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06’釜山国際映画祭コンペ部門出品作「悪夢探偵」(塚本晋也監督)がハリウッドでリメークオファー。 

2006-12-07 01:26:34 | Weblog
釜山国際映画祭のコンペ出品作でもあった塚本晋也監督作品「悪夢探(Nightmare Detective)」(07’1月24日公開作品)が、米俳優ブラッド・ピットの製作会社プランBが同映画の製作・配給のムービーアイを通じて塚本監督にリメークのオフアーをしていることを6日付の日刊スポーツが報じている。
「悪夢探偵」は本年の釜山国際映画祭のコンペ作品として出品され、世界的に知られた塚本監督や出演俳優の舞台挨拶もある等の話題も集め同映画祭の前売りチケットが、即売する等の人気を得ていた作品であった。(松田龍平、安藤正信、hitomiなどの主演俳優も一緒に釜山を訪れた。)


本年、釜山国際映画祭で「悪夢探偵」は2つの国際映画祭で同日同時間にワールドプレミア上映された話題も新しい。ローマと釜山の映画祭コンペティション部門に出品され、ローマは14日正午、釜山は同日午後8時(いずれも現地時間)から上映。映画界で初の試みとなった。
国際映画祭のコンペ出品は通常、世界の各映画祭の中で初上映が条件。02年「六月の蛇」がベネチア映画祭審査員特別大賞を獲得するなど、国際的評価の高い塚本作品をコンペ部門の目玉に据えようと、両映画祭関係者が努力を重ねた結果、時差を考慮した同日同時間上映で決着しコンペに参加させ話題となった。


塚本晋也監督作品「悪夢探(Nightmare Detective)」
(07’1月24日公開作品)

本作「悪夢探偵」携帯電話を使って人の意識を操縦する殺人者を証明するために、女性刑事が夢の中に入りこんで繰りひろげる幻想的なミステリー映画。
監督:塚本晋也
キャスト:松田龍平、hitomi、安藤政信、大杉漣、原田芳雄、塚本晋也

「悪夢探偵」はすでにアメリカ映画関係者の高い評価を得ている。
11月上旬に米サンタモニカで開催されたA・F・M(アメリカ・フイルム・マーケットで上映したところ、続々と配給オファーが届いたという。その後、プランBをはじめ、中田秀夫監督「リング」や清水崇監督「呪怨」のリメークを手がけた製作会社や、ピット主演「Mr、&Mrs、スミス」を製作したリージェンシーなどメジャースタジオを含む16社から映画化権取得のオファーが殺到。

米映画関係者は「人の夢の中に入り込む能力を持つ探偵の活躍というアイデアが高く評価されている」という。

海外メディアからは

 Like David Lynch At His Most Perverse" Variety
最も不条理なディビッド・リンチのようだ

"2007's Most Anticipated Release" Screen Daily
2007年最も待ち望まれた公開作品

と高く評価されているという。

塚本晋也監督   松田龍平  hitomi  安藤政信
(2006釜山国際映画祭)

悪夢探偵は塚本監督が生み出したオリジナルキャラクター。
監督自身 愛着が深く、各社から届くオファーに対して自分でメガホンをとることを希望している。

塚本晋也監督は「リメークには積極的に関わりたい。小さかった企画が大きな映画ビジネスに広がった。うれしく思います。」と語った。

韓国でも2002年のTBSドラマ「愛なんていらねえよ、夏」のリメイクが話題になっている。11月9日からSHOWBOXが全国341スクリーンで上映し好評を得ている。
このようにアジア・ハリウッド等 近年は日本の原作物が、話題になっていることは喜ばしいことであり、お互いの文化交流として相手に影響を与える質の良いコンテンツを提供し合う事出来ることが出来れば、将来新たな感性の映画が出来上がることが期待される。

今年の映画祭に無理をしてまで本作品をコンペに参加させた釜山映画祭事務局も鼻が高いであろう^^。
塚本晋也監督には今回のチャンスを大いに活用して更なる飛躍を願うばかりである。

なお、日本以外の公開は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、イタリア、ドイツ、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、と
既に10カ国に売れており、これ以外に、ヨーロッパ中心とした各地で商談折衝中、最終的には30カ国以上での公開を予定。


塚本晋也監督作品「悪夢探(Nightmare Detective)」(07’1月24日公開作品)http://www.cinemabox.com/schedule/shibuya/