今更なんですが
小説を載せるって結構恥ずかしいよね?
さて
そんな
誰も聞いてないような告白のあとで読みづらいと思いますが
45話
どうぞ~
ジェシカ・アルドア、24歳。いわゆる大人のお姉さんで、ヒーロー協会のアメリカ本部で”最強”の呼び声高いヒーローの1人だという事だ、”インビジブル”というコードネームで動いているらしい。
能力については聞かなかったが、自分の所属や地位を教えてくれた。
アメリカの対能力者専門の特殊部隊に所属しているという事、コードレット=トリプルを取得しているという事。
このトリプルというのはコードレットになってからの、活躍を表彰されたりすると付く称号のような物である。
最高でトリプル、次にダブル、シングルに続く。
日本でシングル以上のコードレットは1人もいなく、アメリカでは彼女を含めて3人、中国にも1人いるが滅多に他国に出る事は無く、その姿や能力全てにおいて謎の人物である。
兎にも角にも、このトリプルという称号は超VIPだという事、警察などは全面協力を惜しまず。国の要人しか入れないような機関でさえ、簡単に入る事が出来る。
それだけ信頼があり、実力があるという証拠なのである。
しかし、そんなジェシカ様がなぜウチの糸江様とお友達なのかというのが謎だ。
その謎は糸江本人の口から明かされた、3年前にアメリカに父親と一緒に行った時に知り合い、そのとき命を助けてもらったという事だった。
もちろんヒーロー絡みのお仕事で、当時中学生の糸江を1人で日本に置いていくわけにいかず、連れて行った先で事件に巻き込まれたそうだ。
糸江はさらに話を続けた。
もしジェシカに会っていなかったら、ヒーローを目指さなかった事、そしてこの目の前の人がどれほど凄い人物なのかという事。
「ミドリが1としたら、ジェシカは数字じゃとても言い表せないわ」
などというぐらい凄いらしい、確かに俺はペーペーだが、そこまで言われれば落ち込む。アリを人間の体積分集めた所で人間には成り得ないと言われてるような物だ。
「まったく・・・・、なんでトラックなんかの前に飛び出したのよ」
「悪漢に襲われそうだったのよ」
「ひどい、あんまりだ!!」
例え俺が悪漢だとしても、糸江なら2秒で倒せるはずだ。
「あら、随分可愛らしい悪漢さんね」
ジェシカは大人の余裕を存分に醸し出しながら、俺の事を見た。目がとても綺麗で、まるで魅了されそうな、そんな印象を持つ。
「ちょっと、ミドリにちょっかいを出さないでくれない?」
糸江がなぜか俺を庇った、っていうか白川が後ろで殺気を放っているからだろう。俺だって望んでこうなったわけじゃないんだ!許してくれ!って、叫びたくなった。
「ソーリー、あんまり可愛らしいから、ついね。で、この子は本当に悪漢なの?」
「いえ!ヒーローですよ!!」
そういい手帳を見せた、最初はジョークだと思ったのか笑っていたが、その手帳を見てすぐさま態度を変える。この手帳がかなり信用性が高いという事が、ココに来てはっきり証明された。というか、普段ではめったに使うことがないので、俺はこれがどれぐらい凄いものか分からず、自転車の前かごに放置してしまった事もある。幸い盗まれなかったが最近では置き引きなども多発していて危険だ。次からは肌身離さず持っておこう。
「ふぅん・・・・、日本じゃ未成年はヒーローになれないんじゃなかったっけ?」
その辺の事については水口が説明した、幸いジェシカは日本語が流暢だったので苦労することはなかった。
「驚いたわ、まさかアカネがヒーローになってたなんてね」
ジェシカが驚いたことに気を良くした糸江は話を続けた。
「そうよ、コードネームは”クラスメイト”よ」
「ぷっ・・!ユーモアのあるコードネームね」
糸江の天然でつけられてしまったコードネームを聞いて笑う。笑った顔も中々の美人で、ヒーローなんかやってるには勿体無いような気がした。
「いでっ・・・・」
突如頬を抓まれた、ちょっとやそっとではなくガッツリ抓まれている。俺はそれが誰の仕業なのかは見なくてもわかる、白川だ。
「何見とれてるのよ」
え!? 糸江さんじゃないですか!?
「そうだよ・・・・西崎君、それとも年上の人のがいいのかな?」
白川もっ、挟まれてる!?
最初に摘んでいたのは確かに白川だった、だが糸江も同時に俺の方へ来たらしい。ものすごい殺気に挟まれている。
「あはは、彼はモテるのね」
「まぁ、いつもの事ですよ」
「所で・・・・、貴方達は今任務中・・・って感じじゃなさそうね」
「今は暇を持て余してます!」
岡部が印象に残りたいらしく、大きな声で返事をした。だがそんな事気にもしないように、ジェシカは話を続けた。
「なら・・・話は早いわね。私の任務の協力をしてくれない?」
「どういった要件でしょうか、場合によってはこちらからヒーロー協会に連絡しないとなりません」
水口が先頭に立った、リーダーなので代表しての事だろう。とりあえず確認のためにヒーロー協会に連絡を入れてみるといった。
「待って・・・、情報がどこかで漏れてるかもしれないわ、出来ればヒーロー協会には伝えないで欲しいの」
彼女は自分がここに来た事がバレないように、相方をわざわざ本国に置いてきたのもそれが理由らしい。
「ここでの協力者探しに困ってた所なの、お願いできる?」
「いいわ、命を2回も救ってもらったお礼もしなくちゃいけないしね」
「待ってください・・・、我々だけで勝手な行動は」
「ジェシカはコードレットでトリプルの称号持ちよ、原則ではシングル以上の称号を持つヒーローへの支援は義務よ」
「わ・・・わかりました、ただ、叔父にだけは報告させてください」
「・・・・そうね、水口の叔父さんなら・・・。ジェシカ、信用の出来る人に連絡をいれていいかしら?」
彼女は一瞬だけ考えたが、糸江が信用できると言った言葉に頷いた。
これから俺達5人は、アメリカ最強のヒーローと一緒に新興宗教の”奇跡の手”の調査をすることになる。本拠地は新宿で、日本で活動していた頃はいわゆる普通の宗教だった、だがアメリカに渡る数ヶ月前から急激に信者の数を伸ばし、そして様々な噂が立つようになった。
水口は何時もの通り心配そうな顔をしているが、俺も心配でならなかった。
次回予告
西崎「さて・・・今回のゲストは・・」
白川「私だよ!」
西崎「え・・? あれ、岡部じゃなかったっけ?」
白川「何言ってるの? 私の順番だよ!」
西崎「あれ・・・おかしいな、俺は岡部って聞いたんだけど」
白川「そんな情報信じちゃダメ!」
西崎「あ・・・ああ、そうだな」
白川「じゃあ次回予告をすぐ終わらせちゃって・・・ ね?」
西崎「ね? じゃねえよ!」
白川「次もその次も私と西崎君のお話だよ!」
西崎「だーー!!勝手に話進めるな!! 次回はいよいよ敵が本格的に登場だ!」
小説を載せるって結構恥ずかしいよね?
さて
そんな
誰も聞いてないような告白のあとで読みづらいと思いますが
45話
どうぞ~
ジェシカ・アルドア、24歳。いわゆる大人のお姉さんで、ヒーロー協会のアメリカ本部で”最強”の呼び声高いヒーローの1人だという事だ、”インビジブル”というコードネームで動いているらしい。
能力については聞かなかったが、自分の所属や地位を教えてくれた。
アメリカの対能力者専門の特殊部隊に所属しているという事、コードレット=トリプルを取得しているという事。
このトリプルというのはコードレットになってからの、活躍を表彰されたりすると付く称号のような物である。
最高でトリプル、次にダブル、シングルに続く。
日本でシングル以上のコードレットは1人もいなく、アメリカでは彼女を含めて3人、中国にも1人いるが滅多に他国に出る事は無く、その姿や能力全てにおいて謎の人物である。
兎にも角にも、このトリプルという称号は超VIPだという事、警察などは全面協力を惜しまず。国の要人しか入れないような機関でさえ、簡単に入る事が出来る。
それだけ信頼があり、実力があるという証拠なのである。
しかし、そんなジェシカ様がなぜウチの糸江様とお友達なのかというのが謎だ。
その謎は糸江本人の口から明かされた、3年前にアメリカに父親と一緒に行った時に知り合い、そのとき命を助けてもらったという事だった。
もちろんヒーロー絡みのお仕事で、当時中学生の糸江を1人で日本に置いていくわけにいかず、連れて行った先で事件に巻き込まれたそうだ。
糸江はさらに話を続けた。
もしジェシカに会っていなかったら、ヒーローを目指さなかった事、そしてこの目の前の人がどれほど凄い人物なのかという事。
「ミドリが1としたら、ジェシカは数字じゃとても言い表せないわ」
などというぐらい凄いらしい、確かに俺はペーペーだが、そこまで言われれば落ち込む。アリを人間の体積分集めた所で人間には成り得ないと言われてるような物だ。
「まったく・・・・、なんでトラックなんかの前に飛び出したのよ」
「悪漢に襲われそうだったのよ」
「ひどい、あんまりだ!!」
例え俺が悪漢だとしても、糸江なら2秒で倒せるはずだ。
「あら、随分可愛らしい悪漢さんね」
ジェシカは大人の余裕を存分に醸し出しながら、俺の事を見た。目がとても綺麗で、まるで魅了されそうな、そんな印象を持つ。
「ちょっと、ミドリにちょっかいを出さないでくれない?」
糸江がなぜか俺を庇った、っていうか白川が後ろで殺気を放っているからだろう。俺だって望んでこうなったわけじゃないんだ!許してくれ!って、叫びたくなった。
「ソーリー、あんまり可愛らしいから、ついね。で、この子は本当に悪漢なの?」
「いえ!ヒーローですよ!!」
そういい手帳を見せた、最初はジョークだと思ったのか笑っていたが、その手帳を見てすぐさま態度を変える。この手帳がかなり信用性が高いという事が、ココに来てはっきり証明された。というか、普段ではめったに使うことがないので、俺はこれがどれぐらい凄いものか分からず、自転車の前かごに放置してしまった事もある。幸い盗まれなかったが最近では置き引きなども多発していて危険だ。次からは肌身離さず持っておこう。
「ふぅん・・・・、日本じゃ未成年はヒーローになれないんじゃなかったっけ?」
その辺の事については水口が説明した、幸いジェシカは日本語が流暢だったので苦労することはなかった。
「驚いたわ、まさかアカネがヒーローになってたなんてね」
ジェシカが驚いたことに気を良くした糸江は話を続けた。
「そうよ、コードネームは”クラスメイト”よ」
「ぷっ・・!ユーモアのあるコードネームね」
糸江の天然でつけられてしまったコードネームを聞いて笑う。笑った顔も中々の美人で、ヒーローなんかやってるには勿体無いような気がした。
「いでっ・・・・」
突如頬を抓まれた、ちょっとやそっとではなくガッツリ抓まれている。俺はそれが誰の仕業なのかは見なくてもわかる、白川だ。
「何見とれてるのよ」
え!? 糸江さんじゃないですか!?
「そうだよ・・・・西崎君、それとも年上の人のがいいのかな?」
白川もっ、挟まれてる!?
最初に摘んでいたのは確かに白川だった、だが糸江も同時に俺の方へ来たらしい。ものすごい殺気に挟まれている。
「あはは、彼はモテるのね」
「まぁ、いつもの事ですよ」
「所で・・・・、貴方達は今任務中・・・って感じじゃなさそうね」
「今は暇を持て余してます!」
岡部が印象に残りたいらしく、大きな声で返事をした。だがそんな事気にもしないように、ジェシカは話を続けた。
「なら・・・話は早いわね。私の任務の協力をしてくれない?」
「どういった要件でしょうか、場合によってはこちらからヒーロー協会に連絡しないとなりません」
水口が先頭に立った、リーダーなので代表しての事だろう。とりあえず確認のためにヒーロー協会に連絡を入れてみるといった。
「待って・・・、情報がどこかで漏れてるかもしれないわ、出来ればヒーロー協会には伝えないで欲しいの」
彼女は自分がここに来た事がバレないように、相方をわざわざ本国に置いてきたのもそれが理由らしい。
「ここでの協力者探しに困ってた所なの、お願いできる?」
「いいわ、命を2回も救ってもらったお礼もしなくちゃいけないしね」
「待ってください・・・、我々だけで勝手な行動は」
「ジェシカはコードレットでトリプルの称号持ちよ、原則ではシングル以上の称号を持つヒーローへの支援は義務よ」
「わ・・・わかりました、ただ、叔父にだけは報告させてください」
「・・・・そうね、水口の叔父さんなら・・・。ジェシカ、信用の出来る人に連絡をいれていいかしら?」
彼女は一瞬だけ考えたが、糸江が信用できると言った言葉に頷いた。
これから俺達5人は、アメリカ最強のヒーローと一緒に新興宗教の”奇跡の手”の調査をすることになる。本拠地は新宿で、日本で活動していた頃はいわゆる普通の宗教だった、だがアメリカに渡る数ヶ月前から急激に信者の数を伸ばし、そして様々な噂が立つようになった。
水口は何時もの通り心配そうな顔をしているが、俺も心配でならなかった。
次回予告
西崎「さて・・・今回のゲストは・・」
白川「私だよ!」
西崎「え・・? あれ、岡部じゃなかったっけ?」
白川「何言ってるの? 私の順番だよ!」
西崎「あれ・・・おかしいな、俺は岡部って聞いたんだけど」
白川「そんな情報信じちゃダメ!」
西崎「あ・・・ああ、そうだな」
白川「じゃあ次回予告をすぐ終わらせちゃって・・・ ね?」
西崎「ね? じゃねえよ!」
白川「次もその次も私と西崎君のお話だよ!」
西崎「だーー!!勝手に話進めるな!! 次回はいよいよ敵が本格的に登場だ!」