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トレビア?イ・ヨンエの「チャングムの誓い」豆知識。

2006-12-06 00:01:55 | 韓国ドラマ
雑誌FLASHから臨時増刊号「EX35プラス」vol1からの特集記事{さらばチャングムのすべて}からチャングム・トリビア集から抜粋して取り上げてみた。
ドラマ「チャングムの誓い」を放送したNHKの広報局に寄せられるメールの35%が30~50代の男性で、そのほとんどが主役のイ・ヨンエに関するものだという。
今回改めて男性雑誌に取り上げられることは、ドラマから{韓流}が男性に取り入れられているという意味でも注目するべき事であり、「チャングムの誓い」と共に取り上げられたイ・ヨンエ特集記事も意義のある事である。
(女性の方ならコンビニで、少し立ち読みで目を通してみては・・)

イ・ヨンエは、ソウルのアパート団地で生まれ育った。プロレスラーの大木金太郎の{頭突きごっこ}をするような、おてんば少女だったようである^^。
*余談(韓国での試合では、猪木と馬場はヒール役であり、日本人に対してヤジが凄かったそうである。もちろん勝者は韓国籍の大木^^。{最近他界しました})

彼女の転機となったのが、高校に進学したころに出演したティーン雑誌「女子学生」の雑誌モデルに自ら応募しチャンスを得、91年に化粧品メーカーのイメージモデルに抜擢され一躍有名人になったという。(人生は分からないものだ)


それでは「チャングムの誓い」豆知識をば・・・。

*「チャングム」の人生は空想の産物だった。
               (ある人物のイメージを膨らましたもの)

「チャングム」の舞台となっているのは16世紀初期の朝鮮時代。日本では「李氏朝鮮王朝とされるこの時代は1392年~1910年まで続き、その間に27人の王が国を統治した。その第11代王中宗の治世を記録した歴史書「朝鮮王朝・中宗
実録」で、頻繁に登場するのが{チャングム}の名前。実録では彼女が医女であることしか記されていないが。「余の病は医女が知っている」という中宗の言葉があり、ドラマはその史実をもとにイメージを膨らませた。つまり、韓国版{水戸黄門」のような空想時代劇なのである。



*チャングムの作るキムチは辛くなかった。
          (唐辛子はその時代には輸入されていなかった)

韓国料理といえばピリリと辛いが、劇中に登場する料理は辛くなかった。
というのも、チャングムが生きた16世紀前半は、まだ韓国に唐辛子がなかった時代。メキシコが原産地の唐辛子はコロンブスによってタバコとともに欧州に持ち込まれ、やがてアジアにも広がったが、朝鮮半島にやってきたのは16世紀末。
チャングムが生きた時代より数十年後だったのだ。そのため、劇中では唐辛子を使った料理がまったく出てこない。キムチ(漬物)も辛くなかったわけだ。



*医女の地位は料理人よりも低かった。(薬材知識のある芸者?)

国王やお妃の食事を調理した水刺間(スラツカン)の女官として活躍したチャングム。だが、{朝鮮王朝実録}にはそうした記述はなく、チャングムは医女となっており、その医女の地位は極端に低かった。当時の医女は、簡単な脈の検査、針灸、産婆などの仕事が主で、宮中で行事があるときは妓生(キーセン){芸者の意味}の役割も果たし、別名{薬房妓生}と呼ばれて、祝宴で芸を披露する存在で、料理人よりも地位は低かったという。
                        以上 引用

日本でイ・ヨンエは、女性からも男性からも愛される数少ない韓国女優である。

やはり韓国での人気もトップクラスのイ・ヨンエ 日本でも女優としての人気は高いようである。放送は終了してしまったが、今回の「チャングムの誓い」は男性陣にも楽しめた番組だったので、この様な作品が今後も製作される事を願いたい。



チャングムのイメージ脱却を計った映画「親切なクムジャさん」というパク・チャンヌク監督作品があったが、その映画の試写会終了後の試写帰り、友人と連れ立って観に来た中年女性の会話・・「あんな映画だと思わなかったわよ~」と映画題名とまったくイメージとは違う内容に驚き・不満だったようである^^。



ロマンス物や純情マンガ風の  アクションスリラー風の
  日本版ポスター         フランス版ポスター

しかしあのポスターイメージで、観に来ているのだから仕方ない言葉である。
残酷であのような内容で、一般人で何も映画の知識がないまま観るとショックだったのだろうと、あの言葉が頭から離れない。
試写に誘った友人にも申し訳ない感じだった言葉が、印象に残っている^^。

どんな映画・ドラマ出演を選択しようが、今後の活躍を、大いに期待したい
{チャングムさん}ことイ・ヨンエなのである。