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幻音再生

2011-10-11 03:35:55 | オーディオ

生音(現実の演奏会場の音)を再生するのが原音再生と定義するなら、これは諦めた方が良い。

仮にそれを目指すとしたら、楽器一つひとつの位置にパイプオルガンから秋の虫の音まで再生できる理想的なSPを配置しなければならない。そのSPを置くのも同じ大きさのスペースが必要。録音するにも、一つ一つの楽器の位置にこれも理想的なマイクが・・・、記録装置も勿論多重録音、再生装置も勿論同じ。

個人の住宅でフルオーケストラを再生出来る訳はない。まして、二台のSPで再生できるハズはない。

だから何なんだ。実際に聴いても、目を瞑って聴けば、目の前はミニチュアながらも、現実さながらの音の空間が広がる。

・・・・と思えるような体験をすることがある。家の装置、部屋ではとても無理。

マイクで音を拾って、それをミキサー(録音技術者)が加工して、ステレオなら2チャンネルに再編集したものを聴いている。どのような考えでミキシングしているのだろうか。

再生システムを考慮して、例えば、小型SPで再生することを想定して、低域を意図的にブーストしている可能性は排除しない。本来はフラットに録音し、必要に応じて、再生側でグラフィックイコライザーで調整するのが筋だろう。

少々強引とも思える技術者の録音は魅力的である。例えば、LP時代のヴァン・ゲルダー。菅野沖彦氏の新録音があれば聴いてみたい。

原音再生は幻音再生。

オーディオにおける原音再生とは、CDならそこに刻まれているであろう記号を余すことなく、過不足なく引き出すことだ。

原音再生は所詮幻に過ぎない。好きな音楽を自分が好きな音になるように、オーディオ装置を自由に弄った方が良いですよと言うことです。

たまには演奏会に出かけて、生音を聴くのは大切です。自分の装置をどう弄るかの良い参考になると思う。

 

また、偉そうに書いてしまった。少しは自覚もあるのです。

 

オーディオは弄る楽しみがある。踊る楽しみがある。高価な装置を買えば、それなりの対価を期待する。踊らされてはだめですよ。

部屋が4割、SPが3割。その他が3割。高価なアクセサリーの占める割合はたかがしれている。

倉が欲しい。オーディオルームの素材としては優れていると思う。

あーあ、支離滅裂・・・・・



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