時折、オーディオネタにアクセスがあります。
新しい装置を導入している訳ではありませんが、画像を一新し、忘備録にします。
第一弾にCDトランスポート KRELL MD1 を選びました。1990年頃の製品。
*CDトランスポート (豆知識)
CDプレイヤーからデジタルアナログ変換部分を除いた品。出力はデジタルのみ。別にDAコンバータが必要です。
DAコンバータは日進月歩。新しいDAコンバータと組み合わせることが出来るのです。
自分は2000年頃、中古品を入手し、縁があって2010年頃に二台目を購入しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/1e/9ac1e48f759f6a1403dc7ee6fcbaa112.jpg)
KRELL MD1 ✖️ 2台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/30/55a4074056dea53978cc7c6439ed0487.jpg)
KRELL MD1
本体はアルミブロック、中央にPHILIPS スイングアームCDM3を搭載しています。
スイングアームは鋼鉄製のCDM0から始まり、アルミ製のCDM1、2、3、4と続いていいます。
外形寸法は次第に小さくなり、廉価品はプラスチック製のようです。
四隅の黒い丸は本体を支える脚です。これを回して調整することにより本体の水平が取れる仕組みです。
その脚がデザインとして溶け込んでいる。如何にもアナログチックです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/8f/a64ae241362c9073494b3e3d8aa84a07.jpg)
CD保護アクリルカバー
ぶ厚いアクリル板をCDとスタビライザーの部分を円く繰り抜いています。
蝶番には油圧ダンパーが組み込まれていて、アクリルカバーは羽が舞い降りるようにフワリと優雅に着地する。
もうそれだけで、良い音を奏でそうではないですか。
友人の持つ機種はアカリルカバーがスモークブラウンです。
外光がピックアップに入るのは不都合。保護カバーは不透明が望ましい。スモークブラウンにしたのはその対策と思われます。
日本製品は兎角、性能第一に合理性を追求する傾向が強い。遊びがなくてつまらない。
欧米製品は一味違うのが多い印象です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/f3/e7ae45c881ca9cba53bd4a9628cb47e6.jpg)
PHILIPS スイングアームCDM3
アルミダイキャスト製。表面はヘアーライン仕上げ。レーザー照射レンズは光学用ガラス。
形はハート型? スイングアームメカの中でもこれが一番美しいと思います。これをデザインの一部として取り入れている。
*フィリップス・スイングアーム (豆知識)
現在、一般に普及しているCD読み取りメカはCDの内周から外周に向けて一直線に移動する。
対して、スイングアームは内周から外周に向かって曲線上に動く。
アナログプレイヤーのアームの動きと同じです。
往年のアナログファンから見て、スイングアームは魅力的に見えるのではないでしょうか。
前者がソニー方式、後者がフィリップス方式。
CDプレイヤー製作会社も読み取りメカは自社開発するところは稀です。
CDメカ製作メーカーから購入、自社用にアセンブリしたものを使うのが一般的です。
パイオニア、ティアックの読み取りメカは海外の高級ブランドメーカーも好ん使われていました。
日本メーカーのラックスはスイングアームを使っていました。
CDプレイヤーの低価格化が進む中、フィリップスはスイングアームの開発を止めてしまいました。
悪貨は良貨を駆逐する。残念です。
◯一寸、脇道
古いCDプレイヤーのトラブル。CDの出し入れはスライド式が多い。モーター駆動をゴムベルトで伝える方式が多いようです。ピックアップの移動はよく分かりませんが、歯車機構を使っているのでしょうか。いずれにしても経年劣化が進むと故障の原因になります。
その点、CDの直置き式はシンプル。スイングアームメカはピックアップ機能が単純で劣化部分が少ない。
KRELL MD1 は不調(読み取り不調、高回転)になり、修理に出したことがあります。虎の子の新品CDM3メカに交換しました。
暫くして、同じ症状が出ました。再度、入院。
原因は回転部のオイル固着。長期保存の新品メカもオイル固着が進んでいたようです。
新品メカであっても同じなんですね。
つまり、CDM3のピックアップは未だ十分使えたらしいのです。CDM3の新品はあるのですが、取り外したものも予備の予備として保管しておきます。
CD音源はNASに一旦蓄えるのが普通になっています。CDプレイヤーの出番はほとんどありません。
たまには、構ってあげないといけないようです。
・脇道の脇道
LPプレイヤーは軸受部はオイル溜まりが密閉式で、オイルの注入が出来ないものが多い。10年、20年は大丈夫かもしれませんが、古い機種はオイルの固着が進んでいるでしょう。ゴロ音が出ているかもしれません。タマには動かす。ミシン湯でも染み込ませた方が良いのかも・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/7e/a24488d2de46a890f923eaa37d788300.jpg)
CD抑えスビライザー 真鍮製
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/fe/425d3857759df969ef4530bc9e1c9b51.jpg)
同 上
CDセッティング
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/a9/026aa6dd6805cd7e844e58199c5e59d7.jpg)
CDの乗せて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/dd/859eb5e48f620d233ac81d56a801de3a.jpg)
スタビライザーで抑える
通常用と厚みのある重量級の2種類がありますが、重量級はオプション品のようです。
CDと接する部分はゴム製でしたが、経年劣化でボロボロになりましたので、代替品に変えました。
二台は全く同じように見えますが、背面端子を見ると異なります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/0b/f0ea0c78cf5fabf32532912ce68397e7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/1c/55148ac9610064f0411154c6e2c33b9f.jpg)
出力端子は同軸と光端子の2種類
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/0b/adecb64012a000b7fce16965018a6b17.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/2f/b470236febea4876ade315f24bfdcafb.jpg)
出力端子は同軸と光端子、ST端子(光端子の一種)の3種類
◯外形寸法
幅:49cm 奥行き(端子を除く):30.5cm 高さ:9cm 蓋を開いた状態の高さ:36.5cm
重量:約11kg
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/50/b184d7aa37300e1c452c2dc375c67561.jpg)
リモコン
左の二台が純正リモコン。アルミを折り曲げ、それなりに手が混んでいます。無骨そのものです。
右の一台はKRELL KRC-2(プリアンプ)用。これで操作が出来ます。
新しい装置を導入している訳ではありませんが、画像を一新し、忘備録にします。
第一弾にCDトランスポート KRELL MD1 を選びました。1990年頃の製品。
*CDトランスポート (豆知識)
CDプレイヤーからデジタルアナログ変換部分を除いた品。出力はデジタルのみ。別にDAコンバータが必要です。
DAコンバータは日進月歩。新しいDAコンバータと組み合わせることが出来るのです。
自分は2000年頃、中古品を入手し、縁があって2010年頃に二台目を購入しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/1e/9ac1e48f759f6a1403dc7ee6fcbaa112.jpg)
KRELL MD1 ✖️ 2台
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/30/55a4074056dea53978cc7c6439ed0487.jpg)
KRELL MD1
本体はアルミブロック、中央にPHILIPS スイングアームCDM3を搭載しています。
スイングアームは鋼鉄製のCDM0から始まり、アルミ製のCDM1、2、3、4と続いていいます。
外形寸法は次第に小さくなり、廉価品はプラスチック製のようです。
四隅の黒い丸は本体を支える脚です。これを回して調整することにより本体の水平が取れる仕組みです。
その脚がデザインとして溶け込んでいる。如何にもアナログチックです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/8f/a64ae241362c9073494b3e3d8aa84a07.jpg)
CD保護アクリルカバー
ぶ厚いアクリル板をCDとスタビライザーの部分を円く繰り抜いています。
蝶番には油圧ダンパーが組み込まれていて、アクリルカバーは羽が舞い降りるようにフワリと優雅に着地する。
もうそれだけで、良い音を奏でそうではないですか。
友人の持つ機種はアカリルカバーがスモークブラウンです。
外光がピックアップに入るのは不都合。保護カバーは不透明が望ましい。スモークブラウンにしたのはその対策と思われます。
日本製品は兎角、性能第一に合理性を追求する傾向が強い。遊びがなくてつまらない。
欧米製品は一味違うのが多い印象です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/f3/e7ae45c881ca9cba53bd4a9628cb47e6.jpg)
PHILIPS スイングアームCDM3
アルミダイキャスト製。表面はヘアーライン仕上げ。レーザー照射レンズは光学用ガラス。
形はハート型? スイングアームメカの中でもこれが一番美しいと思います。これをデザインの一部として取り入れている。
*フィリップス・スイングアーム (豆知識)
現在、一般に普及しているCD読み取りメカはCDの内周から外周に向けて一直線に移動する。
対して、スイングアームは内周から外周に向かって曲線上に動く。
アナログプレイヤーのアームの動きと同じです。
往年のアナログファンから見て、スイングアームは魅力的に見えるのではないでしょうか。
前者がソニー方式、後者がフィリップス方式。
CDプレイヤー製作会社も読み取りメカは自社開発するところは稀です。
CDメカ製作メーカーから購入、自社用にアセンブリしたものを使うのが一般的です。
パイオニア、ティアックの読み取りメカは海外の高級ブランドメーカーも好ん使われていました。
日本メーカーのラックスはスイングアームを使っていました。
CDプレイヤーの低価格化が進む中、フィリップスはスイングアームの開発を止めてしまいました。
悪貨は良貨を駆逐する。残念です。
◯一寸、脇道
古いCDプレイヤーのトラブル。CDの出し入れはスライド式が多い。モーター駆動をゴムベルトで伝える方式が多いようです。ピックアップの移動はよく分かりませんが、歯車機構を使っているのでしょうか。いずれにしても経年劣化が進むと故障の原因になります。
その点、CDの直置き式はシンプル。スイングアームメカはピックアップ機能が単純で劣化部分が少ない。
KRELL MD1 は不調(読み取り不調、高回転)になり、修理に出したことがあります。虎の子の新品CDM3メカに交換しました。
暫くして、同じ症状が出ました。再度、入院。
原因は回転部のオイル固着。長期保存の新品メカもオイル固着が進んでいたようです。
新品メカであっても同じなんですね。
つまり、CDM3のピックアップは未だ十分使えたらしいのです。CDM3の新品はあるのですが、取り外したものも予備の予備として保管しておきます。
CD音源はNASに一旦蓄えるのが普通になっています。CDプレイヤーの出番はほとんどありません。
たまには、構ってあげないといけないようです。
・脇道の脇道
LPプレイヤーは軸受部はオイル溜まりが密閉式で、オイルの注入が出来ないものが多い。10年、20年は大丈夫かもしれませんが、古い機種はオイルの固着が進んでいるでしょう。ゴロ音が出ているかもしれません。タマには動かす。ミシン湯でも染み込ませた方が良いのかも・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/7e/a24488d2de46a890f923eaa37d788300.jpg)
CD抑えスビライザー 真鍮製
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/fe/425d3857759df969ef4530bc9e1c9b51.jpg)
同 上
CDセッティング
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/a9/026aa6dd6805cd7e844e58199c5e59d7.jpg)
CDの乗せて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/dd/859eb5e48f620d233ac81d56a801de3a.jpg)
スタビライザーで抑える
通常用と厚みのある重量級の2種類がありますが、重量級はオプション品のようです。
CDと接する部分はゴム製でしたが、経年劣化でボロボロになりましたので、代替品に変えました。
二台は全く同じように見えますが、背面端子を見ると異なります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/0b/f0ea0c78cf5fabf32532912ce68397e7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/1c/55148ac9610064f0411154c6e2c33b9f.jpg)
出力端子は同軸と光端子の2種類
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/0b/adecb64012a000b7fce16965018a6b17.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/2f/b470236febea4876ade315f24bfdcafb.jpg)
出力端子は同軸と光端子、ST端子(光端子の一種)の3種類
◯外形寸法
幅:49cm 奥行き(端子を除く):30.5cm 高さ:9cm 蓋を開いた状態の高さ:36.5cm
重量:約11kg
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/50/b184d7aa37300e1c452c2dc375c67561.jpg)
リモコン
左の二台が純正リモコン。アルミを折り曲げ、それなりに手が混んでいます。無骨そのものです。
右の一台はKRELL KRC-2(プリアンプ)用。これで操作が出来ます。
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