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街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

朽ち果ててゆく

2006-05-19 00:12:02 | 街道関連
また、豊後森を訪ねた。日之影からの帰り道である。国鉄の時代はここから肥後小国まで、宮原線が山間を蛇のように這うように走っていた。また、九州最高地点の駅、阿蘇釣駅があった。そして北里柴三郎をご存知であろう。北里駅もあった。温泉好きの方ならばご存知の宝泉寺温泉の入り口に当然のように宝泉寺駅もあった。ここが廃線になって四半世紀になるであろう。起点である豊後森駅構内には機関庫とターンテーブルがある。文化財として残そうとする声が上がっているようだが、その話は聞こえてきそうに無いほど無残な姿を晒している。昔日の繁栄を物悲しく語っているように朽ち果てるままに佇んでいる。その横を、「湯布院の森号」が上りと下りがすれ違っていくのである。ホームの向こうには西日を浴びた鯉幟が大きく口を開けて垂れ下がっている。過去と現代と未来とが豊後森駅構内にあった。(写真:機関庫)
コメント (1)
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