学区で一番いい天王寺高校へ進学した雄一郎は、髪をいつも短く刈り、清々とした詰襟姿だった。 (文庫版『照柿』上巻p288)
そんなあなたを心から見てみたかった、と思いましたよ、私は。
矢田駅に戻って、再び近鉄電車で河堀口(こぼれぐち)駅で下車。歩いて5分弱の天王寺高校へ向かいます。
この暑い真昼の真っ只中、学校の外をぐるりと一周。大きな学校だなあ、と実感できました。
日曜ですが、運動場では野球の試合。体育館でも、バレーボールかバスケットボールの練習をしているようです。
今年は創立110年だそうで、校舎にもそのことを示した横断幕がありました。
だけど合田さんは、途中で東京へ転校してしまったので、卒業はしてません。
自転車通学OKのようなので、矢田駅から電車で4駅ではありますが、合田さんはきっと自転車通学してたはず。それでも20~30分は、かかったんじゃないかなあ?
自転車通学の場合は、↓こちらの裏門から入ったのでしょうね。
「あんたは大阪随一の進学校で勉強一筋。達夫は放蕩一筋、か」
「そんな言い方はやめてほしい。俺は達夫のような才能がないから勉強しただけだ」 (文庫版『照柿』下巻p281)
・・・つまり美術オンチってことてすか、合田さん?
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