更新が遅くなって申し訳ないです。
ふつうよりちょっと長く発信音が鳴り続け、電波が届かないのかと思ったら、ようやく<合田です>と応じる声がある。戸外を歩いているのかもしれない。
次回分で判明しましたが、加納さんと一緒にいるところに不意の電話だもの。そりゃあねえ・・・?
刑事はみな同僚の私生活には干渉しないが、冠婚葬祭だけは例外で (略)
合田さんは差し上げてばかりで、貰ってはないんだよね、きっと。結婚したのはペーぺーの頃だから。
電話の相手が推測したとおり、合田はオリンピック公園に面した駒沢公園通りを歩いている。隣には今日退院した友人の判事がいる。玉川通り近くのちょっといい鮨屋で退院祝いをし、締めはウイスキーだろうと言う友人の口車に乗って、公園のすぐそばに建つ友人のマンションへ向かっているところだ。
加納さん退院おめでとう! 桜鯛は、特別にお造りにしてもらったのかな?
「オリンピック公園」ってどこやー!? → ここだ!
この周辺に加納さんの住まいがあるのか! しかもマンション・・・。
ふにゃー、高村さん、ありがとうございますありがとうございますありがとうございます!
「玉川通り近くのちょっといい鮨屋」って、どこー!? 分からん!
すし屋は『マークスの山』に出てくる「さかき」しか知らない。
地どり特定班の皆さんのご報告をお待ちします・・・。
加納さん、検事時代は馬事公苑の近くに住んでて、高裁判事の現在はオリンピック公園の近くですか。 そういうところがお好きなの?
日本酒が入っているせいで頭があまり働かないのを感じながら、合田は慎重に聞き返す。
相変わらず、お酒はしっかり飲んでいるのですね。 加納さんは、飲酒は大丈夫だったんだろうか?
電話を終えたところで、そら、俺の勘が当たった、野川事件がおまえを追いかけてきたと友人が謳うように言い、笑う。きっと、女優志望の美少女がおまえを呼びに来たんだ。どうかもう少し付き合ってくれ、って。
・・・根に持っているようにも聞こえるし、イヤミのようにも感じるし、ただの戯言のようにも思える、義兄の発言。
合田さん本人は、どう受け止めたのかな?
その男、おまえに何かサインを送ってきているんだろう。一つ間違えると、今度はおまえがストーカーされるぞ。気をつけろよ。
『LJ』の半田さんほどしつこくはないと思うけど(どちらかというと合田さんのほうがストーカーだったか?)、同業者の半田さんとはまったく思考が異なる若者で、読めない分だけ、性質が悪いかもしれませんねえ。
ウイスキーはロックでいくか。マンションの階段を上がりながら、友人が楽しげに言う。いや、今夜はストレートだ。合田は応じる。
合加派だろうが加合派だろうが、思ったことはただ一つ。
「今夜はお泊りですね! 高村さんありがとうございます!」
いや、泊まらない方がおかしいでしょ。不自然でしょ。夜の営みはしなくてもいいから、隣同士で寝て欲しい。
ところで、マンションにエレベーター無いの? それとも下の階にお住まいなの、加納さん? 入院していて運動不足だから、そのために階段を使用したのかな?
それにしてもこのやりとり、二人だけの隠語のようにも思えたのは、私だけじゃないよね? 例えば、
ロック → 69
ストレート → 直にやろう (←何を?) (・・・アレを)
・・・下品でスマン。 だけど、お酒だけじゃ済まないと思いたいのよ!
退院祝いだから・・・二人だけの隠微な時間も必要ですよ・・・。
単にウイスキーを飲んでいるだけでも構わないんですけど、描かれていない何かがあると思うのが、長年、義兄弟を見続けている人間の悲しい性なので。義兄弟に関して、死ぬまで治らない病と言ってもいいです、はい。
そういえば野川事件の少し前、最高裁で初めて違法収集証拠排除法則を適用した判決が出て、加納と議論になったのだ。合田は思いだす。違法な逮捕の後に得た証拠だからという理由でその証拠能力をダイレクトに否定した判決は、現場には素朴に<?>だった。加納は、先行する手続きが違法の場合、それに続く証拠収集手続きに違法性が継承されるという従来の考え方が葬り去られたわけではないとして屁理屈をあれこれ並べてくれたが、判決への懐疑は残ったままだ。
合田さんが疑問に思い、問いかけて、加納さんが解説するというパターンは、今現在もあるんだ! と、内容そっちのけで嬉しくなった。
(加納さんに解説してもらっても、さっぱり分からないというのが本音)
しかし、だな。 ここにきて久々に「加納」の二文字。前回まで「友人」だったのに。腑に落ちん。
『冷血』のときに比べればマシですけどね。「加納祐介」の固有名詞、1度も出なかった!
その加納は今日から職場復帰して、三分咲きの桜の下を高裁へ登庁し、快気祝いの縮緬小風呂敷を手に、部総括以下への挨拶回りに忙しい。合田も一つ貰った縮緬の小風呂敷は、教科書を包むのにちょうどいい。
加納さんと合田さんのものはお揃いの色柄で、挨拶回りで渡しているのは、色柄が異なるものなんだろうか? それは露骨過ぎるかな?
だけど二人の微妙な間柄は、過去の加納さんの勤め先の検察庁内だけでなく、裁判所内でも知れ渡っていると思うしなあ・・・。 加納さんは滅多にいない、<検事→判事>の異例の経歴の持ち主だからね。
そうして教壇に立ちながら、重要参考人ではない関係者たちを追いつめたかつての非情な日々へ、合田の頭は移ろう。
うん・・・捜査の難しいところだよね。
被害者の家族なのに、まるで加害者のように執拗に繰り返し尋問されるのは、たまったもんじゃないだろう。 しかし「犯人は身内」というパターンも多いから・・・。
すでに相当な年月を経て、発生当時の強い感情が抜けてしまった事件の再捜査は、おしなべてバーチャルなゲームの世界に近くなるのだろうか。あるいは、問題は自分自身にあり、何やらこんなふうにして、三十五年の現役時代が少しずつ緩みながら終わりを迎えてゆくということなのだろうか。
『土の記』で、合田さんよりも年上の主人公を描写してらしたから、多少の年齢の差はあれ、こういう感慨を抱いてしまうのは、必然なんだろうかねえ・・・と、しみじみします。
深夜、合田はこれまで経験したことのない所在無さに囚われて、ダイヤグラムと老眼鏡を置く。
ろ う が ん き ょ う ・・・!
この漢字3文字の破壊力!
「ああ、合田さん57歳なんだ・・・」と認識を新たにした。
合田さんの眼鏡といえば、『LJ』で城山社長の警護役を務めたときの変装でかけてたのを思い出しますが、今回はガチで眼鏡なんだもんねえ・・・。
余談ついでに、「眼鏡をかけた加納さん」の絵を描かれる方々も、多かったですよね? 小説では一度も「眼鏡をかけている」などの表現は無かったのに、あれはなぜだったんでしょう?
「エリート検事=眼鏡」という図式があったから? それとも描かれる方々の、単なる趣味や好みですか。
ふつうよりちょっと長く発信音が鳴り続け、電波が届かないのかと思ったら、ようやく<合田です>と応じる声がある。戸外を歩いているのかもしれない。
次回分で判明しましたが、加納さんと一緒にいるところに不意の電話だもの。そりゃあねえ・・・?
刑事はみな同僚の私生活には干渉しないが、冠婚葬祭だけは例外で (略)
合田さんは差し上げてばかりで、貰ってはないんだよね、きっと。結婚したのはペーぺーの頃だから。
電話の相手が推測したとおり、合田はオリンピック公園に面した駒沢公園通りを歩いている。隣には今日退院した友人の判事がいる。玉川通り近くのちょっといい鮨屋で退院祝いをし、締めはウイスキーだろうと言う友人の口車に乗って、公園のすぐそばに建つ友人のマンションへ向かっているところだ。
加納さん退院おめでとう! 桜鯛は、特別にお造りにしてもらったのかな?
「オリンピック公園」ってどこやー!? → ここだ!
この周辺に加納さんの住まいがあるのか! しかもマンション・・・。
ふにゃー、高村さん、ありがとうございますありがとうございますありがとうございます!
「玉川通り近くのちょっといい鮨屋」って、どこー!? 分からん!
すし屋は『マークスの山』に出てくる「さかき」しか知らない。
地どり特定班の皆さんのご報告をお待ちします・・・。
加納さん、検事時代は馬事公苑の近くに住んでて、高裁判事の現在はオリンピック公園の近くですか。 そういうところがお好きなの?
日本酒が入っているせいで頭があまり働かないのを感じながら、合田は慎重に聞き返す。
相変わらず、お酒はしっかり飲んでいるのですね。 加納さんは、飲酒は大丈夫だったんだろうか?
電話を終えたところで、そら、俺の勘が当たった、野川事件がおまえを追いかけてきたと友人が謳うように言い、笑う。きっと、女優志望の美少女がおまえを呼びに来たんだ。どうかもう少し付き合ってくれ、って。
・・・根に持っているようにも聞こえるし、イヤミのようにも感じるし、ただの戯言のようにも思える、義兄の発言。
合田さん本人は、どう受け止めたのかな?
その男、おまえに何かサインを送ってきているんだろう。一つ間違えると、今度はおまえがストーカーされるぞ。気をつけろよ。
『LJ』の半田さんほどしつこくはないと思うけど(どちらかというと合田さんのほうがストーカーだったか?)、同業者の半田さんとはまったく思考が異なる若者で、読めない分だけ、性質が悪いかもしれませんねえ。
ウイスキーはロックでいくか。マンションの階段を上がりながら、友人が楽しげに言う。いや、今夜はストレートだ。合田は応じる。
合加派だろうが加合派だろうが、思ったことはただ一つ。
「今夜はお泊りですね! 高村さんありがとうございます!」
いや、泊まらない方がおかしいでしょ。不自然でしょ。夜の営みはしなくてもいいから、隣同士で寝て欲しい。
ところで、マンションにエレベーター無いの? それとも下の階にお住まいなの、加納さん? 入院していて運動不足だから、そのために階段を使用したのかな?
それにしてもこのやりとり、二人だけの隠語のようにも思えたのは、私だけじゃないよね? 例えば、
ロック → 69
ストレート → 直にやろう (←何を?) (・・・アレを)
・・・下品でスマン。 だけど、お酒だけじゃ済まないと思いたいのよ!
退院祝いだから・・・二人だけの隠微な時間も必要ですよ・・・。
単にウイスキーを飲んでいるだけでも構わないんですけど、描かれていない何かがあると思うのが、長年、義兄弟を見続けている人間の悲しい性なので。義兄弟に関して、死ぬまで治らない病と言ってもいいです、はい。
そういえば野川事件の少し前、最高裁で初めて違法収集証拠排除法則を適用した判決が出て、加納と議論になったのだ。合田は思いだす。違法な逮捕の後に得た証拠だからという理由でその証拠能力をダイレクトに否定した判決は、現場には素朴に<?>だった。加納は、先行する手続きが違法の場合、それに続く証拠収集手続きに違法性が継承されるという従来の考え方が葬り去られたわけではないとして屁理屈をあれこれ並べてくれたが、判決への懐疑は残ったままだ。
合田さんが疑問に思い、問いかけて、加納さんが解説するというパターンは、今現在もあるんだ! と、内容そっちのけで嬉しくなった。
(加納さんに解説してもらっても、さっぱり分からないというのが本音)
しかし、だな。 ここにきて久々に「加納」の二文字。前回まで「友人」だったのに。腑に落ちん。
『冷血』のときに比べればマシですけどね。「加納祐介」の固有名詞、1度も出なかった!
その加納は今日から職場復帰して、三分咲きの桜の下を高裁へ登庁し、快気祝いの縮緬小風呂敷を手に、部総括以下への挨拶回りに忙しい。合田も一つ貰った縮緬の小風呂敷は、教科書を包むのにちょうどいい。
加納さんと合田さんのものはお揃いの色柄で、挨拶回りで渡しているのは、色柄が異なるものなんだろうか? それは露骨過ぎるかな?
だけど二人の微妙な間柄は、過去の加納さんの勤め先の検察庁内だけでなく、裁判所内でも知れ渡っていると思うしなあ・・・。 加納さんは滅多にいない、<検事→判事>の異例の経歴の持ち主だからね。
そうして教壇に立ちながら、重要参考人ではない関係者たちを追いつめたかつての非情な日々へ、合田の頭は移ろう。
うん・・・捜査の難しいところだよね。
被害者の家族なのに、まるで加害者のように執拗に繰り返し尋問されるのは、たまったもんじゃないだろう。 しかし「犯人は身内」というパターンも多いから・・・。
すでに相当な年月を経て、発生当時の強い感情が抜けてしまった事件の再捜査は、おしなべてバーチャルなゲームの世界に近くなるのだろうか。あるいは、問題は自分自身にあり、何やらこんなふうにして、三十五年の現役時代が少しずつ緩みながら終わりを迎えてゆくということなのだろうか。
『土の記』で、合田さんよりも年上の主人公を描写してらしたから、多少の年齢の差はあれ、こういう感慨を抱いてしまうのは、必然なんだろうかねえ・・・と、しみじみします。
深夜、合田はこれまで経験したことのない所在無さに囚われて、ダイヤグラムと老眼鏡を置く。
ろ う が ん き ょ う ・・・!
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「ああ、合田さん57歳なんだ・・・」と認識を新たにした。
合田さんの眼鏡といえば、『LJ』で城山社長の警護役を務めたときの変装でかけてたのを思い出しますが、今回はガチで眼鏡なんだもんねえ・・・。
余談ついでに、「眼鏡をかけた加納さん」の絵を描かれる方々も、多かったですよね? 小説では一度も「眼鏡をかけている」などの表現は無かったのに、あれはなぜだったんでしょう?
「エリート検事=眼鏡」という図式があったから? それとも描かれる方々の、単なる趣味や好みですか。
いつも、まとめていただくと、高村先生の文章が一層、読みやすく感じますし、ご感想が嬉しいです。
義兄弟のやりとりが、楽しいですね。
気になっておるのですが。
合田氏が絶賛する、「絶世の美少女」上田朱美ですが、他の方々のコメントからは、「女優志望だが、男みたい」としか出てきてない??
これ、もしかして、暗に「合田氏の男好き」を指してるのか?と、悩んでおります。
義兄弟の登場日は、
カラナー様はどう思われるかな?と
いつも気になっております。
・加納氏が痴呆か?と焦る合田氏の巻がありましたね。
あれは、今後の伏線だと思うのです。
『土の記』を連想しました。
二人そろって定年前に退職。
痴呆、介護のため退職になるとか。。。
・加納氏 笑う場面が多々ありますね。
いつも軽やかなお人柄なんでしょうけど、
なにか吹っ切れたような明るさが。
・駒沢公園=駒沢オリンピック公園
同じ場所だと思ってました。(違うのかな)
だから真弓氏と加納氏マンションは近い!
びっくりしました。
あのあたりはマンション価格高いから、加納氏賃貸かな?
水戸の立派な実家もあるし。
以前の馬事公苑そばの社宅も、現在のところと近めですよ。
合田氏自宅も知りたいですね。
・マンション階段を歩く、、、そう、2階に住んでると思いました。
お泊りだと思うんですけど、ロックだと強いから”立たない”と思いました。
傷跡をなめるぐらいかな。。。あー、でも抜糸後すぐだと感染症があるから嫌がるな。笑
・小野優太氏 彼がとっても気になります。
何かある・・・。普通人とは違う、二面性、影を感じますね。
長文失礼しました。
またお邪魔します!
今回は、そういう事だったのか!と、興奮をしてしまいました。
そうです。ウィスキー談義ですぅ。
うん、確かにありかも・・・。加納さんが、楽しげに聞いたというのが、私には、「何故、楽しげなの?」と疑問だったので、そう考えると納得がいきます。
どんな形だったにせよ、愛のある愉しい夜を過ごせればそれでいいんです。
あき様(よこレスですいません。m(__)m 楽しすぎて、ついつい、すみません。)
鋭いです。確かに合田さん、すでにかなりお酒が入っているようなので、ストレートでウィスキーを飲んじゃうと、使い物にならないかもしれませんね。(深酒をして、行為をすると、感度が下がると表現されていた男性がいました・・・・)
て事は、すいません。下世話なんですが、からな様の説とない交ぜにして、加合が成立かなと・・・・。心臓、大丈夫だった!?義兄。でも、翌日は挨拶周りしていたし・・・・。
いろいろ言っていますが、私も蒲団を一緒に並べて寝てくれるだけで大満足です。一緒に、笑って過ごしている雰囲気があればそれでもう何もいらない。
よく考えると、加納さんは都心のマンションに住んでいるので、ベッドの横に蒲団がひけないかも・・・・、公務員住宅と、団地のレイアウトは偉大すぎる・・・・(涙)
酷い所(普通の時は凄い所ですが・・・)だと、マンションに宿泊できる場所があって、予約をすると借りれるんですよね。
さて、お二人は、密閉された加納さんの寝室に、笑顔でベッドの横に蒲団をひけるのか?それとも、「雄一郎はこの居間の横の畳の部屋で寝ろ」と、加納さんらしくつらっと言えるのか・・・・。あるいは、出世とともに多少大きくなった加納さんのセミダブルベッド?(←勝手に買い替えをしています。東京勤務が決まって、大塚家具で購入。(自分の妄想の中で))で、長身の男二人で寝るのか・・・・。「狭いぞ、雄一郎。くっついてくるな」「うるさい。俺がどれだけ心配したか分かってるのか」なんて会話されたら、もう、自分、燃え尽きてしまいそうです。ちょっとした、私への言葉責めのようなものです。
すいませんでした・・・・。妄想が暴走してしまいました。
認知症というか、痴呆ですね・・・・。
そういう展開なら合田さん、ショックですよね。若き日、加納さんは、合田さんにとって一歩先を歩く人、人生の処し方を示してくれる人だったし・・・・。同級生にして、義兄と言える存在ですから・・・・。(長い間の兄弟ごっこは隠微な別の意味もありましたが・・・。)
でも、髙村さんならありかも。その場合、読了後の砂嵐のような激しい寂寥感を覚悟しなきゃ読めないですよね。
ここまできたなら、勝手に私が恐れている事も話させていただきます。
朝ドラでよくある、「ナレ死」ならぬ、加納祐介の一行死です。
事件から2年後、定年の年に加納さんの心臓はよいよ悲鳴をあげます。こんな感じです。『・・・・10月の爽やかの秋晴れの日に加納祐介は天へと召されていった』(表現をクリスチャンらしくしました)言及がこれだけで終わりです。これが一番の恐れている事です。
すいません。不謹慎で・・・・。私もお二人の老後は、水戸に戻って合田さんには加納家の土地で好きなだけ土いじりをしてくれと願っているんです。加納さんは持病もちだから、のんびりしながら地元の名士の仕事をこなせばと・・・・。
加納さんと、真弓さんのお住まいが近いのは、これから何かあるかも・・・。以前、ティーンの子にだまされた判事が云々とは、まさか加納さんご自身?それも、真弓ちゃんに・・・。それって、ディケンズの話みたいですよね・・・。うまく繋がるなんて、ないっか・・・・。
あと、駒沢公園の正式名所が駒沢オリンピック公園のようです。
雄太さんは、何かあるに賛成票一票です。
どんな展開がまっているのか、ますます楽しみです。長くてすみません。m(__)m
からな様
加納さんの転職への返答ありがとうございます。それから、サイン会のページを拝見しました。文脈から垣間見れた髙村さんのお人柄が思っていた以上に素晴らしかったので嬉しくなりました。偉ぶっていない、素敵な方だなと素直に思いました。
コメント欄も拝読させていただき、会場にいた皆様の熱のようなものを感じました。
それにしても髙村さんと、ナイショを共有していらっしゃるなんて羨ましいです。
「検事は性格が悪くなる」か―、刑事も同じだと聞いた事があります。人をすぐ疑ってしまうと・・・・。合田さんも学生時代からみると変わったって、既婚時代に貴代子さんも仰っていたような・・・・。
作家ご本人からの貴重な発言です。教えていただきありがとうございます。作品に厚みがまします。ずっと疑問だった事が、からな様の圧倒的な知識・知恵をわけていただいて、少しずつ自分の中で消化できるようになってきています。厚かましく、最初からグイグイ質問ばかりだったのに、まさに加納祐介の如く爽やかさで、明快で的確な回答をいただき、感謝の言葉しかありません。ありがとうございます。
サイン会、羨ましいです。お声、聞いてみたかったな。
☆つるぎさん
>義兄弟のやりとりが、楽しいですね。
殺伐としたお話の中での、オアシスです。
加納さんの容態が悪くなるのか、あるいは合田さんが不調になっちゃうのか、気になるところではありますが。
>合田氏が絶賛する、「絶世の美少女」上田朱美ですが、他の方々のコメントからは、「女優志望だが、男みたい」としか出てきてない??
>これ、もしかして、暗に「合田氏の男好き」を指してるのか?と、悩んでおります。
今まで合田さんが気になった女性・・・元妻の貴代子さんに、『照柿』の美保子さんを思い浮かべると、「たおやか」 「おしとやか」 「流されるような」 女性ではないですよね。
だからきっと上田朱美ちゃんも、二人の女性が持っているような、「何か」を合田さんのアンテナは感じ取ったのかなあ、と。
合田さんにとっては、好みの女性と好みの男性は、異なるのかもしれません。 『冷血』で加納さんのことを「異物」と言い切っていますしね。
☆あきさん
>加納氏が痴呆か?と焦る合田氏の巻がありましたね。
>あれは、今後の伏線だと思うのです。
あ、やっぱりそう思われます? 私もちょっとだけ危惧してまして。 でも、合田さんや読み手の裏の裏をかくのが加納さんでもあるので・・・どうなるか、分からないですね。
>加納氏 笑う場面が多々ありますね。
>いつも軽やかなお人柄なんでしょうけど、なにか吹っ切れたような明るさが。
未だにつかみきれない人ではありますよね。 「合田雄一郎」の視点を通して見ているから、余計にね。謎めいているから、知りたくなる。それが加納祐介という男。
>駒沢公園=駒沢オリンピック公園
>同じ場所だと思ってました。(違うのかな)
>だから真弓氏と加納氏マンションは近い!
同じ場所だと思いますよ。
いつの日か、真弓ちゃんとご対面しそうですね。
>あのあたりはマンション価格高いから、加納氏賃貸かな?
>水戸の立派な実家もあるし。
そうそう、水戸のお家はどうしたんでしょうねえ? 気になりますね。 処分したらしたで、親戚がうるさそうですし。管理人夫婦も職を失うわけですし。
>マンション階段を歩く、、、そう、2階に住んでると思いました。
あるいは人目につかないように、階段を利用したのかも? 防犯カメラありますから、いちゃいちゃしているところを撮られたら、大変です。
>お泊りだと思うんですけど、ロックだと強いから”立たない”と思いました。
すみません、私は下戸なのでお酒のことは詳しくないんですが、ロックとストレート、似たり寄ったりなんでしょうか?
>小野優太氏 彼がとっても気になります。
>何かある・・・。普通人とは違う、二面性、影を感じますね。
浅井忍くんのことをチクッたのは、彼でしたね。
最近気付いたんですが、彼が「雄太」で彼女が「優子」・・・どこぞの義兄弟のように、こちらも「ゆうゆう」カップルですね。
☆ごん太さん
>加納さんが、楽しげに聞いたというのが、私には、「何故、楽しげなの?」と疑問だったので、そう考えると納得がいきます。
>どんな形だったにせよ、愛のある愉しい夜を過ごせればそれでいいんです。
退院したばかりですし、無理はしないで欲しいんですけどね。
単純に「お酒が飲める、それも雄一郎と一緒に」 ということで、浮かれているだけかもしれませんが。
すみません、私、根がスケベなもので・・・。作成してから「ハメはずした考えだったかな?」 とビクビクしてたので・・・。
>心臓、大丈夫だった!?義兄。でも、翌日は挨拶周りしていたし・・・・。
>一緒に、笑って過ごしている雰囲気があればそれでもう何もいらない。
やはり 「翌日に備えて無理はしない」説も有り得ますね。 スーツで隠れていないところにキスマークが見えていたら、非常にマズイじゃないですか。
・・・と、いろいろ想像できて楽しいのが、義兄弟の関係の醍醐味でもありますね。
はっきりと正解も欲しいけれど、想像と妄想も味わいたいです。
>マンションに宿泊できる場所があって、予約をすると借りれるんですよね。
私の住んでいるマンションも、洋室と和室のゲストルームがありますよ。事前予約しないとダメですから、合田さんは加納さんちに宿泊したと思いたい。
>すいませんでした・・・・。妄想が暴走してしまいました。
大丈夫です! それくらい皆さん想像と妄想を働かせています。
受け入れるパターンもあれば、拒絶するパターンもあるし、何もないパターンもあるでしょう。
>朝ドラでよくある、「ナレ死」ならぬ、加納祐介の一行死です。
えー・・・(絶句) とはいっても、私も新連載始まるときは、「義兄が死んでいませんように!」といつも祈っていました。
それはハズれて、連載初めで、貴代子さんの死だったり、加納さんの判事への転職だったり、心臓手術だったりなのですが・・・いや、これも相当な爆弾でしたけどね。
以上、ごん太さんからあきさんへのコメントでしたが、横入りしてしまってごめんなさい。
>「検事は性格が悪くなる」か―、刑事も同じだと聞いた事があります。人をすぐ疑ってしまうと・・・・。
職業病でしょうね。 検事から判事になった加納さんは、どうなんでしょうね? 「公正、清廉潔白、聖職」のイメージが付きまといますから、より一層、大変かもしれません。
>厚かましく、最初からグイグイ質問ばかりだったのに、まさに加納祐介の如く爽やかさで、明快で的確な回答をいただき、感謝の言葉しかありません。
いえいえ、とんでもないです。 むしろ回答になっているのかどうか、気になっています。
あくまで正解は一つではないので、こういう解釈もあると、受け止めていただければ、と思います。
タカムラーさんたちが運営されていたサイトやブログなどが無くなったりしている中、何とか細い灯であっても、続けていけたらと思っています。
昔からの高村作品のファンの方にも、新しいファンの方にも、少しでも拠り所になればいいな、と、大それたことではありますが・・・。
合田さんと加納さんが絡むところだけ真剣に読んでいます。その他は極力飛ばして、いつか単行本になる日を心待ちにしています…っていつになることやらですけど。これからもどうぞよろしくお願いします!
コメントありがとうございます。返信が遅くなってごめんなさい。
>合田さんと加納さんが絡むところだけ真剣に読んでいます。
本音を言えば、私もそうです(笑) 繰り返し読んでしまいます。
>これからもどうぞよろしくお願いします!
こちらこそ、よろしくお願いします!