東洋医学の理論~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

認知症に対しての施術〜全身の歪に着目して〜

2018-04-25 07:49:16 | 認知症
認知症に対しての施術おこなった。東洋医学の効用を実感する。

認知症に対しての施術、これまでは脳神経の衰えの問題として、その回復、(回復は無理としてもこれ以上)衰えさせないように、という方針でおこなって来ていた。

そのことに一定の効果を感じているものの、劇的にとはいかず、少しずつ衰えていくのは仕方ないこと、との思いへとなっていっていた。

しかしながら、施術治療の行き詰まり(?)を感じて、改めて患者を全体として視ると、姿勢の歪と足腰の衰え、が目についた。

そこで、背部(特に上背部)と腰臀部(から下肢全体)に対しての指圧をおこなった。(一定の効果があると思えるので、継続していってと思う)

これは、自身のアタマでいえば、患者の部分である脳神経に着目するあまりに、全体としての歪を軽視(無視?)してしまっていた、ということになるが、東洋医学的には、認知症は腎だから腎経と表裏である膀胱経をとなったり、精神活動は心を主とする五臓にあるから......となったり、であると思えるから、結果としては同じこと?になっていくのだ、と思える。

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