カネログ~日々もくもく~

カネモク社員が日々感じたことを“もくもく”っと綴っていきます。
あくまでも個人的お気楽ブログなので、どうぞあしからず!

“変身”する印鑑

2009-12-14 | Weblog
最近はナカナカに物騒な世の中で、私も身の回りのセキュリティ面に気をつけるようになった。何しろ、つい最近まで銀行の暗証番号は誕生日だったし、自転車には鍵がついていなかった。だが、数度の失敗を経て、暗証番号も複雑な組み合わせに変更。家の鍵はオートロックに強化。

だが、「これで安心」という油断は大敵。用心に越したことはないのだ。
だからこそ、こんな商品がいいかもしれない。噂によると、三菱鉛筆株式会社が発売している印鑑が、非常にスグレものらしい。その名も『ダイヤルバンク印(イン)』。

この印鑑、持つ部分にダイヤルが搭載されており、ダイヤルの番号を変えると印面の外周と内周の模様(印影)が変化! ダイヤルは1~8までの数字がついたもの2列が並んでいるので、印影のパターンは64通りということになる。

この商品を開発したキッカケを同社の開発担当者に伺った。
「盗難通帳と銀行印による預金不正引出しについての被害は課題となっており、預金者の自己責任となることが現状でした。その不正を防止することができる新商品が必要だと考えたのが、開発のきっかけです」
銀行に口座を開設したときを思い出してみてほしい。登録するのは印鑑自体じゃなくて“印影”だったはずだ。そして、当然のことながら通常の印鑑が持つ印影は1つ。万に一つ、この印鑑が盗難されてしまった場合、悪いヤツにこの印影をそのまま使用されてしまう。
ということは、この『ダイヤルバンク印』で、銀行に登録する印影を自分にしかわからないものにしてしまえばいい。そうすれば、悪用を防ぐことができるというわけだ。銀行印として使用した後は、ダイヤルをランダムに回転させ、印影を変化させた状態で保管する。こうしておくと、もし盗難に遭ったとしても、登録印影(要するにダイヤル番号)は自分以外の誰にもわからないので、預金を不正に引き出されることを防げる(副印を廃止している金融機関に限る)。

この印鑑の価格は21,000円と、チョイ高めだと思うかもしれない。だが、使いようによっては全然高くない。たとえばの使い方だが、「64通りの印影を持つ」という特長を活かして、複数の銀行で使い分けたり。また、1本の印鑑なのに家族での共用も可能。“1粒で2度美味しい”どころの騒ぎではない、おトク感。

この『ダイヤルバンク印』は銀行登録専用印鑑で、完全オーダーメイド品。全国の文房具取扱店、印章製品取り扱い店にて、注文を受け付けている。取り扱い店舗の一覧は、同社のHP内にある商品ページで確認が可能。受注してから約10日ほどで店頭での完成品受け渡し、という流れになる。

この印鑑、非常に“コロンブスの卵”だと思うのだが、いかがだろうか? 発売以来、特に弁護士や医師の方が購入することが多いらしいのだが、別にどなたにだってオススメできる。気になる人にはドンドン試してもらいたい。新社会人へのプレゼントとしても、最高にイキな逸品ではないだろうか。
(コネタニュース)