さわやか易

人生も歴史もドラマとして描いております。易の法則とともに考えると現代がかかえる難問題の解決法が見えてきます。(猶興)

アメリカの正体(21)ールイス・ブランダイスー

2019-05-13 | 世界史談義
 
 
親分、こんにちは。ちょっと出張があったもんでしばらくぶりです。また、よろしくお願いいたします。
 
そうか、ご苦労様でした。「アメリカの正体」だが、どこまで話したかな。確か第一次世界大戦後のヴェルサイユ条約まで話したよな。
 
はい、それとロシア革命がロシア人による革命ではなく、ユダヤ人による革命だったというところまでです。
 
そうだったな。ところで最初に国を支配するには金融、司法、メディアの三つを支配することだと言ったよな。金融についてはFRBがユダヤ人金融家たちによって作られた話をしたよな。次に司法とメディアについても話さなきゃいけないな。今日はユダヤ人金融家たちが自分たちの仲間を最高裁判所の判事にする話をしよう。
 
最高裁判所の判事は議会の承認が必要で簡単にはなれませんよね。
 
 
Louis Brandeis Associate Justice c1916.jpg
ルイス・ブランダイス(1856~1941)
 
そうだ、大統領の指名も必要なんだよ。1916年だからアメリカが第一次世界大戦に参戦する前の年なんだが、ジェイコム・シフの顧問弁護士だったルイス・ブランダイスという人物が就任したんだ。どうして就任できたかというと、ウィルソン大統領の弱みに付け込んで仲間のユダヤ人弁護士のウンターマイヤーが大統領に推薦させたんだ。
 
いったいどうやったですか?
 
ウィルソンは大統領になるまで10年間、プリンストン大学の総長を務めていたんだな。その時にある女性と不倫関係にあったのさ。ところが、その女性の息子が25万ドルという多額の借金をつくったのさ。その話を聞きつけた弁護士ウンターマイヤーがお金を調達する代わりにウィルソンから女性宛に出した手紙を買い取ったんだ。ウンターマイヤーはウィルソン大統領にその手紙を買い取ってくれと言ってきたんだよ。ウィルソン大統領にそんな大金はない。そこで、ウンターマイヤーは最高裁判所の判事に空席が出たときは自分が推薦する人物を指名するという契約を取り付けたんだ。そして、空席が出た時に就任したのがルイス・ブランダイスという訳さ。
 
成程ねえ。油断も隙も無いという感じですね。こうして着々とユダヤ人グループの支配力が浸透していくんですね。
 
そういうことだ。この最高裁判所の判事のルイス・ブランダイスがイギリスを動かし、アメリカの参戦やイスラエル国家建設のために「バルフォア宣言」にも影響を発揮するんだ。
 
それにしても要所要所にユダヤ人の人材がいるもんですね。まだまだ、他にも沢山いたんでしょうから恐るべしユダヤ勢力ですね。
 
まったく、凄いもんだよな。流石は2000年間も迫害に耐えてきた民族の底力だ。ちょうど100年位前なんだが、この時代にがっちりと支配体制を作ったんだな。それが今に続くアメリカの土台になっているんだよ。
 
解りました。支配の三つ目、メディアについては次回にお願いします。今日はありがとうございました。
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