何故第四波に対する具体的な緊急対策を打ち出さないのでしょうか?全国のコロナ感染者が2000人台から4000人へ移行した期間があまりに短い。今後は全国で爆発的に感染数が増加することを一般人でも肌で感じているのです。ところが菅首相は下記のように大きなうねりとまではなっていないという見識です。
そうなのでしょうか?福島市も一桁台の感染者まで減っていますが、感染経路がわからない人数が増加していますので市中感染が今後ますます増加すると私は予想しています。2か月前までは福島県の感染者数は10人台でしたが、現在は30人と言われても驚かなくなりました。このままでは福島県の感染者数が首都圏の感染者数100人台に向かうのは間違いないでしょう。
NHKは下記のように菅首相の見解を伝えています。
記
新型コロナウイルスの感染状況について、菅総理大臣は参議院本会議で「全国的な大きなうねりとまではなっていない」と述べたうえで、地域を絞った措置を機動的に講じることで感染拡大の防止に全力を挙げる考えを強調しました。
新型コロナウイルスの感染状況について立憲民主党は参議院本会議で「ここに来て変異株が首都圏でも急増している。こうした危機的状況でも『第4波ではない』と言い張るのか」とただしました。
これに対し菅総理大臣は「現時点で全国的な大きなうねりとまではなっていないと考えているが、特に関西圏など特定の地域を中心に急速に感染拡大が進んでいる。強い警戒感を持って対応すべき状況にあると考えている」と述べました。
そのうえで菅総理大臣は「感染対策に奇策はない。飲食店対策、検査の拡大、医療体制の確保を粘り強く進めつつ地域を絞った措置を機動的、集中的に講じることで、各地で発生する波を全国規模の大きな波につなげないように対策を徹底する」と述べ、感染拡大の防止に全力を挙げる考えを強調しました。(完)
感染拡大の防止など言葉だけで政府の具体的な対策、措置が見えてきません。
緊急対策を自分なりに考えてみました。
新型コロナワクチンを感染者が増加している地域への緊急投入です。田舎の方には申し訳ありませんが、感染爆発を防止するためには、大阪、兵庫県、東京都、首都圏でのワクチンを優先すべきでしょう。福島県への投入も延期して良いと考えます。ほとんど感染者が発生していない地域へのワクチン投与は一番最後でも良いのです。まず多い感染者発生地域内住民へのワクチン投与優先を考える段階まで来ています。
そして、感染者が多い地域には行かせないこと、感染者の多い地域から他県など地域外への外出禁止を打ち出すことが基本だと思います。強制力の持つロックダウンをすべき状況なのです。これはワクチン接種が完了する時期まで継続することが必要です。
ところが政府、東京都はオリンピック目前でのロックダウンなどの危機対策を講じようとはしません。まずオリンピックありきで動いているとしか思えないのです。二階などはgo toトラベル再開などを先日話していましたね。オリンピック鑑賞のため東京や開催地へ旅行に来て欲しいニュアンスを話しておりました。言語道断です。
強制力のない対策は爆発的感染を生ずることを何度も経験しているではありませんか?大阪の吉村知事も感染防止のための対策を府民に要請しています。あくまで要請で強制力がないのです。
スーパーでの買い物時間も年代別に分割することも必要でしょう。若者が多い地域では老人と若者が同じ空間を共有しないことが必要です。そんな時間に買い物へは行けないなどと苦情が来るとは思いますが、医療ベッド確保上必要な対策のひとつです。もう悠長な時期は過ぎていることを自覚しなければなりません。このままでは6000人、10000人の感染者数は目前なのですよ!