福島原発事故からの復興
福島大学 鈴木浩 名誉教授
2015年5月8日 福島県発表
避難者総数 11万5,542人
うち県外避難者数 4万6,170人
関連死 1,899人
「いかに人間らしい暮らしを再建できるかが極めて大きな課題」
国連大学の研究員による成果発表「人間の安全保障と日本の三重災害」(2014年)
第一章冒頭にローマ字で「Taigan no kaji」と記載されてしまっている。
日本政府はこれまで財政面などで積極的に貢献してきたが、東日本大震災を見ていると、国内の人間の安全保障に対しては無関心のようだと言っている。
原発事故の影響による避難は長期化し、避難生活が原因と考えられる震災関連死が増え続けています。生命の危うい人がいながら、手を差し伸べようとしないのはなぜだろうか--海外の研究者の目には、そのように映る現場がたくさん存在するのです。
しかし、それは私たち一人一人に投げかけられた問いでもあります。