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「股関節重心」と「お灸セルフケア」でコリ・痛みの無い身体に

コリと痛みの無い身体へと自身の身体を変えていくプロセスの記録とお灸セルフケアについて

スローモーション的動きでの施術で培われるもの〜『空手學概論』に学ぶ(3)〜

2016-11-10 10:29:35 | 覚え書
「5 スローモーション的動きでの修錬で培われるものとは」では、武技の修錬をスローモーション的動きで行うことの意義、過程的構造が説かれ(解かれ)る。ここにしっかりと学べるか否かが、技による施術となるか技らしき形の単なる人間技、力まかせでの施術となるか、を決めて来てしまうのではと思う。

スローモーション的動きでの施術。これまで数年に亘って行って来た、が、その意義初めて分かった。と思う。

手技療法、手技療術の施術も武道、武術の闘いと同じくに、人間技では無く技によるものでなければならない。との思いがあったので、人間力、人間技になるべく頼らないで、とイメージして修業して来た。

その一つが、スローモーション的動きによる施術であるが、これは武道、武術の達人の闘い、技がスローモーション的動きによって為されることがある。ということや高野佐三郎が道場の床に豆を撒いてスピード、勢いに頼らないでの闘いの修錬を行った。また日常的な例でいえば、包丁で切るときにスピード力まかせでは無く包丁の切れ味で切る、本当に切れる包丁はそういう切り方が可能である、ということをイメージしてのものであった。

そしてそのスローモーション的動きでの施術は、自身にとってそれなりの成果があった=体力に頼らないでの手技の施術が可能となりつつある。と思っていたのだが、「5 スローモーション的動きでの修錬で培われるものとは」で説いていただいていることに学ぶと、自身の実践は、スローモーション的動きの修錬本来の意義をしっかりと踏まえられていない。自身の実践には随分と不足したものがある、と思えた。

『武道空手學 概論』に学ぶことで、武道、武術文化の高みを目指しての、そこに僅かでも近づいて行ける様な、手技の修業、実践を行っていきたい、と思う。

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