角口酒造店 酒の履歴書

長野県飯山市の酒蔵の酒造りブログ

森の家の純米大吟醸(仮名) 製造開始

2009-11-16 | 企画のお酒
本日、"体験型宿泊施設"なべくら高原・森の家のスタッフの方が蔵にいらっしゃいました。
実は昨年から、とある企画を一緒にやらせていただくことでお話を進めておりまして。。。



豪雪地帯である飯山市の中でも、特に雪の多いなべくら高原でウチの酒を使って"雪中貯蔵酒のイベント"をやっていただけないか?
と、図々しいお願いをしたところ快く了解をいただきました。
それが昨年のお話。



急なお願いであったため昨年はお互いに準備不足の部分があり、今年度へ持ち越しとなりました。
去年の段階では、
「出来上がった酒の中からイベント用に分けて雪中貯蔵させましょう」
ということでお話を進めていました。



ところが昨年の冬に1本だけ行った小さな仕込で立派に酒が完成したこと、そして今年の夏にこれまた小さな仕込の"秋しぼり 純米吟醸"がキチンと売り物になる酒に仕上がったことなどがありまして。
「仕込みを小さくすれば、森の家さんのために特別に丸々1本酒を仕込むことができる!」
と申し出たところ、これまた快く了解していただけました。





・・・というワケで今回森の家さんのため"だけ"にタンク1本、純米大吟醸を仕込ませていただくことになりました。
担当の方は去年の段階の企画とは違い、売らなくてはならない本数が増えていまいましたが、頑張って売ってくれるハズです!



その"タンク1本分を売ってしまう(予定)ほど優秀な"森の家のスタッフ、この企画の担当者であるオチャメなSさんとしっかりモノのHさんの2人がいらっしゃいました。
今日は森の家の純米大吟醸(仮名)用の麹米を洗いましたので、その様子の見学と今後の日程についての打ち合わせ等を行いました。






今回は精米歩合49%の美山錦を使って仕込みます。






洗米風景。
今回は小さな仕込なので、麹も非常に量が少ないです。
そのため仕込で使うすべての麹を1回で作り、冷凍保存しておこうという作戦です。



スタッフのお2人で製造工程のすべてを見学される予定です。
かなり気合を入れてやっていただいているので、コチラも負けないように何とかイイ酒に仕上げたいと思います。

イベントの詳細については後日、森の家さんのホームページから正式なアナウンスがあると思いますのでそちらをチェックしてください。

明日は今日洗った米を蒸かし、麹を作っていきます。