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東洋医学臨床論の学び〜教科書の持つ意義〜

2017-02-14 20:36:45 | 鍼灸理論・東洋医学
東洋医学臨床論の学びについて。教科書に学ぶことの大事性痛感する。

東洋医学臨床論の後期末試験のために、教科書『東洋医学臨床論』を改めて通読した。学校の授業では、担当教員の配布するプリント中心の授業で、『東洋医学臨床論』の教科書は参考程度に使うだけであったので……。

しかしながら、改めて読み返して見ると、教科書は全て入学時にざっとは目を通してはいるのだが、新たな発見、というか『東洋医学臨床論』の教科書の素晴らしさが痛感された。

何が素晴らしいかといえば、鍼灸師として開業した時に、出会うであろうほとんどの病氣について、西洋医学的な視点、そして東洋医学的な視点として、両方の立場からの鍼灸の診断と治療ということが説かれている。

確かに、鍼灸の臨床経験を何十年も持っての「東洋医学臨床論」の講義をする担当教員にしてみれば、ここは不足だとか、ここは古いだとか、場合によっては、ここは間違っている、ということもあるかもしれない。

しかし、である。臨床の場に立つ時にまず必要とされるのは、日々出会うであろう病氣のほとんどを完全に治せないまでも、それなりに患者が満足する形で治療出来ることであり、それ以上に、自分の手に負えない病氣、手を出してはいけない病氣を、自分が対処出来る病氣と区別して行くことである。と思う。

そのためには、まずは日々出会うであろうほとんどの病氣について網羅的に、簡単にでも、西洋医学的と東洋医学的な視点から知る必要がある。と思うが、教科書『東洋医学臨床論』は、そのための絶好の書である。と思う。

あえていえば、足りない部分は、全体を学んだ後に補えばいいのであって、最初から部分に突入していってしまっては……遅まきながら、『東洋医学臨床論』にしっかりと学んでいきたい。

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