絶対的幸福と相対的幸福(あんしん&安全) 全ての人間は尊厳を持っており、敬意と尊敬に値いします。

安全とはリスクが受容できるレベルより低いこと。
安心とは、リスクの存在を忘れることができている心理状態。

もう一つの「一日一センチ」No.23

2008年07月29日 18時38分08秒 | Weblog
もう一つの「一日一センチ」No.23

ゴミゼロへの挑戦「一日一センチの改革」致知出版社¥1575
の著書である 鈴木 武さん。

鈴木 武さんの略歴
 1961年、高校を卒業後、松下電器産業に入社。
同年、松下通信工業に配属。同社のゴミ資源化に取り組み、
99%のゴミゼロを達成。

 現在は、環境省の3R(リデュース・リユース・リサイクル)
推進マイスター。
 横浜市廃棄物減量化・資源化等審議員。
 目黒区エコライフめぐろ推進委員。
 
 
 鈴木さんがゴミ問題に取りかかり始めたのは1990年代。
当時の社会の本音=「環境問題は、儲からないし、お金がかかる」

 鈴木さん曰く「トップダウンの社会にあって、私のような一社
員が始めた取り組みは、周囲から相手にされず、バカにされるこ
こともありました。

 しかし、ちっぽけな一個人であっても、強い思いをもって取り
組んだことで、99%のゴミを資源化することができ、年間1~
2億円ものコストダウンに成功したのです」

「現役のサラリーマン時代は、会社の内申書は『×』ばかり。
議事録もろくに書けない。まさに『ゴミ扱い』をされるような社
員でした。

 辞表を出そうと考えたこともありました。
しかし、知人のある一言で会社に踏みとどまることにしました。

 その時には意識はしていませんでしたが、いま考えると、
『自分は活かされた』という思いが、今も途切れることなく続い
ています。

 『私のような人間だって、きっと何かの役に立つはずだ』
これは、ゴミをゴミ扱いで殺してしまうのではなく、資源として
扱い、活かすという発送の転換に結びつきます。

 もともと自然界にゴミはない。
だからゴミという考え方はやめて、すべて資源であるというとらえ
方で、ものの命を活かすことを考えました」 

 鈴木 武さんも福永正三さんと同じで、まさに「一日一センチの
改革」者です。

 世の中はこのような方々のおかげで良くなっていっているのだ、と
痛感します。

 なにげなく手にしているもの、触れているもの全てに、このような
方々の「一日一センチの改革」があるものと感謝して生きたいと思い
ました。




歓乃喜 師弟 No.23(7/29 2008)

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