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あるタカムラーの墓碑銘

高村薫さんの作品とキャラクターたちをとことん愛し、こよなく愛してくっちゃべります
関連アイテムや書籍の読書記録も紹介中

来月や来年の予定を言うと、鬼が笑う話。

2005-11-29 23:41:14 | 何となく、タカムラー気分(お知らせ含む)
1.「父が来た道」のドラマ

母がBS、妹がス○ス○と○リーmy○プの再放送(×都のロー×ル局でやってるの)を見るというので、リアルタイムに見ることが出来ませんでした。録画はしていますので、休日に見てから感想をアップする予定。

ドラマのあらすじ 読みましたが・・・何ですか、これは。

原作のどこに子飼いの議員や中国人や発電所が出てるのさ!?

えらくまあ~脚色してくれて。
主人公は元刑事で現在は運転手、父は選挙違反法にひっかかって刑務所入り、その原因は一人の大物政治家・・・という設定だけ借りて、別の話を作り上げたようなものか。
「子飼いの議員」 「中国人」 「発電所」 ってだけで、『新リア王』 『李歐』 『神の火』 を連想したのは、私だけではあるまい。

ドラマだけを見て、原作を読んでない方に、「高村薫の作品はつまらない」・・・なんて思われるのが、イヤだなあ・・・。


2.2006年の「再読日記」の予定

約100冊前後の積読本をそっちのけで、来年も「再読日記」を実施します。

花粉症がひどくなる前の2~3月に、文庫版『リヴィエラを撃て』 を再読予定。禁断症状が出てきた(笑) 個人的には最も好きな高村薫作品なので。

初夏には、『わが手に拳銃を』 を再読できたらいいな・・・。『李歐』 はお預け、恐らく再来年(笑)

それから秋には、『マークスの山』 を。多分、単行本版を再読予定。ホントは今年の10月に再読予定だったんですが、『新リア王』 発売のニュースと、それに伴う 『晴子情歌』  の再読に差し替わったので。

欲を言えば、冬に 新版『神の火』 も再読できたらいいんだけれど・・・。

上記はあくまで予定ですけどね。・・・増えるかもしれないし・・・。


3.高村薫作品に関連・登場した書籍の読書

あう~、そういえばシモーヌ・ヴェイユ(ヴェーユ)が滞っていた・・・。今年中には出来るかなあ?

「再読日記」と交代でやるのが最もいいんですが、無理なことは解っているので(苦笑)
読もうと思って購入した作品は 『罪と罰』 『ブッテンブローク家の人々』 どちらも全3冊。私の読書ペースだと、どちらも約1か月はかかります。

これも欲を言えば、『チボー家の人々』 も購入したい・・・。全13巻なのがネック。お財布と相談しなくちゃなりません。


4.カテゴリの整理

先日、ちょっとだけ整理しました。「再読日記」のカテゴリがどんどん増えてくるので、困ってる。もう少し、すっきりさせたいなあ。
しかもカテゴリだけ作って、記事を作成していないものもあるので、それも公開に踏み切りたい。


5.「質問集」の作成

実は最大の隠れた野望だったり・・・野望の予定で終わる可能性もありますが(笑)

私自身が根性なしなので、「100の質問」「50の質問」なんて数が多いものは、とても作成できない。(現在回答が滞っている イメージが結ぶ100の言葉と100の本 も、全部回答出来るのはいつになるやら・・・)

作品別・キャラクター別・タイプ別(←何のタイプだ)などに分割して、10~20問程度の質問集を作成できたらいいな、と考えています。
それらを回答者側が自由に組み合わせて回答したり、単独で回答したりと、融通が利くようなものができたら、と。


以上、鬼が笑う話でした。

今年も残り1か月。12月の予定としては、「晴子情歌再読日記」 を完成させて、シモーヌ・ヴェーユ を仕上げて、イメージが結ぶ100の言葉と100の本 を何問か回答したり、『新リア王』 の考察をして・・・。

そして、朝日カルチャーセンターの特別公開講座で、高村薫さんのお話を拝聴するのだ。

ええ、その日の午後からの残業を蹴っ飛ばし、その後の忘年会もすっ飛ばし、上司にネチネチ言われても(←これはとっくにネチネチ言われたが)、参りますとも!

その日は日にちは違えども、偶然にも(?) 『黄金を抱いて翔べ』 の銀行襲撃日の土曜日なんですよね~。
ああ、中之島地どりもやりたいものですわ。


4 コメント

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「父が来た道」 (みなわ)
2005-12-03 09:00:02
原作の「父が来た道」には中国人や原発は出てこなかったんですね?!

私、すっかり忘れてました、原作のほう。

ちゃんと読み直さなければ。

高村さんのキーワードを全部詰め込みましたっていう脚色だったのか・・・。
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ドラマはまだ観ていないのですが (からな)
2005-12-03 22:28:59
みなわさん、こんばんは。



>原作の「父が来た道」には中国人や原発は出てこなかったんですね?!



はい、出ておりません。単行本・文庫の両方を読み返しましたから、断言できます。



淡々とした味わいの短編ですから、山場の「事件」を盛り込まないと、映像としてはキツイのかもしれませんね・・・。



>高村さんのキーワードを全部詰め込みましたっていう脚色だったのか・・・。



良くも悪くも、周囲が期待する「高村薫作品」って、こういうものなのかも知れません。



しかし本当に高村作品の映像作品は、原作ファンをあまりにも納得させませんね。

脚本家・演出家が妙な我を張らずに、原作どおりに進めて欲しいものです。



そういう意味では、<七係>シリーズのドラマが一番良かったと私は思いました。

みなわさんは、いかがですか?

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七係シリーズのドラマ (みなわ)
2005-12-04 23:29:14
渡辺謙さんが出演しておられたNHKのですよね?

あれは楽しく見た覚えがあります。

警視庁ではなくて大阪府警で、

主人公も、合田雄一郎という名前ではなかったけれども。



でも私、彰之より先に悟りましたよ。

好きな小説の映像化に関しては、どうなっても、

もう何も思い煩うまいと(笑)

とか言いつつ、愚痴ってたりするんですけどね・・・。
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男女の視点の違い。 (からな)
2005-12-05 23:37:59
みなわさん、こんばんは。



>渡辺謙さんが出演しておられたNHKのですよね?



そうです~。ハリウッドに行ってしまった謙さん、今となっては貴重なドラマですよね。



オープニングの又さんの××シーンが衝撃でしたが(笑)、地上波ではばっさりカットされてしまったのが残念。『マークスの山』を思い浮かべざるを得ない、交番に缶コーヒーを差し入れるシーンに差し替わってしまいました。



>好きな小説の映像化に関しては、どうなっても、

>もう何も思い煩うまいと(笑)



恐れ入りました!(笑) しかしその後の切り返しに笑ってしまいました・・・。うん、愚痴りたくなりますよね。



例えば、男性読者が無視するような色気のある表現を、女性読者は無視しない、出来ない。

女性読者が感じる高村さんの描かれる男性の色気や、男性同士の会話を、男性読者は淡々と読み流すような部分が、多少なりともあると思われます。



そういう女性読者が見逃さない部分を、映像化するなら盛り込んでもらいたいものですね。

<七係>シリーズのドラマ化は、その点ではなかなかのものだったと思います。「雪さんの彼女」も、一応は出てましたし・・・(笑)

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