老麗・美しく老いる

「美しく老いる」を余生の目標として、そのあり方を探る。

駄目な目

2009-05-15 08:20:39 | Weblog
「口は災いの元」という諺がある。
私は子供の頃、
特に、小学校低学年の頃迄は、
誠に無口な少年だったようだ。

それが、成人した頃から多弁になり、
今迄に何回、この諺を思って後悔した事か、
数え切れない。もう少し口を謹んでいれば、
今までと違う人生を歩んでいたであろう事は明白である。
それほど要所要所で失敗してきている。
 
一方、
「目は口ほどに物を言う」という諺もある。
私は、今でこそ上の目蓋が弛んで
だらしのない目になってしまったが、
若い時は、二重まぶたで
パッチリとした可憐な眼をしていた。
視力も余裕の1.5で、
数十メートル先の看板の文字を読んでは、
友達に自慢していた。

それが、
退職してパソコンに向かう日々になってからは、
電線が二重に見えたりする。
老眼に乱視が加わってきたようだ。
 
「災いの口」と「駄目な目」、
これもわが人生で獲得してきた財産だ。
今更スターにはなれないが、
武骨な人生なら自信がある