カネログ~日々もくもく~

カネモク社員が日々感じたことを“もくもく”っと綴っていきます。
あくまでも個人的お気楽ブログなので、どうぞあしからず!

ペンギンの群れが歓迎

2009-12-16 | Weblog
【昭和基地沖】南極観測船しらせは15日午前(日本時間同日午後)、昭和基地沖約70キロの定着氷の縁に到着した。先月29日にオーストラリアのフリマントルを出港し、17日間にわたる航海を続けてきたしらせを歓迎するかのように、ペンギンの群れが登場。愛らしい姿とユーモラスな動きで、長い船旅を続けてきた観測隊員の疲れをいやした。

 しらせの近くにやってきた50羽ほどのアデリーペンギンの群れの中に、体長が2倍近くある1羽のコウテイペンギンが紛れ込むと、隊員たちは大喜びでカメラのシャッターを切った。

 しらせは19日まで停泊。人員と物資の一部を同基地に輸送した後、セールロンダーネ山地で隕石探査を行うチームを西に約600キロ離れたクラウン湾に運ぶ。昭和基地沖には今月末ごろに戻って基地近くに接岸した後、本格的な物資輸送を始める。

【共同通信】

 今年5月に就役した新型南極観測船の2代目「しらせ」(1万2500トン、小梅三津男艦長)が10日、南極観測隊を支援するため東京・晴海埠頭(ふとう)から南極・昭和基地に向けて処女航海に出発した。
 海上自衛隊に所属するしらせは、老朽化のため昨年7月に退役した初代「しらせ」の後継。物資の補給能力や乗員数が増強され、厚さ約1・5メートルの氷を砕きながら3ノット(時速約5・5キロ)で航行できる。
 防衛省主催の出港行事では、乗組員の海上自衛官らに「新しらせで新たな歴史の一ページを刻めるよう、任務を全うしてほしい」と訓示。その後、オレンジと白の船体が汽笛を鳴らしながらゆっくりと岸壁を離れると、見送りの家族や同僚らが南極旗を振りながら長旅の無事を祈った。
 しらせは今後、太平洋を南下し、今月末にオーストラリアで第51次観測隊員ら約60人を乗せ、12月下旬から来年1月上旬の間に昭和基地へと到着。物資補給などをすませた後、同年4月上旬に帰国する。
(産経新聞)

ユニクロ銀座店も計画を変更~「銀座ルール」とは

2009-12-16 | Weblog
銀座6丁目にお目見えした「アバクロ」。ビルは地上12階建てで、店舗フロアは1階から11階。高さは、銀座で最高レベルの56mだ。2004年に銀座3丁目にオープンした「シャネル銀座」も、2007年に銀座2丁目にオープンした「ブルガリ銀座タワー」も高さ56m。2008年にオープンし、H&Mが出店している商業ビル「GINZA gCUBE」も高さ56m。これらは、道路幅などに応じて建物の高さを13m~56mに制限するという「銀座ルール」にもとづくものだ。

早くから都市化が進んだ銀座では、多くの建物が「容積率(建築物の延べ面積の、敷地面積に対する割合)制度」導入以前に建てられたものだった。現行法で建て替えるとなると床面積が狭くなることから、老朽化しても建て替えが進まないことが問題となっていた。また、建て替えるとなると高層化が進み、景観の統一性が損なわれることが懸念されていた。

そこで、地元と中央区の協議により、新制度である「機能更新型高度利用地区」が適用されることになった。これは、都心商業地域などにおいて、容積率の規制緩和を認めることなどで、老朽ビルの更新を促進する制度。同時に、地区の特色に応じた街並みを保ちつつ土地を有効利用するために一部規制を緩和する「街並み誘導型地区計画」も併用。銀座らしい街づくりを促進するための「銀座ルール」が設けられ、見直しを重ねながら運用されているというわけだ。

2006年には、銀座デザイン協議会も設立された。銀座で新築・改築が行われる場合は、銀座らしさを損わない計画かどうか事業者と協議を行う。これにより、計画が変更されたケースもある。ユニクロ銀座店もその一つ。当初はブランドカラーである赤を基調とした建築計画だったそうだが、協議の結果、白を基調としたシックな装いになったという。また、マツモトキヨシの看板といえば「黄色と黒」だが、銀座店の看板は白と黒だ。

伝統とモダンが融合する街・銀座には、また別の表情もある。ビルの屋上では野菜や米づくり、養蜂などが行われているのだ。2008年より屋上緑化を図る「銀座グリーンプロジェクト」が本格始動。松屋銀座の屋上の菜園では、野菜が栽培されている。「銀座ミツバチプロジェクト」では、紙パルプ会館屋上でミツバチを飼育し、はちみつを採取。白鶴酒造でも屋上で米を栽培し、日本酒を造っている。収穫物を使った料理やスイーツはレストランなどで味わえる。銀座のさまざまな表情を楽しんではいかがだろう。

(『シゴトの計画』編集部)