RSSリーダーで「高村薫」のキーワード登録でヒットした、 NONSKID REALISTさまのブログ からの情報を参考させていただいて、今回の記事をアップしています。(TBもさせていただきます)
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「父が来た道」 とは、高村薫さんの現在唯一の短編集である、『地を這う虫』 (単行本・文庫ともに文藝春秋) に収録されているお話の一篇です。
例によって、単行本から文庫になった際に大幅に改訂。しかも単行本では五篇あったのに、文庫では四篇になってしまいました。
単行本 「愁訴の花」 「地を這う虫」 「巡り逢う人びと」 「父が来た道」 「去りゆく日に」
文庫 「愁訴の花」 「巡り逢う人びと」 「父が来た道」 「地を這う虫」
(いずれも収録順で) つまり、「去りゆく日に」 は、単行本でしか読めないのです。
だからといって、決して 「去りゆく日に」 が劣っているわけではなく(総じて高村さんの作品レベルは高いことは、周知の上でしょう)、これは高村さんの何かの考えで、文庫では削られたのです。
・・・話が逸れてしまった。元に戻して。
タイトルは同じでも、単行本と文庫では内容は当然、違います。
今回のドラマでは、どちらを採用したのでしょうね・・・?
タカムラーさんの間では、単行本の 「父が来た道」 が好きだ、という方が多いようです。
文庫の裏の説明文にも引用された、屈指の名台詞、
「人生の大きさは、悔しさの大きさで計るんだ……」 (単行本p247)
がありますものね。
(ところがどっこい、文庫ではなぜか抹消されてしまった・・・
)
単行本を採用したにせよ、文庫を採用したにせよ、出来るなら原作重視で、監督や脚本家のオリジナルの視点や解釈は、入れないようにしていただきたいものですが・・・無理かな。
NONSKID REALISTさまのブログ記事を拝見しますと、ドラマは昨年には完成していたようですが、何かの都合で放映が変更になったようで・・・。
(恐らく「何かの都合」の一因は、『レディ・ジョーカー』 の映画が絡んでいるのかも・・・と勝手に邪推・苦笑)
もうちょっと時間がたてば、放映局のHPにも情報が載るでしょう。またその時には、お知らせ記事をアップしますね。
***
余談をもう一つ。実は 「父が来た道」 以外の四篇(「愁訴の花」 「地を這う虫」 「巡り逢う人びと」 「去りゆく日に」)は、1999年9月にNHKで、地を這う虫 のタイトルで放映されました。
私は運良く(?)、再放映で見ることが出来ました。1時間半の三回連続ドラマで、独立した四篇のお話を程よくミックスさせたドラマとなっていました。このドラマでは単行本がベースでした。
そしていよいよ、以前のドラマ化であぶれた(?) 「父が来た道」 が、遂にドラマ化されたというわけですね・・・。
主演は「あべちゃん」こと阿部寛さん。・・・小説のイメージに、近いかも。楽しみ♪
・・・ところで清子さんは誰が演じるの・・・?
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「父が来た道」 とは、高村薫さんの現在唯一の短編集である、『地を這う虫』 (単行本・文庫ともに文藝春秋) に収録されているお話の一篇です。
例によって、単行本から文庫になった際に大幅に改訂。しかも単行本では五篇あったのに、文庫では四篇になってしまいました。


(いずれも収録順で) つまり、「去りゆく日に」 は、単行本でしか読めないのです。
だからといって、決して 「去りゆく日に」 が劣っているわけではなく(総じて高村さんの作品レベルは高いことは、周知の上でしょう)、これは高村さんの何かの考えで、文庫では削られたのです。
・・・話が逸れてしまった。元に戻して。
タイトルは同じでも、単行本と文庫では内容は当然、違います。
今回のドラマでは、どちらを採用したのでしょうね・・・?
タカムラーさんの間では、単行本の 「父が来た道」 が好きだ、という方が多いようです。
文庫の裏の説明文にも引用された、屈指の名台詞、
「人生の大きさは、悔しさの大きさで計るんだ……」 (単行本p247)
がありますものね。
(ところがどっこい、文庫ではなぜか抹消されてしまった・・・

単行本を採用したにせよ、文庫を採用したにせよ、出来るなら原作重視で、監督や脚本家のオリジナルの視点や解釈は、入れないようにしていただきたいものですが・・・無理かな。
NONSKID REALISTさまのブログ記事を拝見しますと、ドラマは昨年には完成していたようですが、何かの都合で放映が変更になったようで・・・。
(恐らく「何かの都合」の一因は、『レディ・ジョーカー』 の映画が絡んでいるのかも・・・と勝手に邪推・苦笑)
もうちょっと時間がたてば、放映局のHPにも情報が載るでしょう。またその時には、お知らせ記事をアップしますね。
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余談をもう一つ。実は 「父が来た道」 以外の四篇(「愁訴の花」 「地を這う虫」 「巡り逢う人びと」 「去りゆく日に」)は、1999年9月にNHKで、地を這う虫 のタイトルで放映されました。
私は運良く(?)、再放映で見ることが出来ました。1時間半の三回連続ドラマで、独立した四篇のお話を程よくミックスさせたドラマとなっていました。このドラマでは単行本がベースでした。
そしていよいよ、以前のドラマ化であぶれた(?) 「父が来た道」 が、遂にドラマ化されたというわけですね・・・。
主演は「あべちゃん」こと阿部寛さん。・・・小説のイメージに、近いかも。楽しみ♪
・・・ところで清子さんは誰が演じるの・・・?
元同僚に壁に押し付けられるシーンはあるのか?!!
慎一郎さんと清子のイチャイチャはあるのか?!!
電話ボックスの雨濡れはあるのか?!!
主要配役はどうなんでしょうね、雑誌に出てる面子で見ると
阿部寛 …慎一郎
渡辺えり子…佐多夫人or秘書
神山繁 …佐多
余貴美子 …清子
前田吟 …秘書or二課刑事or父
冨士眞奈美…母
テレビ的にこんなカンジで予想してます。
この清子とだったらイチャコラ見たいなぁ~
去年の秋に撮影したものがココまで延びたのは、レディージョーカーもあるかもしれませんが、同局TBSの連ドラ「ドラゴン桜」での主演も引っかかってたんだと思いますねぇ…
高村さんの小説は男臭くてカッコいいですよね!
「父が来た道」だけ読もうとしてたら他のもサクサク読めて良かったです。「愁訴の花」好きでしたー
>元同僚に壁に押し付けられるシーンはあるのか?!!
>慎一郎さんと清子のイチャイチャはあるのか?!!
>電話ボックスの雨濡れはあるのか?!!
やはりこれらの場面は、はずせませんよね。
陸さんの予想配役も、絶妙ですね~。
渡辺えり子さん又は冨士眞奈美さんが清子さんだったら、非常に怖いものがあるんですが・・・(苦笑)
余貴美子さんはドラマ「地を這う虫」にも、奥田瑛二さんの奥さん役で出演されていたので、高村作品では二度目になりますね。
>去年の秋に撮影したものがココまで延びた
いろんな要因が重なってしまったんでしょうねえ。ドラマ業界では、撮影収録数年後に日の目を見ることも少なくないようですし、最悪な場合はお蔵入りもあるとか。
とにかく、お蔵入りにならないでの放映決定は喜ばしいことです。ホントにありがとうございました!