。 でも、「支那」を使わないなら使わないで、現存する国家名である「中国」と区別して使えるような、漢人の住む土地やその伝統的な文化圏に対して使えるような地域名を代わりに何か造語するべきだったと思います。この際、古典から「唐土」みたいな言葉を復活させてもよかったのではないでしょうか?
中国に関するものが何でも「中国」一語で済まされるようになった結果、まあ鳥取県人と山東省の人間が同じく「中国人」となってしまったのは御愛嬌としても、今の中華人民共和国と過去の中華文明と漢民族などを切り離して論じることができないのは、とてつもなく不便に感じます。例えば、今の共産党体制の批判が、それが漢民族全体やその伝統文化の否定にまで繋がりうるといったことです。かつてのソ連においてロシア語が「ソ連語」とよばれることはついになく、また、米国に移住したロシア人が「ソ連系米国人」なんて呼ばれることがなかったことを思えば、その異様さは明白でしょう。
もし「ジョージア」がグルジアの意味で使われるようになった場合、まず米国のジョージア州と混同されてややこしいというのがありますけど、自分が思うに、日本人にとってよくないのはやはりグルジアがあたかも欧米のどこかにあるような「誤った」イメージを植えつけられかねないということでしょうかね。
ともかくも、言語は今後も何世代に渡って受け継がれていくものであり、下手なことをやって困るのは後世の日本人ですから、外務省は是非とも慎重に判断してもらいたいものです。もし「サカルトヴェロ」となった場合は進んでその語を使うつもり(とはいえ、原語がと“グルジア語”=カルトゥリ”、“グルジア人”=“カルトヴェリ”となります。こういうのはどうするんでしょう?)ですが、「ジョージア」となった場合は、断固として死ぬまで「グルジア」に固執し続けるつもりです。もしくは「グルジスターン」でもいいけど。
私は大学の第2外国語で露語をとったのですが、キリル文字がなんとか読めるくらいで、意味はさっぱりです。
現在は田舎暮らしなのでロシア語会話教室があるはずもなくw ロシアねーちゃんと話ができればいいなぁという邪な思いだけではそんなにカネも時間もかけられないw
ということで(?)、露語掲示板翻訳ブログというのは非常にうれしいです。楽しみにしてます。
で、今回のテーマですが、「グルジアでええやん」の一言です^^;
サアカシュヴィリのわがままに日本が付き合うことはないと思います。
昨年のグルジアでの戦争にはそんな事情があったんですね。
ロシア=プーチン=ソ連=怖い、謎の国
という単純なイメージwも手伝ってか、この記事を読むまでは
自分も「大国ロシアが小国グルジアを苛めた」という風に捉えていました。
「隣国でありながら、多くの日本人にとっては最も謎の多い国」であろうロシアの
実態に触れられる貴重なブログ、これからも期待しております。
とかく日本人は政治的やりとりに鈍感で善悪で考えがちで事情自分もそうでした(笑)
このように事情に精通している人が詳しく解説してくれると大変助かります。なによりおもしろい。
今後も更新期待してます。
したがって、日本人も余程あちら側に関心が有る少数の人以外は、みんな誤解したまんまなのではないでしょうか。自分も含めて。
しかしサアカシュヴィリも金豚さん以下の駄目駄目独裁者ですね!やり方も姦国なみ・・・。 「京城(キョンソン)では無いニダ!ソウルと呼べ!」
「漢城(ハンソン)」では無いニダ!首爾(ソウル)と書け!」とゴリ押ししたのを思い出しました。もし変えなかったら日本に対し、「謝罪と賠償しる!」なんて言い出したりして・・・。
「 ̄ `ヽ、 ______
L -‐ '´  ̄ `ヽ- 、 〉
/ ヽ\ /
// / / ヽヽ ヽ〈
ヽ、レ! { ム-t ハ li 、 i i }ト、
ハN | lヽ八l ヽjハVヽ、i j/ l !
/ハ. l ヽk== , r= 、ノルl lL」
ヽN、ハ l ┌‐┐ ゛l ノl l
ヽトjヽ、 ヽ_ノ ノ//レ′
r777777777tノ` ー r ´フ/′
j´ニゝ l|ヽ _/`\
〈 ‐ おことわり lト、 / 〃ゝ、
〈、ネ.. します! .lF V=="/ イl.
ト | お顔洗って とニヽ二/ l
ヽ.|l 出直して 〈ー- ! `ヽ. l
|l きなさい! lトニ、_ノ ヾ、!
|l__________l| \ ソ
まぁ、サカルトベリなら良いけど、ジョージアはやめてほしいな、混乱する。
「露語が嫌なのはわかったが、じゃあなぜ英語なら良いのか?」
です。
たとえ英語が実質世界共通語だからといって
本当に共通語として何から何まで基準に用いるのは
はっきり言って嫌悪を感じます。
サアカシヴィリと米国との関係はもう世界中が知るところですが
もしかして、日本も同じアメリカの手下だから英語で良いじゃん?
ってことなんでしょうか
どうもです。まあ、こちらの「CIS支店」の方もよろしくお願いしますw。
>ロシア語会話教室
NHKのラジオのあれとかは...最近どうなんでしょうね。昔、自分がやってたときはテキストはかなり面白いものを使ってたんですが...。
>ロシアねーちゃんと話ができればいいなぁ
宗教と並ぶ、最強のモチベーションじゃないですかw
>サアカシュヴィリのわがままに日本が付き
>合うことはないと思います。
どうせ近いうちに潰れるでしょうしね。とにかく、早まったことはしないで欲しいものです。
>neu殿
こちらこそ、はじめまして。今後ともよろしくお願いいたします。
>ロシア=プーチン=ソ連=怖い、謎の国
大体その通りだと思いますwww。ただ、一般に想像されているよりは怖くないかもしれませんが。
>自分も「大国ロシアが小国グルジアを苛めた
>」という風に捉えていました。
米国=大マフィア
ロシア=地元のヤクザ
グルジア=チンピラ
オセット人、アブハズ人=チンピラの子分
に例えれば、
チンピラがヤクザから独立して一家を構えようとした。
↓
でも、チンピラの子分はそれまで通りヤクザの子分でいた方が生活が楽なので、ヤクザの下に残ろうとした。
↓
チンピラは子分を殺そうとしたものの、ヤクザに支援された子分らに逆にボコボコにされる。
↓
10数年後、ヤクザの縄張りに進出してきたマフィアに気に入られて、その鉄砲玉となる。再び、子分を襲撃。
↓
チンピラ、今度はヤクザ本人にボコボコにされる。マフィアは口先では色々言ってくれるものの、全然助けてくれず。
↓
チンピラの頭越しに、ヤクザとマフィアの間に手打ちが成立。
みたいな感じでしょうか。気の毒な国だとは思いますが、まあ、半分は自業自得です。
>2009-03-27 21:39:08殿
はじめまして。多分こういうマイナー地域の話ばかりになってしまうと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
>当時あれだけ騒いだマスゴミもグルジアの
>その後については殆ど報道していないので
>しょうね。
日本のに関してはそうですね。でも、欧米メディアの方ではその後も報道は続いていて...特に、昨年十月後半辺りからのBBCの手のひらの
返し方はすごかったです。梯子ってのはこういう風に外されていくんだなあ、と妙に感心した記憶がありますw。
>サアカシュヴィリも金豚さん以下の駄目駄目
>独裁者ですね!
それがいいことか悪いことかは何とも言えないんですがwwwやはり、学歴だけで能力は判断できないものです。
>「漢城(ハンソン)」では無いニダ!首爾
>(ソウル)と書け!」
「英語風に呼べ!」とか言わないのでまだいいんじゃないですか?wとりあえず、言語体系の違いは理解して欲しいですね。
>2009-03-28 01:06:37殿
>まぁ、サカルトベリなら良いけど、ジョー
>ジアはやめてほしいな、混乱する。
「サカルトヴェロ」は「カルトヴェリ人の国」って意味なんですよ。で、「グルジア語」という場合は「カルトゥリ」というまた別の言葉があって...だから、「サカルトヴェロ語」とか「サカルトヴェロ人」というと、どうも妙な感じになってしまいます。
>庭殿
>サアカシヴィリと米国との関係はもう世界中
>が知るところですがもしかして、日本も同じ
>アメリカの手下だから英語で良いじゃん?
>ってことなんでしょうか
大体そういうことです。何で誰も怒らないのか、不思議でなりませんよ。
あっちの方の一般人は、かつての自分らの国とロシアの関係をそのまま、日本と米国間のそれに投影している場合が多いです。だから、「日本の大学では普通、授業は英語でやるのか?」みたいなことを聞かれて、驚いたりしますね。
まあ、彼らの行動を見ている限り、大国に抑圧されてきた小国のナショナリズムが、大国のそれよりもマシだなんてことは全然ないんだなあ、とつくづく感じます。
つまり、承認要求ばかり強くて他者の民族感情に対する配慮が全然足りなかったり、また、自国内の少数派に対しては、かつて自分らがされてきたことよりも一層苛烈で抑圧的な仕打ちを行いうるという話で....。
>BBCの手のひらの返し方はすごかったです。梯子ってのはこういう風に外されていくんだなあ
グルジアに騙されたマスメディアも、面目が丸潰れにされたもんで怒り心頭!で反動が出たのでしょうね。
今回、ひとつの事象だけで物事を判断をしてはいけない、という事で良い教訓です。でもマスゴミに限らず、我々庶民も情報に踊らされないよう気を付けなきゃいけませんねぇ。
知識が無けりゃ、戯言を言ってくる背景も読めませんから、なんで?と感じたら自分なりに裏を取る努力をしないと間違った情報を垂れ流すマスゴミを笑えなくなっちゃうな。
流石、歐亞茶房のマスターですね!うんちく為になりましたです。謝々。
別にジョージアでも、どっちでも良いと思うのですが、サカルトヴェロって覚えにくいから嫌だな。
ちなみに当時、朝日新聞はロシアの言い分もちゃんと伝えているから、何でもかんでもマスゴミという人はどうかと思うぞ。
てか、結局グルジア紛争でロシアは南オセチアやアブハジアって親露国の建国(勝手にだけど)に成功したんだし、ロシアにとっても絶好の機会だったわけですし・・・。
グルジアもロシアも両方怪しいもんだがね。