年をとると…

今年は、仕事でお世話になった人たちの訃報が多い年です。

 

昨日は、元職員、Uさんのお通夜でした。

Uさんは退職後、犯罪被害者の支援に関わっておられました。

センターで行われたシンポジウムでは、息子がミニコンサートに出演させていただいたことがあります。

法学部の同窓会組織、政法会では長い間、役員をされていました。

…というわけで、家族全員、何らかの形でお世話になっていました。

 

Uさんに初めて出会ったのは、私が大学院に入学して間もないころです。

某財団の奨学金を受給する院生1人・学部生3人を、東京まで引率したのが奨学金係長だったUさんです。

ご本人にはもちろん「Uさん」と呼んでいましたが、学生間では「Uのおっちゃん」。

当時はまだ40歳ぐらいだったでしょうから、失礼な話です笑

 

政法会の会合などでお会いすると、決まって「先生のことは、学生時代から知ってるから」とおっしゃいました。

Uさんから自宅に電話がかかってきて、某自治体の仕事を引き受けたことも…Uさんに頼まれたら、断れない笑

そういえば、多少無理な話でも「任せてくれたら、話つけてきますわ」って感じの職員さん、最近は、あまり見かけないですね。

昭和は遠く…かな。

 

年をとると、自分の子どもの頃や若い頃を知る人が少なくなることだなぁと…

4年前の9月、おばが急逝したときに思ったことですが、近ごろ、それを痛感します。

帰り道、中華料理店に寄り、紹興酒で献杯しました。

Uのおっちゃん、ありがとうございました。