あるタカムラーの墓碑銘

高村薫さんの作品とキャラクターたちをとことん愛し、こよなく愛してくっちゃべります
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Q16 「秘密」からイメージする本は?

2005-06-29 00:19:21 | イメージが結ぶ100の言葉と100の本
リヴィエラを撃て (単行本版、文庫版ともに新潮社)

シンクレアさんが、二十数年間隠し保っていた秘密。
もうちょっと早くこの「秘密」を切り札に使っていたらいいのに~! ……とも思えるが、それでは話が成り立たないか(苦笑)

***

物語のクライマックスのネタバレになってしまうので、「秘密」についてはノーコメント。
だけどねえ~、この時のシンクレアさんについては、ちょっとぼやきたいわ、私。以下の空白は、隠し字にします。
シンクレアさんに文字通り命を捧げている人を間接的に知っているので、これを読まれるとちょっと怖いんですけど・・・
ええい、ここは私のブログだ、「文句があるなら、ダンスタン・ハウスへいらっしゃい!」 (by『×ルサイユの×ら』のパクリ。出来ればレディ・アンの口調でお読み下さい・)

シンクレアさんが密かに録音して隠し持っていたテープは、実際は全く活かされずに終わったのだが、一体どういうふうに活用するつもりだったんだろう。「用意周到、しかし役立たずに終わる」というのは、ダーラム侯の「遺書」もそうだった。当人たちは「切り札」のつもりでも、思っていた以上に不発だった。こういうところが、ぬけているというか、のんびりした貴族体質というか、やっぱり二人は従兄弟同士なんだなあと感心するというか・・・。 

・・・おや? ちっともぼやきになってない・・・。 よっぽどその人が怖いんだな、私 

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イメージが結ぶ100の言葉と100の本 からお借りした質問に回答しています。

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