北朝鮮による韓国攻撃が行なわれる現状の中。我が国では、例えば、尖閣諸島問題を巡って、菅直人首相が「日中の双方が冷静に行動することが必要」(2010年9月26日)と述べた由。また、日本のマスメディアには「偏狭なるナショナリズム」を排して「冷静な対応」を南北朝鮮、そして、日本と支那の両国政府に求める論調が散見されるようです。しかし、生身の人間ではない、自然人ではない国家や政府が採用する外交施策が「冷 . . . 本文を読む
ネットで拾った投稿記事。 ブログ同志のおばりんさんの記事転載です。現在、一番親しい友人にも義理を欠いています。もうすぐ、復帰の予定ですが、それまではTOPに置かせていただきます。而して、転載。 傑作! とは言わないが、アイデア賞&努力賞、鴨。 ただ、最近の保守派からの「左翼」批判の中には、現在の「左翼=リベラル」に対する批判としては成立しないものが少なくないとも感じています。詳細は下記拙 . . . 本文を読む
今回の行動、正しいと信じる…航海士コメント
б(≧◇≦)ノ ・・・そうだ!
◆今回の行動、正しいと信じる…航海士コメント
尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る映像流出事件で、弁護人は16日未明、「実名を出さないで、写真も配慮してほしい」とした上で主任航海士のコメントを公表した。
◆コメント全文◆
私が今回起こした事件により、国民の皆様、関係各位には、多大なるご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上 . . . 本文を読む
シェイエスを俎上に載せつつ中川さんの論は更に進みます。
「国民がたとえどんな意志をもっても、・・・その意志は常に至上至高の法である」(岩波文庫, p.88)・・・
これでは、「国民の意志」というものが憲法の上位にあり、恣意的に憲法を改廃する権力をもつことになる。また、国民は憲法を遵守する義務を負わないことになる。つまり、憲法は単なるある瞬間瞬間の「国民の意志」と名付けられた、祈りでも呪いで . . . 本文を読む
保守派の中には、中川八洋氏の議論に影響を受けてなのか、「国民主権」、否、「主権」概念を批判・否定する向きがあるようです。蓋し、白黒はっきり言えば、「国民がそれを希望するなら、それがどんな内容であれ、ある一時期の国民の感情や気分が国家の意志とされかねない」国民主権論、そして、その前提としての「国家の政治的な意志を最終的に決めることができる権威や実力」としての主権概念に抗して、例えば、天皇制・家族制 . . . 本文を読む
◎哲学の認識論と存在論、存在論と価値論の混同
本書では喝采でもってその事績が彩られている感を覚える、戦後の保守主義のプロミネントフィギュアー、レーガン元アメリカ大統領、チャーチルとサッチャーの両元英国首相は(1章3節, 6章1節)は、しかし、18世紀のバークの夜警国家の時代とは異なる時代の指導者です。すなわち、現下の米英両国とも、常備軍も拡充して、かつ、社会福祉予算の肥大の傾向は止まらず、そし . . . 本文を読む
本書、中川八洋『正統の憲法 バークの哲学』(中央叢書・2001年12月)は、社会思想史上の保守主義の源流を主に英米の憲法思想に焦点を当てて紹介するものです。而して、本書は著者の理解する保守主義の憲法思想とフランス流の憲法思想の対比を通奏低音にして、米英の憲法、フランス憲法、日本の新旧の憲法を俎上に載せていきます。
本書のボリュームは序とあとがきを含めて290頁。また、一般向けということもあり、 . . . 本文を読む