茨城・高萩市 配布ランドセル紺統一 平等の観点、23年度から
茨城新聞社 2022年6月13日(月)
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16546851989826
茨城県高萩市は、新小学1年生に配布するランドセルについて、2023年度以降は紺色に統一する。これまで男子は黒色、女子は赤色としてきたが、持続可能な開発目標(SDGs)が掲げるジェンダー平等の観点から変更を決めた。
色の統一は、男女共同参画を推進する市民団体「ハーモニーたかはぎ」と市の担当課による意見交換で、性別でランドセルの色を分けることを疑問視する声が上がったのがきっかけ。
同団体は20年11月、市内の当時小学6年生の児童217人を対象に「ランドセルの色を選べるとしたら何色がいいか」と聞いたアンケートを実施し、黒や紺を希望する声が多かった。これを受け市は、市章など市のイメージカラーが紺のため、紺に統一すると決めた。
アンケートでは「男は黒、女は赤と決めないで好きな色に」「男の子と女の子を区別されて精神的につらい人もいると思う」などの記述もあった。
市は1994年から、新小学1年生の入学祝い、保護者の負担軽減としてランドセルを無償配布してきた。新ランドセルは従来より一回り大きくし、学校で使っているタブレット端末の持ち帰りもしやすくなるという。来年度の新1年生は約180人の見込み。
市教育委員会教育総務課の担当者は「男子、女子(という区別)ではなく個人を尊重していってもらいたい」としている。
決めつけるなと言いいながら紺色に決めつけているのですか。
分けるなというのならその逆の統一になりますが、
個人を尊重といって統一とは、これはまた、矛盾を孕んだ話ですね。
アンケートで「男は黒、女は赤と決めないで好きな色に」というのがあったから
それを無視して「好きな色」にはさせず、イメージカラーの紺色に統一ですか。
黒や紺が多かったからという理由なら、ここでも少数派は無視されてます。
ジェンダー平等とは多様性を認めろということではなかったのでしょうか。
高萩市では多様性、個人の尊重より市のイメージカラーが優先されるべきということでしょうか。
ランドセルをタダで配ってるのだから文句言うなってことでしょうか。
それなら現金支給して好きなの買わせたほうがいいのではないでしょうか。
市のイメージカラーが第一ということですね。
ファシズムですね、高萩市は。
ところでもし、高萩市のイメージカラーが赤やピンクならどうなっていたのでしょうか。
一方こちらは紺色でなくオレンジ。
鳥取県米子市 スクール水着は「紺色」…ではなく「蛍光オレンジ」 理由は?
山陰放送 日付不明
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bss/69426?display=1
こちらはプールの水色の補色で目立つ色だからということで安全性を考慮してのことでした。
機能性を重視した意味のある話でした。
個人の尊重と言いながら、個を無視して市のイメージカラーを押し付ける高萩市とは天と地の差です。
ビジネスの基本的考え方をはじめロクなもんではなかったです。
その時の経験もあります。
親の介入があっても現金にしたほうが余計な問題や
高萩市の馬鹿さ加減をさらけ出すこともなかったのでしょうけど。
もっともこれの問題点に気づく人も地方には少ないかもしれません。
現物支給という事は、役所と業者との癒着も疑われる危険性もあるでしょう。
ジェンダーの平等と個人の尊重は相まみえる概念であると解釈する私としましては、やはり個々人の選択に任せるべきだったと思います。
ただし小学校入学生の場合、まだまだ幼くて、どうしても親が介入してしまうことでしょう。
コンセプトが滅茶苦茶です。
コンセプトというものの存在さえ知らないのではないかというレベルです。
色を統一した理由はジェンダーの区別をなくすということで
もちろんそれには個の尊重というものがあるのですが
それを結びつける説明がないため論理の飛躍が大きすぎ
全く真逆のすなわち矛盾した話になっています。
ライターにも問題があると思いますが
こういうのを見てると差別と思われるかもしれませんが
高萩市のような田舎にはロクな人材がいない
あるいは茨城新聞社のような地方紙にはロクな人材がいないと思えてしまいます。
個人の尊重と、あらゆるジェンダーの平等では
どちらが上位概念なのか議論の余地はあるでしょうけれど
現物支給しているということで個人の尊重すなわち
「好きな色」を選ばせるところまでは手が回らなくなっています。
個人に合わせてバラエティーに富んだ色にすることは
公務員の仕事としては難易度が高すぎるのでしょうけど
出来ないことは言うべきではないですね。
ちなみに、私のランドセルの色は「黄色」でした。
親が勝手に買ってきたのですが、私自身意表を突かれました。
その理由を親が言わないので未だ不明ですが、おそらくそれだけが売れ残っていて一番安かったからだと思います。(何分、我が親どもはドケチでして、教育にはカネをかけない奴らでしたので。)
それでも、私本人がどうでもよかったと言うのが我が感想でもありました。 本人が気にしていないと意外といじめの対象とはならないようで、6年間無事黄色のランドセルで過ごして卒業しました。