これエレ!  ~これはこれはエレガントなブログもあったものだ~

日常で起きたことを面白おかしく書いたり、小説書いたり

あと

テンプレと表示絵がよく変わるのはいつもの事

タイトルは未定・・・

2011-03-16 17:04:12 | 小説
さあ


久々に小説を載せます



これは週に1ペースですけどね



タイトルなんですが・・・



「雇われヒーロー」にしてたんですが


だいぶまえに紹介した 正義警察モンジュの作者様が書いてる他の漫画とタイトルが酷似してたため・・・


まだ未定です・・・orz


なんにしよう・・・


とりあえず 1話です


あと



いつものことなのですが



何かに似てても別に真似たつもりはないですよ?


完全オリジナルって訳でもないですが・・・





20XX年、時は近未来である。
数年前の隕石激突事件、これは全世界を揺るがす自体に陥った。この時に発生した特殊な音波によって、落下地点から数十キロの範囲で大勢の人間が急に倒れる事件が発生するなど、隕石衝突の衝撃による被害だけでは収まらなかった。
だが、この事件に巻き込まれ倒れた人間はある日を境に突如意識を取り戻す。そして彼らは特殊な力に目覚めていた。
国はそれらを”覚醒者”と名づけた、覚醒者の中には空を飛んだりとかなり人間離れをした能力を持っている者もいたので、数多くの研究施設が彼らを研究したがその能力の謎は一向につかめなかった。
一方、この能力に目覚めた者の一部では犯罪を起こす者が急増。警察などでは全く歯が立たない場合なども多く人々は恐怖に怯えていた。これを皮切りに国の秩序は乱れ始め、街は数多くの犯罪者があふれ出た。
だが、それを良しとしない者達も多かった、彼らは自分達が得た能力を世の為に使うと表明し犯罪者撲滅に取り組んだ。
この功績を認め、世界各国でヒーローとして崇められ。
ついに世界英雄連合(World Hero’s Association 略WHA)が設立、世界中の覚醒者達はチームを組み、もしくは個人の力を行使して犯罪者と戦った。
と・・・、ここまでが世間一般で知られている程度の知識だ。たとえ平凡な人生を送りたいだけである俺であってもこれぐらいは知ってる。
実際ヒーロー達は各々の力を使い多くの人間を助けた、だが・・・ヒーローを職業化したことにより事態が一変する。
ヒーローは国の管理、保護の下にあるという法律が定められ給料も国から支払われた。この額は決して安いものではないらしく遊んで暮らす事も出来る、それは装備や設備、人員などの維持費なども含められているからなのである。
善意で人々の平和を守るヒーロー達が殆どなのだが、前の職を追われヒーローになったという脱サラヒーローも決して少なくは無い。国の審査もいい加減であった、覚醒者という証明書があり前科が無ければ大体の場合は苦労せずにヒーローになれた。
当然まともに人助けをしているヒーロー達は黙ってはいない、こうしてヒーロー内部でも仲間割れが起こり、脱サラヒーロー達はヤクザなどと手を組み自作自演のヒーローごっこを始めてしまった。
そのせいでこの日本という国の安全神話は崩壊、警察では手が出ないような問題が山ほど出現し警察という組織の信用もガタ落ちになった。
そう、この長い前置きを言ってまで理解して欲しかったというのは俺が今おかれている状況であった。
俺の後を2人のいい年齢の男が追いかけてくる、俺は偶然通りかかった道でチンピラに襲われた。足は決して遅くないはずなのだが一向に撒けない。
善と悪、これが真っ向対立している今の時代、因縁を着けられた方が負け。という理不尽な状況だった。
「ぜぇ・・ぜぇっ」
そろそろ考える為の酸素も脳みそに届かなくなってきた、それにしてもしつこすぎる。相手もバテてはいるもののペースを落とすつもりなど無いようだ。
「待てや!コラっ!」
待てといわれて待つ奴がいるなら是非会いたい、俺にもし余裕があるならそう言いたい気分だった。
ふと、突如俺の足から地面を踏むという感覚が消えた、体がフワっとしたと思ったらいつの間にか落下している。そのままわけもわからず俺はキョトンとしていた。
「畜生!あのボウズどこに行きやがった」
「くそっ・・・まさか俺たちがやってたことみられてないよな?」
チンピラ達は突如消えた少年を見失い途方にくれていた。それほどやばい取引だったのだろう。だが、そんなことを堂々と道端から見える場所でやってるほうが悪い。
「あら、何かまずい物でも見られたの?」
「てめー・・・何者だ?」
突如声がしたのでチンピラは構える、数秒の間の後に1人の女性が現れた。
「ん・・・なんだ、ただのお嬢ちゃんじゃねえか」
「失礼ね、レディーって呼びなさいよ」
風貌は大体、中学生か高校生といったところだろうか。レディーという感じはしないわけでもないがやはり子供っぽさが残っている。
「そうだ、さっきここを雄のガキが通らなかったか? 素直に言えば怪我しないで帰れるぜ」
「通ったわ、でも残念。私がその男をスカウトする事にしたから、おとなしく帰りなさい。今なら怪我しないうちに帰れるわよ?」
自分達が言った言葉をそのまま返された事で空気が変わった、一応は下手に出ていたつもりらしい。あの口調からすれば完全に恐喝なのだが。だが、その恐喝には屈する様子も無く、むしろ相手をねじ伏せるような言葉を吐き捨てた。
「嬢ちゃん・・・状況わかってんのか?ああ??!」
声を荒げるチンピラ、相手が女の子だから強気なのだろう。こういうのをクズというのだ、自分が優勢の時でしか威張れない。しかし、その脅迫にも全く臆する事無く話を続ける。
「そんなに怪我をしたいの? 骨折か全身打撲かぐらいは選ばせてあげるけど」
「てめ・・クソガキが・・・」
流石にただのチンピラではなかった、慣れた手つきでナイフを取り出す。コレは相当手馴れている様子だ。
「そんな玩具で私を脅かす気?」
「玩具かどうかは・・・テメーで確かめな!!!!!」
男の1人がナイフで刺そうと突進してくる、その攻撃がまるでスローモーションだといわんばかりに避けて見せた。だが、その避けた先にはもう1人の男が居る。羽交い絞めのようにして押さえ込んだ、普通の女の子だったらココで完全にアウトである。
「へへへ・・・案外可愛い顔してるじゃねえかよ。あぁ??」
男は鼻息を荒くする。しかし、一瞬で体が浮かび上がる。男は何がなんだか分からないという表情のまま地面に落ちた。
当然受身などできて無い男は立ち上がれない、もう1人の男が再度ナイフを突きつけた。
「テメー・・・・能力者だったのか!」
「さあ、それは自分で確かめたら?」
「のぉやろぉお!!!」
男の持っていたナイフが一瞬で折られ、そして宙に舞うのに2秒かからなかった。小柄な女の子が2人のチンピラを倒すまでにかかった時間、おおよそ30秒。
汗の1つもかかずに終わらせていたのだった。




タイトルどうしよう・・・



じゃあ・・・




~CLASSMATE/HERO~(仮)



これをみてると



クラスマテ・ヘロってタイトルにしたくなる衝動に襲われる