さぁて
ちょいとストックがなくなってきたわけで
っていうか
ちょっと大幅に書き直してるせいでしょうね
設定とかぐちゃぐちゃになったんで
もしかしたらまあ
また 来週あたり 載せ忘れると思います!
ははははあー
雑居ビルの3階、今は何もないこの場所だが、かつて菱元が”奇跡の手”の先駆けになる宗教を始めたのはここからだった、昔は派手な装飾などを施してあったが、今は文字通り何もない。
革靴で歩くコツコツという音が、エコーがかかったように鳴り響いた。
「立派ですよ、梨璃さん」
菱元は無表情のまま話をする、この男にとって3人が捕まったことは大体予想の範疇だということなのかもしれない。
「えへへ~。梨璃ちゃん、褒められちゃいました~」
緊張感のない声を出しているこの女性に3人はあっさり捕まってしまった。
お世辞にも強そうには見えないが一体どんな能力なのだか、不気味な存在である事は変わりない。
「さて、貴方達はヒーローですよね、そんなに私の活動を邪魔するのなら、容赦はしませんよ」
この前ジェシカから逃げた時とは状況が違う、菱元の手下らしき男が3人と先ほどの梨璃さん、そしてもう1人女性がいる。数だけなら上だが質ではジェシカ達だろう、3人は倒せる自信があるのだが、相手の出方を伺った。
他の人間の力は知らないが、少なくとも菱元は糸江相手に戦える程度の実力は持っている。そうなれば残りの5人を2人で相手しないといけない。
場数慣れしているジェシカ、盾村さんはその事を即座に理解し、必死にチャンスをうかがっていた。
「そういえば菱元さま~、宮木さんからの連絡がまだなんですよぉ~」
「足止めに失敗したと考えるのが妥当でしょうね」
「そうなると~、ここに援軍が来ちゃうんじゃないですか~?」
「残りの数は5人、その中でも注意すべき人物は2人だけです」
菱元はジェシカの前まで歩いていった、後ろ手に縛られているジェシカの顎を掴み自分の所に引き寄せる。ジェシカはそれに対してあえて抵抗しなかった。
「ふふ・・・そんなに睨まないでくださいよ」
菱元の挑発に対して乗らない姿勢を貫く。
「そうだ、貴方は美人だし、能力も強い。仲間になるのであれば助けなくもないですが?」
その言葉に対しても全く動じず、さらに凄い剣幕で睨みつける。
「怖い怖い、さて・・・・、フラれてしまったので、私は逃げる事にしましょう」
そういい2人ほどの部下に耳打ちをして、梨璃さんと共に場を離れる。2人の男はニタニタしたような面持ちでジェシカの方に向かう。
「災難だったなぁ~? 俺達の好きにして良いって言われちまってよぉ」
「あら、どうするつもりなの?」
手にはいつの間にか注射針が握られていた、どうやら薬物が入ってるようだ。それが毒薬なのか、自白剤の類なのかはわからない。しかし相手の表情を見る限り真っ当な物ではないのだけは解る。
「これかぁ~? これはおねえちゃんが能力を使えないようにする"魔法”のお薬だぜぇ?」
そういい腕に針を突き刺そうとしたその時である、ジェシカは相手が油断する一瞬の隙を伺っていた、相手が絶対的に優位になる手前の一瞬、気が緩み警戒心が一気に薄れる一瞬を見抜き蹴りを見舞った。
無理な体勢だったのが災いしたのか、いい角度で当たったのだが相手は立っている。
「ぐぁ・・・てめーぇ・・・」」
「ソーリー、あんまり好みじゃなかったからツイね」
「決めた・・・テメーには、一生後悔させてやるよ!」
いくら反撃ができたとはいえ、縛られている事には違いない。相手の能力次第ではあるが、手も足も出ないで倒されてしまう。
「一発で気持ちよくしてやんぜ!!!」
思い切りジェシカの腹を蹴る、先ほどのお返しという事なのかもしれない。その後執拗にいたるところを殴った。
「どうだよ!さっさと謝れば許してやるぜ!!」
一通りの攻撃が終わった後、ジェシカは何事もなかったように立ち上がった。
「下の下ってところね」
「んだと?」
「アンタの品のなさよ」
そう言い蹴りを放つ、先ほどまでの蹴りとは威力が全く違う。糸江顔負けの強力な蹴りだった。
「レディーには優しく接しないといけないのよ?」
「ぐぁっ・・・えぐ・・・」
返事も出来ず気を失ってしまった。
「ケケケ・・・すんげえ強力な蹴りだな、肉体強化の能力か?」
「いいえ、違うわよ」
「驚いたな、アンタの実力は底がわからない」
2人からしてもあの蹴りの威力は異常としか言えない、あれだけの威力を一発で出来る人間は滅多にいないからである。
「て・・・てめぇー、やりやがったな!」
「アンタ達が先に手を出そうとしたのよ」
あの蹴りでビビったらしく、先ほとまで調子づいていた相手達は、後ずさりをするようにして距離を取る。
その時、隣りで何かが切れる音が聞こえた。
「ケケケ、俺を縛りたいんだったらよ。手の平までしっかりしばらねえとな?」
大神の能力で盾村の手を縛っている鎖を切った、その後自分の鎖も引きちぎる。
「ケケケ、どうする?俺1人で十分なんだが」
「まあ、確かにそうだ」
「それより早くこの鎖をちぎってよ」
優勢だったはずの状況が一瞬で不利になる、予想外の事態に対して敵は慌て始めた。
「全く・・・・、最近の連中はダメだな」
「ここは3人でさっさと決めちゃわない?」
「ケケケ、こんな連中じゃ余興にもならねえな」
この3人が持つ牙は大きい、本能的にその牙を隠そうとしているので気づかないだけである。相手の落ち度は無い、この3人が規格外だっただけなのだ。
次回予告
璃梨「えへへ、ようやく次回予告にでれました~」
西崎「ええと・・・俺たちってまだ会ってませんよね?」
璃梨「そうですかぁ~?」
西崎「ってか、名前が結構かわりましね」
璃梨「そうなんですよぉ~、ひどいと思いません?」
西崎「ま・・まあ、そのへんは許してやってください」
璃梨「じゃー、次回の話を言いますね~」
西崎「どうぞ」
璃梨「璃梨ちゃんの活躍はありません!」
西崎「それだけっ!?」
ええと
ガチでストックがないんで
まあ
需要がありそうなら まだまだ頑張ってみますが
前みたいに 毎週ってことはないかなぁ?