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「股関節重心」と「お灸セルフケア」でコリ・痛みの無い身体に

コリと痛みの無い身体へと自身の身体を変えていくプロセスの記録とお灸セルフケアについて

プリニウス~本読み奴隷のイメージに学ぶ~

2015-09-07 23:08:40 | 日記
「プリニウス」(ヤマザキマリ とり・みき 新潮社)読んだ。今後の学びのイメージ得られたとの思いした。

アロマの歴史を概観していく中で、世界のあらゆるものを論じた?プリニウスに興味を持った。しかしながら、「博物誌」はあまりに大冊なので手頃な一冊をと探して、漫画「プリニウス」を見つけて、取り敢えずプリニウスの伝記を読むつもりで読んだ。

その中で、口述筆記をするプリニウスの弟子?が描かれている。彼は、プリニウスの命じるのに応じて、漫画の中では時に自身からプリニウスの許しを乞うて、プリニウスの語ることをひたすらデルトイ(蝋板)に書きとめて、それを後で羊皮紙に書き写して記録する。

この弟子?の姿を漫画で見て、アリストテレスの「本読み奴隷」と呼ばれた長い長い学的土台を築いた期間のイメージが大きく膨らんだ。

おそらくアリストテレスは、若き十代の頃より何十年もアカデメイアで、先輩のやがては師プラトンの、語ることを「プリニウス」に登場する弟子?の如くに書きとめ記録として書き写し、かつそれを記憶するということを。また、命じられるまま、本を暗唱して読み聞かせ、その要旨を述べ、具体的な部分を読み聞かせ、あの説とこの説の違いを述べ等々。それに対して、またそのことに関わっての先輩や師プラトンの語ること、また先輩と師プラトンとの討論を書きとめ、羊皮紙に書き写したり、暗唱したりして、後々に先輩や師プラトンに問われた時に、即座に答えることの出来るようにとの日々であったのでは。と想像された。

そうする中で、アリストテレスの哲学力は形成されていったのではと思える。ここは南郷先生や悠季先生がしっかりと説いてくださっているが、自身の実力からはそこを生き生きとイメージすること出来ず、漫画「プリニウス」の助けで漸くに少しはである。

そうして、少しばかりアリストテレスの学びのイメージが描けて見ると、自身のあるべき学びのイメージとして、アリストテレスの学びのイメージを視ることができる様に思える。

例えば、東洋医学の学びとしては先ずは、何時でも師プラトンの命に応じて答えるられる様に、東洋医学の全体像を。かつその部分部分の具体的なあり方を整理しておくこと。

より具体的には、「東洋医学概論」の教科書を読んで、各章ごと各項ごとに簡単にまとめておくこと。そして出来ることならば、東洋医学の簡単な全体像くらいは、ギリシャ医学、西洋医学との対比で述べられ様にすることではないかと思えた。

まだ自身のアタマの中で整理し切れていないのだが、先ずは9月中に「東洋医学概論」の教科書を各項、各章ごとにまとめる作業を行い、後期の東洋医学概論の学びに入っていこうと思う。

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