菅改造内閣発足。国民的な「敵役=小沢氏」を代表選挙で下しての改造内閣発足ともなれば、支持率的にはその前途は、少なくとも向う100日は洋々たるものでしょう。しかし、政界は一寸先は闇。まして、民主党の統治能力の乏しさが支持率で解消するはずもなく、101日後の菅政権はもう<北斗の拳>状態に陥っているの、鴨。 鳩山政権末期、社民党の連立離脱によってはっきりしたことは、国の安全保障・外交政策という基本 . . . 本文を読む
■反教条主義としての保守主義
資本主義が一層その勢力を拡大深化させている21世紀の現在、保守主義の死活的に重要な意味内容として私はその「反教条主義」に注目しています。詳細は旧稿に譲るとして、「保守主義と反教条主義の論理的関連」は次のように整理できると思います。
◎伝統に価値を置く心性
・伝統の苗床としての家族とコミュニティーと民族に価値を置く心性
・伝統以外の新規な理論や教説にいかがわしさを感 . . . 本文を読む
保守主義とは何か? このテーマが日本でも世界でもいよいよ実践的な重要性を帯びてきていると思います。グローバル化、すなわち、資本主義の一層の昂進に対して人類はいかにしてその生活と生存を守ることができるのか。あるいは、資本主義と鋭く対立する側面も持ちながらも、ある意味、グローバル化の裏面でもあるリベラリズムの浸透、「地球市民」なるものを標榜する伝統破壊のこの思想潮流に保守主義はいかにして拮抗し得るの . . . 本文を読む