大失敗 出力管３００Bを飛ばしてしまいました。

友人製作全段差動３００Bプッシュプルアンプ（パワーアンプ）を１５年来、愛用しています。
アンプ類は色々試したけれど、このアンプだけは交換しようとは思ったことは一度もありません。
他のアンプを全て手放すことになっても、これだけは残すでしょう。
思い入れの強いアンプです。

使用中に電源ケーブルに足を引っ掛けて、プラグがコンセントから抜けてしまいました。
当然、音は切れる。
慌てて差し込み直しました。これが大失敗でした。
右スピーカーからブツブツ音が出た。そのままシーーン。

一旦、電源を切り、十分冷ました後に繋ぎ直しました。やはり右チャンネルから音が出ない。
プリアンプとパワーアンプの左右の接続を変えたところ、今度は左チャンネルからの音が出ない。

アンプの右チャンネルの故障確定です。
問題は故障箇所、本体内部なら手も足も出ない。
ドライバー管・位相反転管に使っているWE４０７Aか,それとも出力管300Bか
同じアンプがもう一台あります。３００Bと交換したら、音は出ました。
但し、左右のバイアス電流は少し違うようです。バイアス調整摘みを回しても変わらない。
音は出ている。左右の音量差も気になりません。
当面はこのままにしておきます。

出力管３００Bの断線と思われます。
電源オンオフによるフイラメントの急激な膨張・収縮による断線ではないでしょうか。

全段差動３００Bプッシュプルアンプは故障知らずでした。
今回の故障は自分の不注意によるものです。

管球アンプは意外にタフですが、急激なオンオフは、アンプにとって相当なストレスとなり、故障の原因にもなります。
十分な注意が必要です。