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KRELL MD1 ✖️2台

2020-06-23 03:34:11 | オーディオ
時折、オーディオネタにアクセスがあります。

新しい装置を導入している訳ではありませんが、画像を一新し、忘備録にします。

第一弾にCDトランスポート KRELL MD1 を選びました。1990年頃の製品。

*CDトランスポート (豆知識)
CDプレイヤーからデジタルアナログ変換部分を除いた品。出力はデジタルのみ。別にDAコンバータが必要です。
DAコンバータは日進月歩。新しいDAコンバータと組み合わせることが出来るのです。

自分は2000年頃、中古品を入手し、縁があって2010年頃に二台目を購入しました。


KRELL MD1  ✖️ 2台


KRELL MD1

本体はアルミブロック、中央にPHILIPS スイングアームCDM3を搭載しています。
スイングアームは鋼鉄製のCDM0から始まり、アルミ製のCDM1、2、3、4と続いていいます。
外形寸法は次第に小さくなり、廉価品はプラスチック製のようです。

四隅の黒い丸は本体を支える脚です。これを回して調整することにより本体の水平が取れる仕組みです。
その脚がデザインとして溶け込んでいる。如何にもアナログチックです。


CD保護アクリルカバー

ぶ厚いアクリル板をCDとスタビライザーの部分を円く繰り抜いています。
蝶番には油圧ダンパーが組み込まれていて、アクリルカバーは羽が舞い降りるようにフワリと優雅に着地する。
もうそれだけで、良い音を奏でそうではないですか。

友人の持つ機種はアカリルカバーがスモークブラウンです。
外光がピックアップに入るのは不都合。保護カバーは不透明が望ましい。スモークブラウンにしたのはその対策と思われます。

日本製品は兎角、性能第一に合理性を追求する傾向が強い。遊びがなくてつまらない。
欧米製品は一味違うのが多い印象です。


PHILIPS スイングアームCDM3 

アルミダイキャスト製。表面はヘアーライン仕上げ。レーザー照射レンズは光学用ガラス。
形はハート型? スイングアームメカの中でもこれが一番美しいと思います。これをデザインの一部として取り入れている。

*フィリップス・スイングアーム (豆知識)
現在、一般に普及しているCD読み取りメカはCDの内周から外周に向けて一直線に移動する。
対して、スイングアームは内周から外周に向かって曲線上に動く。
アナログプレイヤーのアームの動きと同じです。
往年のアナログファンから見て、スイングアームは魅力的に見えるのではないでしょうか。

前者がソニー方式、後者がフィリップス方式。
CDプレイヤー製作会社も読み取りメカは自社開発するところは稀です。
CDメカ製作メーカーから購入、自社用にアセンブリしたものを使うのが一般的です。
パイオニア、ティアックの読み取りメカは海外の高級ブランドメーカーも好ん使われていました。
日本メーカーのラックスはスイングアームを使っていました。

CDプレイヤーの低価格化が進む中、フィリップスはスイングアームの開発を止めてしまいました。
悪貨は良貨を駆逐する。残念です。

◯一寸、脇道
古いCDプレイヤーのトラブル。CDの出し入れはスライド式が多い。モーター駆動をゴムベルトで伝える方式が多いようです。ピックアップの移動はよく分かりませんが、歯車機構を使っているのでしょうか。いずれにしても経年劣化が進むと故障の原因になります。
その点、CDの直置き式はシンプル。スイングアームメカはピックアップ機能が単純で劣化部分が少ない。
KRELL MD1 は不調(読み取り不調、高回転)になり、修理に出したことがあります。虎の子の新品CDM3メカに交換しました。
暫くして、同じ症状が出ました。再度、入院。
原因は回転部のオイル固着。長期保存の新品メカもオイル固着が進んでいたようです。
新品メカであっても同じなんですね。
つまり、CDM3のピックアップは未だ十分使えたらしいのです。CDM3の新品はあるのですが、取り外したものも予備の予備として保管しておきます。
CD音源はNASに一旦蓄えるのが普通になっています。CDプレイヤーの出番はほとんどありません。
たまには、構ってあげないといけないようです。

・脇道の脇道
LPプレイヤーは軸受部はオイル溜まりが密閉式で、オイルの注入が出来ないものが多い。10年、20年は大丈夫かもしれませんが、古い機種はオイルの固着が進んでいるでしょう。ゴロ音が出ているかもしれません。タマには動かす。ミシン湯でも染み込ませた方が良いのかも・・・


CD抑えスビライザー 真鍮製 


同 上

CDセッティング


CDの乗せて


スタビライザーで抑える

通常用と厚みのある重量級の2種類がありますが、重量級はオプション品のようです。
CDと接する部分はゴム製でしたが、経年劣化でボロボロになりましたので、代替品に変えました。

二台は全く同じように見えますが、背面端子を見ると異なります。




出力端子は同軸と光端子の2種類




出力端子は同軸と光端子、ST端子(光端子の一種)の3種類

◯外形寸法
幅:49cm 奥行き(端子を除く):30.5cm 高さ:9cm 蓋を開いた状態の高さ:36.5cm
重量:約11kg


リモコン

左の二台が純正リモコン。アルミを折り曲げ、それなりに手が混んでいます。無骨そのものです。
右の一台はKRELL KRC-2(プリアンプ)用。これで操作が出来ます。


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