今日は複合原気呼吸法について記載したいと思います。この複合原気呼吸法は故山手さんが実習会で行っていた方法です。複合原気呼吸法については実は既にこのブログでもその方法を一部記載しています。12月7日の単純原気呼吸法で体の各部分を眺め、徐々にその場所を移動させ気(エネルギー)の放射、入射を行ないましたが、その放射、入射を呼吸と連動し行なうのです。放射時は息を吐き出し、入射時は息を吸います。このブログの中でも既に息を吐きながらスーと放射する位置を体の上部から下部に移動させるような誘導方法を記載していますが、それと同じ方法です。
複合原気呼吸法は単純原気呼吸法と始めの部分は同じです。全身から放射を行った後に、単純原気呼吸法はその場所を耳鼻の部分から放射を行い、徐々に下部に放射場所を移動させ、最後に手足の指の先からの放射を行います。複合原気呼吸法は息を吐きながら耳鼻の部分から放射を始め、手足の先までスーと放射する位置を移動させるのです。入射は逆に息を吸いながら、手足の先の部分から入射を行い、スーと入射する位置を耳鼻の部分まで移動させるのです。複合原気呼吸法は息を使いますので、エネルギーの放射、入射が強く行なえます。また、スーとその場所を移動するので、放射・入射サイクルの時間が短いです。
複合原気呼吸法の基本的な事項は次のようです。
①原気を信認することです。
②自分の体の外の空間に自分の分身がおり、それが自分の体を観照し、全てをその分身に託し、誘導することです。自分の自意識を使い気の誘導をするのではなく、自分の分身が誘導することにより無意識な気の誘導がし易くなります。この感じを掴むことです。
③体の中から空間への気の放射、また、反対に空間から体の中への気の入射は皮膚を通して行なわれます。その為には皮膚と空間との微細な密着感が重要になります。この感じを掴むことです。
④全身の皮膚表面から宇宙の遥か彼方に向けて気の放射の誘導を行います。
⑤息を吐きながら耳鼻の部分からスーと放射する場所を手足の先端まで移動させる誘導を行います。
⑥宇宙空間から全身の皮膚の表面に向けて気を入射させる誘導を行います。
⑦息を吸いながら手足の先端からスーと入射する場所を耳鼻の部分まで移動させる誘導を行います。
原気呼吸法を初めて行なう方は、簡単な原気呼吸法から始めて、単純原気呼吸法に進み、その後複合原気呼吸法に進むことをお勧めします。先ず、簡単な原気呼吸法で上記に記載しました原気呼吸法の基本的な事項の①、②、③、④、⑥を体験した方が感じが掴み易いと思います。11月23日に簡単な原気呼吸法(1)説明、11月24日に簡単な原気呼吸法(2)誘導方法について記載しました。簡単な原気呼吸法は全身から気の放射を行い、全身に気の入射を行います。これに対して複合原気呼吸法は気の放射時には息を吐きながら耳鼻の部分からスーと手足の先まで気の放射する場所を移動させる誘導です。入射時は息を吸いながら逆の誘導を行います。それにより、簡単な原気呼吸法では全身を只眺めたので、放射、入射が行われない部分が発生しますが、全身の各部分からの放射、入射を眺める事により、全身をくまなく眺める事が出来ます。この誘導する場所を移していく誘導が出来る様になりますと、体の中の気や老廃物を自由に移動させる誘導が出来るようになります。簡単な原気呼吸法に⑤、⑦を追加したのが複合原気呼吸法です。
今回は複合原気呼吸法について2回に別けて記載します。今日の一回目は説明を行います。2回目は実際に誘導を行う時に頭の中に思い浮かべるべき言葉を記載したいと思います。
原気呼吸法では、先ず、自意識層を使わずに無意識層を使った呼吸法をマスターする事、この感覚を掴む事が重要です。多分、この複合原気呼吸法を行った後にリラックスした感じが得られれば、自分では気がつきませんが、無意識で誘導できるようになっていると思います。時間がある時に、思い出した時に、実践していただければ、その内に掴めると思います。
①まず、目つぶって仰向けに寝ます。この時、足は少し開き、手は身体に付けて脇に手を置く時には手の平を下、身体から手を開けば手の平は上で寝ます。自分が一番リラックスする足、手の開きがよいです。呼吸は自然の呼吸をします。ヨガのサバーシャナ(死体のポーズ)と同じです。数分、仰向けに寝ていると、呼吸も自然と穏やかになりリラックスすると思います。
②幼い時に晴れた日に公園の芝生などに仰向けにねそっべって、自分の身体に太陽が燦燦と注いでいて、凄く気分が良くなった、そんな体験が有ると思います。体の表面の皮膚をリラックスさせるためにその体記憶を思い出させます。気の誘導は皮膚表面を使いますので、皮膚と空間との微細な密着感が重要になります。これは皮膚を励起状態(エネルギー活動を高める)にする為の、誘導手段ですが、非常に重要です。
③自分の分身がおり、その分身は自分の体とは離れた空間おり、自分の体を眺めていると思います。この分身が自分の体を眺めるようにし、誘導を行うと無意識な誘導がし易いです。また、その分身が自分の体に起こる変化を観察するようにしますと、自分を冷静に、客観的に眺められます。この感覚は徐々に微細になり、自然界の色々な現象も観察できるようになります。観照ですね。全てを自分の分身に託す、無意識での誘導です。
④全身の皮膚表面からの気の放射を行う誘導を行います。
”全身の自分の皮膚の表面から気(エネルギー)が出ているな~”
”その流れて行く先を追うと宇宙の遥か彼方まで延びているな~"
と空間に居る自分の分身が自分の体を眺めます。この”・・・な~”が自意識を使わずに無意識層に呼びかける重要なポイントになります。
⑤気の皮膚表面からの放射を継続したままで、一度息を吸い、息をゆっくりと吐き出します。そして耳鼻の部分に気(エネルギー)の輪があると思います。その輪から気(エネルギー)が放射していると思います。息を吐き続けながらその輪をスーと手足の指先まで移動させます。腰の下部に来ましたら、気(エネルギー)の輪が両腕の付け根、両足の付け根の4っ箇所に分かれます。そしてその輪を手足の先端に移動させます。息が苦しくなりましたら、息継ぎをして継続して下さい。
⑥気の流れを180度逆転し、宇宙空間から全身の皮膚の表面に向けて気を入射させる誘導を行います。
”宇宙空間から全身の皮膚の表面に向けて気(エネルギー)が入ってくるな~”
と云う感じですね。
⑦宇宙空間から全身の皮膚の表面に向けて気を入射させることを継続させたままで、息を一度吐き出し、ゆっくりと息を吸います。手足の先端の部分4箇所に気(エネルギー)の輪があるなと思って下さい。その4箇所の輪に向かって気(エネルギー)が入って来るなと思って下さい。息を吸う事を継続し、スーと気(エネルギー)の輪を耳・鼻の部分まで移動させます。手足の付け根の腰の部分で4箇所の輪は1個になります。途中で息が苦しくなりましたら息継ぎをし、息を吸い続け、誘導を行います。
⑧気の放射、入射、放射、入射、放射を繰り返します。普通はこの5サイクルですが、3サイクルでもよいです。止める時は放射で止めます。
⑨放射の後に、原気呼吸法を止める時には、静かに目を開けます。目が覚めましたら、静かに手足をゆすります。これにより、体内から発散されようとしていた老廃物でまだ、体内に残っているものが発散されます。原気呼吸法を止める時は、放射の後で止めて下さい。そうすれば、身体から気(エネルギー)を放射した状態が持続しますので、リラックスした気分でその後も過ごせます。入射で止めますと、気(エネルギー)を入れる状態が持続します。自分が耐えられる以上の気(エネルギー)が入ると、身体が耐えられず、副作用が発生します。その様な時には、放射を直ぐに行って下さい。初めの頃はこの様な反応は起こりませんが、会得した時には危険です。
何故頭の部分には気を入れないのかと云うと、頭には老廃物が多く蓄積されており、気を入れる事により、何かの原因でその老廃物が一度に溶け、身体に流れ出し、身体が耐えられなくなることを防ぐ為です。瞑想などの行法が恐ろしいのは、この現象が有る事です。
この原気呼吸法を行っている時に色々な事が思い浮かびますが、それらを振り払うのではなく、また、思い出したなと只遊ばしておく事が重要です。そうすれば自然にそれらは消えます。
複合原気呼吸法は単純原気呼吸法と始めの部分は同じです。全身から放射を行った後に、単純原気呼吸法はその場所を耳鼻の部分から放射を行い、徐々に下部に放射場所を移動させ、最後に手足の指の先からの放射を行います。複合原気呼吸法は息を吐きながら耳鼻の部分から放射を始め、手足の先までスーと放射する位置を移動させるのです。入射は逆に息を吸いながら、手足の先の部分から入射を行い、スーと入射する位置を耳鼻の部分まで移動させるのです。複合原気呼吸法は息を使いますので、エネルギーの放射、入射が強く行なえます。また、スーとその場所を移動するので、放射・入射サイクルの時間が短いです。
複合原気呼吸法の基本的な事項は次のようです。
①原気を信認することです。
②自分の体の外の空間に自分の分身がおり、それが自分の体を観照し、全てをその分身に託し、誘導することです。自分の自意識を使い気の誘導をするのではなく、自分の分身が誘導することにより無意識な気の誘導がし易くなります。この感じを掴むことです。
③体の中から空間への気の放射、また、反対に空間から体の中への気の入射は皮膚を通して行なわれます。その為には皮膚と空間との微細な密着感が重要になります。この感じを掴むことです。
④全身の皮膚表面から宇宙の遥か彼方に向けて気の放射の誘導を行います。
⑤息を吐きながら耳鼻の部分からスーと放射する場所を手足の先端まで移動させる誘導を行います。
⑥宇宙空間から全身の皮膚の表面に向けて気を入射させる誘導を行います。
⑦息を吸いながら手足の先端からスーと入射する場所を耳鼻の部分まで移動させる誘導を行います。
原気呼吸法を初めて行なう方は、簡単な原気呼吸法から始めて、単純原気呼吸法に進み、その後複合原気呼吸法に進むことをお勧めします。先ず、簡単な原気呼吸法で上記に記載しました原気呼吸法の基本的な事項の①、②、③、④、⑥を体験した方が感じが掴み易いと思います。11月23日に簡単な原気呼吸法(1)説明、11月24日に簡単な原気呼吸法(2)誘導方法について記載しました。簡単な原気呼吸法は全身から気の放射を行い、全身に気の入射を行います。これに対して複合原気呼吸法は気の放射時には息を吐きながら耳鼻の部分からスーと手足の先まで気の放射する場所を移動させる誘導です。入射時は息を吸いながら逆の誘導を行います。それにより、簡単な原気呼吸法では全身を只眺めたので、放射、入射が行われない部分が発生しますが、全身の各部分からの放射、入射を眺める事により、全身をくまなく眺める事が出来ます。この誘導する場所を移していく誘導が出来る様になりますと、体の中の気や老廃物を自由に移動させる誘導が出来るようになります。簡単な原気呼吸法に⑤、⑦を追加したのが複合原気呼吸法です。
今回は複合原気呼吸法について2回に別けて記載します。今日の一回目は説明を行います。2回目は実際に誘導を行う時に頭の中に思い浮かべるべき言葉を記載したいと思います。
原気呼吸法では、先ず、自意識層を使わずに無意識層を使った呼吸法をマスターする事、この感覚を掴む事が重要です。多分、この複合原気呼吸法を行った後にリラックスした感じが得られれば、自分では気がつきませんが、無意識で誘導できるようになっていると思います。時間がある時に、思い出した時に、実践していただければ、その内に掴めると思います。
①まず、目つぶって仰向けに寝ます。この時、足は少し開き、手は身体に付けて脇に手を置く時には手の平を下、身体から手を開けば手の平は上で寝ます。自分が一番リラックスする足、手の開きがよいです。呼吸は自然の呼吸をします。ヨガのサバーシャナ(死体のポーズ)と同じです。数分、仰向けに寝ていると、呼吸も自然と穏やかになりリラックスすると思います。
②幼い時に晴れた日に公園の芝生などに仰向けにねそっべって、自分の身体に太陽が燦燦と注いでいて、凄く気分が良くなった、そんな体験が有ると思います。体の表面の皮膚をリラックスさせるためにその体記憶を思い出させます。気の誘導は皮膚表面を使いますので、皮膚と空間との微細な密着感が重要になります。これは皮膚を励起状態(エネルギー活動を高める)にする為の、誘導手段ですが、非常に重要です。
③自分の分身がおり、その分身は自分の体とは離れた空間おり、自分の体を眺めていると思います。この分身が自分の体を眺めるようにし、誘導を行うと無意識な誘導がし易いです。また、その分身が自分の体に起こる変化を観察するようにしますと、自分を冷静に、客観的に眺められます。この感覚は徐々に微細になり、自然界の色々な現象も観察できるようになります。観照ですね。全てを自分の分身に託す、無意識での誘導です。
④全身の皮膚表面からの気の放射を行う誘導を行います。
”全身の自分の皮膚の表面から気(エネルギー)が出ているな~”
”その流れて行く先を追うと宇宙の遥か彼方まで延びているな~"
と空間に居る自分の分身が自分の体を眺めます。この”・・・な~”が自意識を使わずに無意識層に呼びかける重要なポイントになります。
⑤気の皮膚表面からの放射を継続したままで、一度息を吸い、息をゆっくりと吐き出します。そして耳鼻の部分に気(エネルギー)の輪があると思います。その輪から気(エネルギー)が放射していると思います。息を吐き続けながらその輪をスーと手足の指先まで移動させます。腰の下部に来ましたら、気(エネルギー)の輪が両腕の付け根、両足の付け根の4っ箇所に分かれます。そしてその輪を手足の先端に移動させます。息が苦しくなりましたら、息継ぎをして継続して下さい。
⑥気の流れを180度逆転し、宇宙空間から全身の皮膚の表面に向けて気を入射させる誘導を行います。
”宇宙空間から全身の皮膚の表面に向けて気(エネルギー)が入ってくるな~”
と云う感じですね。
⑦宇宙空間から全身の皮膚の表面に向けて気を入射させることを継続させたままで、息を一度吐き出し、ゆっくりと息を吸います。手足の先端の部分4箇所に気(エネルギー)の輪があるなと思って下さい。その4箇所の輪に向かって気(エネルギー)が入って来るなと思って下さい。息を吸う事を継続し、スーと気(エネルギー)の輪を耳・鼻の部分まで移動させます。手足の付け根の腰の部分で4箇所の輪は1個になります。途中で息が苦しくなりましたら息継ぎをし、息を吸い続け、誘導を行います。
⑧気の放射、入射、放射、入射、放射を繰り返します。普通はこの5サイクルですが、3サイクルでもよいです。止める時は放射で止めます。
⑨放射の後に、原気呼吸法を止める時には、静かに目を開けます。目が覚めましたら、静かに手足をゆすります。これにより、体内から発散されようとしていた老廃物でまだ、体内に残っているものが発散されます。原気呼吸法を止める時は、放射の後で止めて下さい。そうすれば、身体から気(エネルギー)を放射した状態が持続しますので、リラックスした気分でその後も過ごせます。入射で止めますと、気(エネルギー)を入れる状態が持続します。自分が耐えられる以上の気(エネルギー)が入ると、身体が耐えられず、副作用が発生します。その様な時には、放射を直ぐに行って下さい。初めの頃はこの様な反応は起こりませんが、会得した時には危険です。
何故頭の部分には気を入れないのかと云うと、頭には老廃物が多く蓄積されており、気を入れる事により、何かの原因でその老廃物が一度に溶け、身体に流れ出し、身体が耐えられなくなることを防ぐ為です。瞑想などの行法が恐ろしいのは、この現象が有る事です。
この原気呼吸法を行っている時に色々な事が思い浮かびますが、それらを振り払うのではなく、また、思い出したなと只遊ばしておく事が重要です。そうすれば自然にそれらは消えます。