だいぶ前のことですが
ある生徒さんは年2回行われる段取りの大会に出場しています。
ある年の春の大会で歌った歌は、その前の年の秋から半年かけて練習してきた歌ですが、
どうしてもサビで力が入り、一番肝心なところで声が不安定になります。
カヌマ
「力みすぎです。これでは進級は望めませんよ」
案の定、大会でそこを失敗し、進級ならず。
そして ある審査員に
「この歌はあなたに合わない、選曲ミス」とまで書かれる始末。
秋に向かって歌を変えるかどうか悩んでいたので
カヌマ
「歌が合わないのではなく、うまく歌えない個所があるから書かれただけですよ」
生徒さん
「じゃあ もう一度この歌で挑戦してみます」
そして秋まで同じ歌を練習。かれこれ1年歌っています。
秋の大会。
まだまだ力みが抜けず安定しているとは言えませんが進級。
そして翌年の春もその歌で出場すると言います。
とうとう1年半、同じ歌を歌っているわけです。
その間、“ 酔っ払い法 ”で力まず歌うコツをつかんだ生徒さんは
一番苦手だった個所を一番の聴かせ所にして春も進級。
そして酷評した同じ審査員に
「この歌はあなたの“ものに”なっています」と書かせました。
1年前は 歌が合わない、選曲ミスと言っていた審査員をして言わしめた
“あなたのものになっている” で大感激。
進級よりもそちらが嬉しかったようです。
また秋もこの歌でというので さすがに
カヌマ
「もういいでしょう。審査員のお墨付きを貰ったのですもの」
そして秋は別の歌で挑戦することにしました。
頑張りやさんですよね。
かといって
毎回来るたびに
「先生、今日はこの歌を教えて」と歌を変える生徒さんもいます。
「お友達に これ歌いなさい、と言われたから」
人ってそれぞれですね。
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