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昼休みの贅沢 8話

2012-08-29 14:51:42 | 小説


これはもう  ストックがあと1話で終わりなんですが




結構面白くかけた気がします。




もし




リクエストがあるようなことがあれば



続きを書いてみようかな





多分




リクエストないだろうけど





もしリクエストがある方がいたら





コメントまで・・・・




では 8話です






8話
「ミルクパンとコロッケとミックスベジタブルとフルーツポンチと牛乳」

私は困っていた。
子供達が最も苦手として、残してしまう物がある。
ミックスベジタブルというメニューをご存知だろうか?
あのグリーンピースを中心に、人参などの嫌われ者の中に申し訳程度紛れ込んだコーンが特徴のあのメニュー。
学校給食以外では、まず見ることがないと思う。
彩りは完璧なのだが。
グリーンピースの割合が多すぎて、子供達には不評そのものである。
私の信念として、嫌いなものを無理に食べさせないというのはあるが。これだけ大量に残してしまうのは、作ってくださってる方に大変失礼だと思い、私は生徒たちの見本となり。
このミックスベジタブルを美味しそうに食べる事にしている。
子供は大人の真似をする。
私も昔はこのミックスベジタブルが大嫌いだったが、それは思い込みによるものだったのかもしれない。
中学の頃の先生が美味しそうに、ミックスベジタブルを食べている姿を見て、真似をして食べてみたら美味しかった。
だから例え一人の生徒でも、私の食べる姿を見てミックスベジタブルを食べてくれれば、それでよかった。
そう言えば今日は、コロッケとミルクパンがある。
私はそれで良いことを思いついた。
ミルクパンにフォークを入れる、そして半分に割りコロッケを挟んだ。
これは生徒の何割かがやっている、だがそこに私はミックスベジタブルをたっぷり入れた。
そして大きく口を開いてかぶりつく。
ポロポロとミックスベジタブルがパンの間から出て行くのは、お行儀が悪いとは思うが。
そのおかげで、多くの生徒が私の行動に注目してくれた。
美味しそうにミックスベジタブルを食べているのを見た生徒達の視線は、わずかだが手付かずで放置されているミックスベジタブルに向く。
1人の生徒が思い切って食べてみるが、やはり苦手なのだろうか、フォークを動かすのを止める。
だけど、それで良い。
試してみるという行動が重要なわけで、無理して全部食べる必要は無い。
そういう寛大な心のおかげなのか、それともただの食べず嫌いだったのか、数人の生徒はミックスベジタブルを私と同じ方法で完食してくれた。
これで今日の残飯は少なくなる。
私は微笑ましくなり、デザートのフルーツポンチへと手を伸ばす。
そう言えばこれも、学校を出てしまうと食べることはない。
昔はこれが一番好きで、出るときははしゃいでいたのに、高校になったら味が思い出せなくなっていた。
でも久しぶりに食べてみると、やっぱりこの味は大好きだ。
そう言えばフルーツポンチのポンチって、どんな意味なんだろうか。そんな事をずっと友達と考えていた頃もあったなあ、もしかしたらまだ答えは出ていないかもしれない。
だけど、それはいい思い出にしておきたいので、このまま一生フルーツポンチのポンチの部分の意味なんて、一生わからなくても良いのかもしれない。






この話は・・・




うまくかけなかったかもしれない



orz